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《絵本レビュー》おおかみと七ひきのこやぎ

こんばんわ(^^)
長崎は、今日から梅雨入りしたようです。

もう、来週の天気予報も雨雨雨だらけ….
まいっちゃいますよねぇ〜。
梅雨明けたら明けたて、とっても暑くてやなんですけどね。

んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【おおかみと七ひきのこやぎ】です。

絵は、フェリクス・ホフマンさん。
訳は、せたていじさん。


《ストーリーについて》

昔あるところに、こやぎを七匹育てているお母さんやぎがいました。

ある日、お母さんやぎが食べ物を探しに行くので、オオカミに気をつけてと留守番を頼みました。

間もなく、オオカミがやってきてあの手この手でお母さんになりすまします。

とうとう、こやぎたちは騙されてドアを開けてしまい….

今も昔も変わらない、不朽の名作です。


《10コの好きなところ》

①表紙は、こやぎたちがオオカミをお母さんだと思い込んで玄関のドアの鍵を開けようとしているシーンが描かれていてハラハラする。

②見返しは、草花がオシャレなトーンで描かれていて素敵。(やぎの餌であろう)

③題字の文字は、こやぎの動きを表現しているような書体がかわいい♡

④絵は、味わい深い線が多いタッチでリアル感もあるので、とにかくオオカミが恐い!(笑)

⑤文も、登場するキャラクターの、言葉の言い回し方に特徴があって面白い。違う世界に入り込んでいる感覚になる。

⑥やぎのお母さんがエプロンをしていて人間らしいし、まぁ人間も登場して共存しているところも、自然に感じる。

⑦オオカミが、こやぎたちを丸のみしているところが、この物語のキーポイントになるんだと思う。

⑧からの、やぎのお母さんがオオカミが寝ている間にお腹をハサミで切っている絵が最高!爽快!気分爽快!(ハサミが大きく描かれているところも素敵)

⑨オオカミがお腹に石を入れて歩いているところを、お母さんやぎとこやぎたちが遠目でみているところが面白い♫(どんでん返し)

⑩最後は、オオカミが死んでハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『このオオカミこわいねぇ、まっくろだもん』

『わたしだったら、わかるよ!だってさ、うちのドアに、のぞきあなあるやん?』

『やぎってね、こうやってはねるんだよっ?ほらみてみて♫』

って、言ってました。(笑)

まぁ、めでたしめでたしってなるんですが、歳を重ねて改めて読み聞かせしながら、オオカミのことをふと考えるのです。


《おしまいの言葉》

まぁなんか、オオカミのやり口が汚いんですよね(笑)

例えば、『命の恵みに感謝していただきます』と言って一匹だけ食べたら、わたし少しだけ許せるのかもしれません。
だって、私たちだって雑食なので。

生きるっていうことは、いつだって命をいただいているんですもんね。

オオカミを見ながら、人間の食欲も似てないようで似てるなって思っちゃったわけです。

☆彡




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