《絵本レビュー》わたしはみんなのおばあちゃん
こんばんわっ!
今日は、天赦日・一粒万倍日・寅の日が重なる今年1番の最強開運なんだそうです。
どえらい日なんですが、特に何もしてませんね。財布買おうかなと思ったんですが、やめました。
皆さんは、何かしましたか?(^^)
...んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【わたしはみんなのおばあちゃん】です。
文は、ジョナサン・トゥイートさん。
絵は、カレン・ルイスさん。
訳は、真鍋真さん。
初版は、2019年7月です。
《ストーリーについて》
わたしは、さかなたちみんなのおばあちゃん。ずっとずっとずっとずっと、ずーっと大昔に住んでいました。
体をクネクネ、口をパクパク!
孫たちの中に爬虫類→哺乳類→チンパンジー→人間へと進化をとげていきます。
体をクネクネ、口をパクパクから、地面をはいはい、空気をスーハー、きゅーきゅー...。
地球のすべての生きものは、つながっている、人類の進化が解る5億年分の物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙に、顎口類の魚が描かれて主人公のおばあちゃんとして描かれていて興味をそそられる。
②見返しも、地層みたいな絵が描かれていて歴史の長さと積み重なっていく時代の変化がわかる。
③題字は、土っぽい雰囲気のするテクスチャでグラデーションがかかっているポップなゴシックで表紙の深海とマッチして楽しい雰囲気がつたわる。
④絵も、前半の物語と後半の解説がたくさんの進化の過程で登場する生き物が可愛らしく描かれていて親近感がわく。
⑤文も、進化の大きな分かれ目にいる生き物を〝おばあちゃん〟や〝いとこ〟など子供たちが聞いても伝わりやすい言葉を使って書かれている。
⑥進化の過程で、声を出すことができるなどの出来ることが増えていく様子も文や絵からよく伝わる。
⑦人間もまた、生きものの進化の中の一つだと言うことがよく解る。
⑧重複して使われる言葉は、文字を大きく違う色で書かれていて、そこがキーポイントになるし差別化されているところ。
⑨私たち、人間は約20万年前に生まれたと言う長い長い事実が衝撃的。
⑩最後は、進化について生物学的に親も一緒に学んでハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『なんで、にんげんだけ、ようふくきてるのー?』
『えっ?ねずみさんから、にんげんになるの?きょうりゅうはもう、しんだんだよね?』
『くじらは、ハイハイできないもんね、あかちゃんのほうがすごい!』
って、言ってました。(笑)
わたしが、好きなページは進化の系統樹で、改めて生きものは全て繋がっているんだなぁなんて思いながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
進化の過程の中で、人為選択(人間が選んでかけあわせること)と自然選択(自然に選ばれてかけあわへられること)という説明がされていて。
私たち人間は、進化の途中であるし、さらにあとどのくらいかかるかはわかりませんが、確実に今も進化中なんですよね。
途絶えてしまうかもしれませんし、人工知能ロボットも進化のその一つと言えるのかもしれません。
終われば始まるこの惑星って、ほんと不思議がいっぱいです。
☆彡
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