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《絵本レビュー》みにくいマルコ〜えんとつ町に咲いた花〜

こんばんわ(^^)
昨日は、夕焼け空が綺麗でしたよね!
今日も期待してみていたのですが、普通でしたね(笑)

んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【みにくいマルコ〜えんとつ町に咲いた花〜】

作者は、にしのあきひろさん。
初版は、2021年5月です。


《ストーリーについて》

えんとつ町はえんとつだらけ。
かつてこの町は黒い煙におおわれて、青い空も、かがやく星も知りませんでした。

炭鉱夫のマルコ(モンスター)は職を失い、モンスターハウス『天才万博』で働くことになります。

そんなある夜、少し前に早とちりして助けたララが天才万博の終演後、外で待ち伏せしてマルコに話しかけてきました。

モンスターのマルコと、人間のララが貫く純粋な愛の物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙は、表紙カバーとデザインが違っているしラフスケッチがそのままデザインされているところが逆にステキ!

②見返しも、煙のようなグレーとすりガラスのような白い用紙が物語にマッチしている。

③題字の文字は、英語表記と日本語表記とレイアウトされていて、とってもクラシックでモダン。

④絵は、モンスターがたくさん登場しているのだけれど目がくりくりしていてこわくない。色彩豊かで躍動感があって、動いているようにみえる。

⑤文は、映画をみているようなボリュームとマルコの繊細な性格と強い信念が垣間見える。

⑥本文の途中で、作者が他に出版した絵本のキャラクターが登場しているところも、見どころ。

⑦英語訳の文もレイアウトしてあるバイリンガル絵本ということろもステキ。

⑧絵本に登場している『天才万博』や『スナックキャンディ』は、実際にあるところ。
行ってみたくなる♡

⑨夜空や雨、崖、草花など自然の中で、マルコとララの感情が動くところが凄くロマンティックに感じる。

⑩最後は、夜空にマルコがララのために花火をあげてハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『マルコはさ、ララのことがすきなんだよねぇ♡』

『あっ!!!ルビッチいる!!!えんとつまちのプペルのかみしばいしてるっ♫』

『ララってさぁ、なんさいなのかなぁー?』

って、言ってました。(^^)

マルコとララの出逢いを通じて、自分の生き方を考えさせられながら読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

それぞれの想いや生き方が、錯綜しながも懸命に未来に向かっていく様子をみて、どこか自分と重なりました。

何が正しくてみたいなことって自分のエゴや固定概念としてあるんですけど。

そこを超える思想というか、絶対みたいな想いってあってもいいんだと思うんです。

それって、自由だし奪うことができない…
やっぱり、愛はとりあげるものではないとおもうのです。

なんか、続きが気になる応援したい物語でした。

あー、みんなで幸せになりたいなぁぁぁ。
☆彡




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