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《絵本レビュー》ヒワとゾウガメ

こんばんわ!
今日も、公園で保育園児たちのマラソン大会が行われてましたね。

やっぱり、大人だけ寒そうなんですっ(笑)
今日は、リレー形式だったのかな?
アンカーはタスキをかけて前だけ見て走ってましたね。

元気もらえました!!!

んさっ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は【ヒワとゾウガメ】です。

作は、安東みきえさん。
絵は、ミロコマチコさん。

初版は、2014年5月です。


《ストーリーについて》

この島には、一頭しかいないゾウガメと、そのこうらの上で一羽のヒワがおしゃべりしています。

ある日のこと、ヒワが
『海の向こうにゾウっていう生き物がいるんだって』と言って、長生きするゾウガメのため見つけることにし飛び立ちました。

さぁ、ヒワはゾウを探すことはできるのでしょうか?

ゾウガメとヒワの心温まる友情を描いた物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙が、アップのゾウガメとヒワが描かれていて迫力満点で力強い雰囲気。

②見返しは、土を彷彿させるような色で物語の背景を感じさせる。

③題字の文字は、物語で描かれている色を何色も使われていてオリジナルフォントがマッチしている。

④絵も、どこかエキゾチックで自然のもつ力強さとミロコマチコさんの力強いタッチが相まって凄くパワーを感じる。

⑤文は、互いを想い合うような言葉がたくさん詰まっていて一本の映画のよう。

⑥〝ゾウ〟という動物をみたことないゾウガメとヒワの、ゾウの想像力が面白い。

⑦ヒワという黄色い鳥と茶色っぽいゾウガメのコントラストが美しい。物語が映える!

⑧ヒワが居なくなって、ゾウガメが寂しくなり自分の気持ちに気づくところが繊細に書かれている。

⑨ゾウガメが胸の内で想っている言葉を、ヒワが感じとったページが大感動。

⑩最後は、以心伝心で一緒に仲良くハッピーエンド!


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『ヒワさんってさ、キレイないろのトリねぇ〜♡』

『カメさんは、ながいきするからヒワさんがさきにしんじゃうの〜?』

『ヒワさんばっかり、しゃべってさ、ゾウガメさんはしゃべることができないのっ?』

って、言ってました。

わたしは、こういったストーリーに弱いんです。涙腺崩壊で娘たちにバレないように読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

カメに声というものがないのだけど、ヒワの声は聞こえてる中で、2人は仲良かったわけです。

だけど、ゾウガメは長生きなので昔友達にになった小鳥たちがみんないなくなっていくことを知ってます。

まぁ、それがトラウマになってたんでしょう。
そこからの、展開がですねぇ...こうゾウガメの心情が変化していくわけなんですよね。

いなくなって気づくことってありますよね。

わたしも、自分が今大切にしている人には素直でいようと思いました。

☆彡


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