Harigale

備忘的に思ったことを書くのと、アウトプットの練習として書いています。 公開する以上表現…

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備忘的に思ったことを書くのと、アウトプットの練習として書いています。 公開する以上表現には気をつけますし、読みやすい文章を書くことは意識します。 読んでくれたり感想くれたりするのは嬉しいです。

最近の記事

ランダムマッチとスイスドローでの対戦結果の違いの検証、など

はじめに前回、ポケカデータバンクさんのデータを使わせていただき、JCSの結果データを元に9万件のデータをRで作りシミュレーションする、ということを行ってみました。 その際に行ったシミュレーションは完全ランダムなマッチングでのシミュレーションでした。 しかし、実際の大会はスイスドロー形式で行われるため、それによる差異があるのではないか、という仮説が残りました。 それを検証したかったのですが、スイスドロー形式のマッチングのプログラムをどうやったらいいか全然思いつかなかったの

    • ポケカを本気で統計してみる(分析編)

      検証前回作った9万件の対戦データを使っていろいろ集計してみました。 ここまでやったらなら分析もRでやれよ、と思いましたがスプレッドシートの方が慣れているし早そうなのでこっちでやりました。 まずは基本情報です。 カビゴンの勝率がすごいですね、おすぎさんのデータ集計結果でも68%ぐらい勝っていたので、実際にJCSでもこれくらい猛威を振るっていたのかもしれません。 JCSのルール正確に把握していないのですが、CLでDay2いける基準の7勝以上しているデッキの10%以上がカビゴ

      • ポケカを本気で統計してみる(準備編、完)

        今日は在宅勤務です。在宅勤務だと普段通勤に使っている時間をこういうこと考える時間に充てられるのがいいですね。 ということで今日で準備編は最後です。 マッチングに対して勝敗データをつける前回は作成したマッチングに対して勝率を結合するところまで行いました。 今回はそれに対して勝ち負けをシミュレーションし、最終的な結果のデータを作るところまで行います。 対戦結果をシミュレーションする方法としては、まず、0~1の間で一様な乱数を生成します。それとそれぞれの対戦パターンに応じた

        • ポケカを本気で統計してみる(準備編②)

          勝率のデータの結合前回はランダムで大量のマッチングデータを作るところまで行いました。 次はそれに対して勝率のデータをつける作業を行なっていきます。 勝率のデータとはこんな感じのマトリックスになった表ですね。 厄介なのがAさんの勝率は55%、Bさんの勝率は40%などと一律で勝率が決まってればいいのですが、この場合は相手が誰かによって勝率が変わってきます。 AはBと対戦した時は勝率46%だが、Cと対戦したときは66%、というように。 どうやって紐付けようか悩んだのですが

        ランダムマッチとスイスドローでの対戦結果の違いの検証、など

          ポケカを本気で統計してみる(準備編①)

          前回の記事が自分的には内容が今一つだったのに思わぬ高評価いただいてスイッチが入ってしまいました。 (褒められて伸びるおっさんなのです) そこでちょっと本気でポケカを統計してみようと思いました。 今回はその下準備なので、結果と考察に興味があり、過程には興味はない方はスルーしてください。 やろうとしていることやろうとしていることは、前回の記事で仮説として挙げた、 デッキ相性が平均的なデッキと極端なデッキで結果にどのようなばらつきが出るか、ということを検証しようと思っていま

          ポケカを本気で統計してみる(準備編①)

          ポケカに見る、平均とばらつきについて

          きっかけはこちらの投稿です。 (いつも参考にさせてもらってます) 多くの方が、Day2に残ったり決勝トーナメントに進んだのはルギアやライコポンが多いのに全体の勝率で見ると低いことに疑問を持ったのではないでしょうか。 それに対して、私はこんな仮説を立てました。 仮説を立てただけでは無責任だと思ったので、できる範囲で検証してみました。 方法やり方としてはこんな感じです。 まず、128人参加の大会で、スイスドローで7回戦(全勝者が1人になるまで)を想定します。 この12

          ポケカに見る、平均とばらつきについて

          ポケカのSNSにおける誹謗中傷とその対応について

          もう削除してしまいましたが、先日の記事ではお騒がせしました。 その件については、詳しくは書きませんが無事解決しています。 今回テーマにしたいのはその事件に付随して起きたことについてです。 具体的にはこの騒動が起こった直後にこのような投稿がなされました。 私の息子がイカサマの常習犯で、地元では有名という書き込みです。 現在は削除されているしそんな事実どこにもないので別にいいのですが、これはこういったことに悩まされる人たちへのいいケーススタディになるのではないかと思って調

          ポケカのSNSにおける誹謗中傷とその対応について

          ポケカ=部活?

          はじめに息子がチームで活動するようになって、 「ポケカってもはや部活やん」 と思うようになりました。 普段は仲間と練習する 休日は練習試合(ジムバ、自主大会等)に出場する 年何回か公式の地方大会(シティリーグ)があるのでそこに向けて練習する その上に全国大会(CL、JSE)があり多くの人の目標になる さらにその上に世界大会(WCS)がある カッコ書き除けば完全に部活ですよね。 さらにもちろん個人でやっているジュニア、シニアもいますが、うちの息子含め多くの子供

          ポケカ=部活?

          ロストバレットの統計学

          はじめに先日、息子の愛知CL優勝に合わせて下記記事を投稿したのですが、 https://note.com/harigane_ippei/n/n8d4e97e8304a それに対するよく藤沢で一緒にプレイしてもらっているたまもんじさんのこのリプライにスイッチが入ってしまい、 以前からやろうかと考えていたことを実行してみました。 これまでポケカを題材に確率計算する、ということを何度かトライして記事にしています。それをやっていて最近はほぼ毎回 ということを書いているのです

          ロストバレットの統計学

          【愛知CLシニア優勝】トドロクツキ抜きロストバレット解説

          はじめにこんにちは、愛知CLシニアの部で優勝したHIROの父親です。 息子に「優勝したのでnote書いてみろよ」と言って書かせてみたのですが、文章が下手くそすぎてまだ中学生なので、私が息子の書いたものを編集し、足りない部分はインタビューしたものを代わりに投稿します。息子の通訳です、そして私の名前は一平です。 これまで有料のnoteは書こうと思ったことはありません。 なぜなら基本的にnoteは自分の書きたいことを好き勝手に書きたい場所だと捉えており、有料にするとその代金に対す

          ¥500

          【愛知CLシニア優勝】トドロクツキ抜きロストバレット解説

          ¥500

          追記 ロストバレットの確率論

          前回、結論として「ネストボールをアクロマの結果を見てから使い方を考えられるためアクロマを先打ちする方が確率が高い」としましたが、その後考えててほんまかいな?と思ったのでもうちょっとちゃんと検証してみました。 前回は検証条件を以下のように設定しました。 50枚の山札の中に当たり札は1枚 山札を上から5枚見ることができる 山札の中に追加で2枚見ることができるカードがあり、これは好きな時に持ってくることができる 5枚見た中に追加で引けるカードがあった場合は、その権利は目的

          追記 ロストバレットの確率論

          ロストバレットの確率論

          始めにちょっと前の話ですが、ロスバレデッキの後攻1ターン目でアクロマを先に打つのが良いか、ネストボールでかがやくゲッコウガ持ってきてかくしふだ打つのが良いか、議論になりましたよね。 (元ツイートが見つからなかったので画像だけ) これについて、どちらが良いか計算をしてみました。 参考レシピは、いつも参考にさせていただいているこちらの記事の平均的デッキを例にしています。 https://note.com/vio_write/n/nba9530d01cb0 前提条件こちらの議

          ロストバレットの確率論

          親父という存在

          今病院です親父が1月から入院していて、 骨髄異形成性症候群という病気で、水泳の池江選手がかかったのと同じらしい。 年齢が若ければ移植で完治する可能性もあるらしいが、親父の年齢だとそれもできず、根治は難しいとのこと。 1月に医師の診断を聞きに地元に帰った時に会ってきたが、貧血が酷くて辛そうで、その日にそのまま入院になった。 2月に見舞いに行った時にはよく話して元気そうだったので、病院に入って安定したのかな?と思っていたところに今日のちょうど仕事が終わったころに母親から容体が

          親父という存在

          ガチ勢とエンジョイ勢の違い

          常々、「自分はエンジョイ勢だ」と主張していますが、ではガチ勢とエンジョイ勢の違いは何でしょうか? 人によって色々考え方はあるでしょうが、私は実力や成績よりも 「他の何かを犠牲にするレベルで、のめり込めるかどうか」 だと思ってます。 その最たる例が仕事や学業でしょう。 生活のため、という理由はありますが、多くの人が仕事のためならば他のことを犠牲にすることは厭わないでしょう。 私も一時期していましたが、単身赴任などいい例で仕事のために「家族と過ごす」ことを犠牲にするな

          ガチ勢とエンジョイ勢の違い

          エンジョイ勢がちょうどいい

          はじめに2024年に入ってもポケカ界隈はますます盛り上がっていますね、それはとても喜ばしいのですが個人的に今年あることが増えることを予想、危惧しています。 それは、イカサマのニュースがこれまで以上に賑わいを見せることです。 そう考える理由はいくつかありますが、共通して言えることは「勝ちにくくなった」ということにあると思っています。 イカサマが増えると考える理由競技人口が増えた これは喜ばしいことではありますが、当然ながら参加者が増えれば勝ちにくくなります。 勝つこと

          エンジョイ勢がちょうどいい

          ロストギラティナの確率論【番外編】

          始めにXで話題になったこの投稿、どちらが正解かという議論が巻き起こりました。 https://x.com/bSWwgPDyARJAVsD/status/1721724008989917363?s=20 議論のポイントとしていくつかありますが、大きく分けるとこの2点だと思います。 ・どちらが理想の動きができるか ・どちらが思うようにいかない場合が多いか どちらがいいかというのは本人のリスク許容度(安定を取りたいか上振れを狙いたいか)にもよって一概にも言えないのですが、おも

          ロストギラティナの確率論【番外編】