《絵本レビュー》わすれんぼうのサンタクロース
こんばんは(^^)
みなさま、あけましておめでとうございます(遅すぎ問題)本年度も、こぼしの絵本レビューを読んで参考にしてもらえれば嬉しいです。
さて、今日ご紹介する絵本は【わすれんぼうのサンタクロース】です。
作は、中川ひろたかさん。
絵は、中川貴雄さん。
初版は、2016年11月です。
《ストーリーについて》
今日は、待ちに待ったクリスマスの日。
サンタさんと、トナカイのルドルフは出かける準備をしてました。
ルドルフは、準備万端なのにサンタさんは、あれやこれやと忘れん坊です。
はてさて、クリスマスに間に合うのでしょうか?
うっかりしがちなサンタクロースと、しっかり者のルドルフが子どもたちのためにプレゼントを配りに行こうとする、マイペースでほっこりする物語です。
《10コの好きなところ》
【表紙・裏表紙】絵からサンタさんのうっかり度合いが解る。これでもかって、2人の性格が解る。
【見返し】プレゼント箱の絵がたくさん描かれていて、読者がもらえるような感覚に陥ります。(その中でも一個パカっとプレゼント箱が空いている絵があるところが、よりワクワクさせてもらえる、もうむしろ欲しい)
【題字の文字】キャラクターとマッチしててナチュラルで優しい丸みのある書体が良い。
【絵】トーンが北欧っぽい、優しくて明るい色味で、メガネをかけているサンタさんの目がしょぼしょぼしているところに良い人感が滲み出てる。絵の部分部分にザラザラ感を出ている画法も素敵。
【文】サンタさんと、ルドルフの掛け合いが面白い。『もーいいーかい?』『まぁーだだよぅー』みたいに(笑)そんな2人の仲の良さや信頼関係が伝わる。
【構成】サンタさんとルドルフの出発準備から出発し、子供たちの元へとっていう流れでオチにクスッと笑える。
【キャラクター】あわてんぼうのぉ〜♫そのままのサンタさんと、そのサンタさんが信頼しているトナカイのルドルフがイメージ通りで、裏切らないっ。
【舞台設定】サンタさんは寒い場所からやってくるみたいな子供達の想いを反映されている。非現実と、現実を織り交ぜているところも素敵。
【しかけ】片開き・観音開きのページがあり、読者の想像力を掻き立ててくれる。ワクワクが増す!ましまし!
【ハッピーエンド】最後はクリスマス過ぎてもお正月迎えてもオールオッケーでハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(8才・6才)は、
『どんだけサンタさん まったりしてるねん』
『ねぇママ おりこうさんにしか サンタさんはプレゼントくれんのよね?』
『まにあわんかったんかいっ!!!』
って、言ってました。(笑)
私の感想としては、このサンタさんとルドルフの相性だから毎年のクリスマスが成り立つんだなって思いましたね。どこか、ほっこり読めるんです。ハラハラしないんですよ、このサンタさん許しちゃう!
《おしまいの言葉》
海外では、クリスマスと新年を一緒にお祝いしますよね。個人的にはクリスマスが大好きなので、日本もそういう風にしたいです。
だって、めちゃくちゃ早くないですか?
クリスマス翌日から、♫チャンチャラチャラチャラチャン(雅楽….)♪店内で流れるお正月用のBGM….
クリスマス強制終了みたいな感覚に陥るのは私だけでしょうか?(笑)
ワクワクや、めでたい行事・風習は、も少し長めにしてくれても良いですよね。
そしたら、このサンタさんもルドルフも子供たちも大喜びなわけです!
では、またっ☆彡。
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