《絵本レビュー》あかいてぶくろ
こんばんわ!
なんだろう、胃腸炎の次は風邪をこじらせている。後厄のせいにしたいっす。
はぁ、2021年先が思いやられます。(笑)
まぁ、考え方次第なのでこの分のプラスがやってくると信じて....
んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【あかいてぶくろ】です。
作者は、いりやまさとしさん。
初版は、2020年11月です。
《ストーリーについて》
冬の日に、はぐれてしまった赤い手袋と、もう片方の手袋。
雪に埋もれてしまうと思った手袋は、もう片方の手袋を探しに行くことにしました。
探しても探しても見つかりません。
気がつくとベンチに座ってた手袋は古釘に毛糸が絡まってしまい....
果たして、もう片方の手袋と会うことはできるのでしょうか?
大切なことに気づいた赤い手袋のステキなお話です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、街中で片方の手袋を探している絵で灰色の背景に赤色の手袋が映えててステキ。
②見返しも、いろんな手袋の種類の絵がたくさん描かれていて楽しい。
③題字の文字は、綺麗なゴシック体で、とくに〝ぶ〟の部分が手袋のように見えるところ。
④絵も、赤い手袋が目立つようにそれ以外は灰色で描かれているところも見やすいし、灰色でもあたたかく見えるようなタッチで描かれている。
⑤文は、もう片方の手袋を必死に探している様子と、なかなか見つからない流れを心情がわかるくらい丁寧に書かれている。
⑥とにかく、色々な形やデザインの手袋が登場するのでそこを見るだけでも楽しい。
⑦〝この広い町の中でどこを探せば良いのでしょう〟という文に凄く共感した。娘が迷子になったときの事を思い出した。
⑧毛糸が一目ずつ解けて楽しかった思い出が蘇る様子が、まるで人間でいう走馬灯みたいだなぁって思った。
⑨経験という時間こそが宝物と気づいた手袋のお話が終わる流れが切なくも美しい。
⑩最後は、ひとつのお話の終わりは新しいお話の始まりでもありハッピーエンド!
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『なんだか、かなしかった、なんでみつからなかったのかなぁ〜』
『あかいいとを、ひろうおんなのこの、はながかわいいっ♡』
『さびしいきもちになったのかなぁ、なったよね、てぶくろちゃん』
って、言ってました。
わたしは、まるで人間と一緒の考え方をした手袋だなぁって思いながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
この、赤い手袋がまた、ほつれていって毛糸に戻るときに走馬灯のように、もう片方の手袋との思い出が蘇るわけですよね。
そして、その思い出を作った時間こそが宝物だと気づくんです。
そんな手袋は、赤い毛糸にもどって、ある女の子とご縁を結ぶのです。
はぁ、終わりがあってまた始まるとか、これもまた深いなぁと思うわけです。
私たちも、命尽きたらまた生まれるんですかねぇ♡
☆彡
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