《映画レビュー》沈黙 サイレンス

画像1 遠藤周作の小説「沈黙」を、巨匠マーティン・スコセッシが映画化した。キリシタンの弾圧が行われていた江戸初期の日本に渡ってきたポルトガル人宣教師の目を通し、人間にとって大切なものか、人間の弱さとは何かを描き出している。心の中を覗かれ否定され、拷問を受け殺された隠れキリシタンへの想いを考えると苦しくなった。同じ人間なのに、どうして争うのかは子供達(娘)を見ればよくわかる。無知で欲深く自分の思い通りにならないからだろう。大人も一緒、私も。人間につきまとう信仰も信念も私には明らかにできなかった、できるはずがない。

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