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《絵本レビュー》しんぱいザウルスくん だいじょうぶ だいじょうぶ

新型コロナウイルス感染症が第五類に移行されてからというもの、この梅雨とバッティングしてなのか、いろんなウイルスに感染している人が目立ちます。

…ちなみに、私もその1人だ。
おら、風邪ひいてしまっただ!
家族もうつっただ!ごめん。

この時期の風邪は、体の冷えによって長引くらしいから皆さんも気をつけてください。(冷たい飲み物ばっかりはダメよっ!メッメッ)

風邪の間、絵本レビューができなかったので、映画を観たり本を読んだりしてまして。それなりに、いろんな人の人生を味わうことができました。

ほいで、今日からやっと絵本レビュー出来るかなって思ってやってみようと、そういうわけであります。

今回は、体調不良の自分にピッタリの絵本【 しんぱいザウルスくん だいじょうぶ だいじょうぶ】のレビューをしたいと思います!パチパチパチ。

〔作〕レイチェル・ブライト
〔作画〕クリス・チャタートン
〔訳〕前田まゆみ
〔発行所〕パイ・インターナショナル
〔初版〕2022年7月

《ストーリーについて》

しんぱいザウルスくんは恐竜の子供。

よく晴れた朝、歯を磨いて体をキレイにして、リュックにおやつをつめたら、これから始めるピクニックを考えた。

しんぱいザウルスくんは用意が良いけど、すぐ心配になり考えすぎる。
道に迷ったら…
転んじゃったら…

恐くなってきたその時、トカゲくんが飛び出してきた!どうやら嵐が来るらしい。

しんぱいザウルスくんのピクニックはどうなるのやらっ。

イギリスで発売すぐに11万部のベストセラー!!しんぱいザウルスくんがピクニックの中で不安を乗り越えていくサクセスストーリーです。

《10コの視点》

【キャラクター】
・しんぱいザウルスくん(主役)
・トカゲくん
・しんぱいザウルスくんのお腹の中で不安を可視化させた蝶々
・しんぱいザウルスくんのお母さん

【舞台】
・森の中

【構成】
しんぱいザウルスくんがピクニックに行く準備をする

道中不安になった頃、トカゲくんが現れ嵐が来ると言われ、ますます不安になる

お母さんから言われた事を思い出し、〝心配を解消する元気が出るもの〟をリュックから取り出す

元気が出てきて、元気が出る言葉を言いながら前向きになり、ピクニックを楽しむ

【文】
不安というものを蝶々に見立てて話が進行するところ。心配が増幅すれば、その蝶々は大きくなり、逆に減少すれば外に逃してあげるのだそうな。

【絵】
鼻の穴の大きい主役の赤いティラノサウルスみたいな子供の恐竜が可愛い。

トカゲくんと一緒にピクニックに向かうところ様も微笑ましいし、応援したくなる。色がポップなので、シンプルな子供の心情がわかりやすく感じとれる。

【イチオシ】
何で、蝶々を不安というものに可視化したのかなって思って読み進めると、本文に『こわいの こわいの とんでいけ!』って書いてあり。なるほど、蝶々が飛ぶとかけたんだなってシックリときた。

【ハッピーエンド】
カラフルなたくさんの蝶々を見ながら楽しいピクニックでハッピーエンド。

【表表紙・裏表紙】
不安MAXのしんぱいザウルスくんが描かれている。

【見返し】
不安を可視化させている蝶々がたくさん描かれている。

【題字の文字】
心配を表すような深い藍色の太いゴシック体。

《読み聞かせをしてみて》

『こんなのさ、こわくないよねっ(7)』

『いや、しんぱいザウルスくんとアンタいっしょやん(10)』

『(笑)まぁ、わからないことは心配になるよね(母)』

怖い感じで読むと、次女がビクビクするので淡々と読み聞かせしました。

《おしまいの言葉》

わたしは、もともとの気質が恐れ知らずだったんですが、色んな経験の中で恐れを知って心配症みたいになってしまって。

経験って、良いことばかりじゃないんですよね〜〜〜〜〜。
そんな中、風邪の療養中に気づいたことがあって。それは何かと言うと、わたしゃ人から守られてきたからグングン生きてこれたのかもしれないなって。

人から見れば危なっかしいところがあるようです。無自覚です。

何の気無しに、妊娠期間の事を思い出して。そういえば、この時も尋常じゃない数のお守りをもらって母子手帳ケースに吊り下げてましたね。メッシュの穴に(笑)

今思えばありがたい事だったんだなって思い出しました。有ることが難しいから有難い。

友達や親に感謝です。
当たり前じゃないコトを、よく頭に叩き込めコボシよ〜。



☆彡すぐ忘れるコボシより

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