プラスチック
今夜の晩ごはんは「マクド」。
わたしの出身は、みんな「マクド」と呼ぶ地域でして、嫁にきたココは誰もマクドという人はおらず。
マクドの話がでたら「あ、関西出身?」と97%くらいの確率で聞かれるので、「えーっと、関西に極めて近い三重県です」と、わかるようなわからないような答えを、もう何年も前から用意しています。
わたしはマクドが久しぶり。オットの帰りが遅いのと、金曜日でおつかれさんな自分が料理したくないっていうのと、息子のリクエストがあったから。
昨日、会社の人とポテトチップスの話になり、わたしはここぞとばかりに「揚げてるじゃがいもはプラスチック」というネタをぶっこんだ。
ご存知な方も多いと思うのですが、じゃがいもを揚げたとたんに、成分構造がプラスチックと同じになり、それはまるで絵の具のチューブをちゅうちゅうしてるのと同じことらしいのです。
つまり、子どもに食べさせたらあかんお菓子No.1。ウチはお菓子を食べていい年齢になったら、ポテトチップス以外はほぼ興味なかったし、よちよち散歩した流れでマクドに寄るのがお決まりコースでした。
知ってて与えるのは心苦しいのに、あの美味しい顔をみたら誰が止められようか。とりあえず2年半はがっつり母乳飲ませたからチャラにしておくれ。
そんな雑学を初めて聞いた会社の人も、どうやら自分も子どもちゃんも現役バリバリでバリバリポテトチップスを食べてるらしく、目をまんまるにしながら、やべー!と嘆いていたので、やめたほうがええよ〜、とおばちゃんのおせっかい。
「とかいいつつ、今夜はマクドで晩ごはんなんです」と、今日になって手のひらかえして無責任なことをしゃべりながら、会社をでて予定どおりマクド到着。
息子は塩を倍にしたポテトエムを。横から数本だけいただきました。うん、あいかわらず美味しいね。そいえば、塩、倍になってたの?
わたしはいつもマクドにきて感じることがあります。あの紙ストロー、なんとかならんのかと。唇にへばりつくからなるだけ早く飲むようにしたらあっという間になくなるし、しばらくしたらヘニャヘニャするから粘膜にあたらないように唇を奥にひっこめて飲んでたらだんだん疲れてくるしで、なんかせわしい。
1度、ふつうのストローに変えてもらったことがあるのですが、それじゃ地球に申し訳ないじゃないですか!だから、ここはいつもグッとこらえるんです。
食べるプラスチックも美味しい。
食べないプラスチックも心地よい。
そういえば、わが家のゴミは毎週プラスチックが多め。そりゃそーだ、惣菜とか弁当とか多用してるもので…。
ゴミ袋が満タンになり、なんとか1袋でおさめたいと祈りを足にこめてふんずけると、プラスチックがバリバリとつぶされていきます。
あぁ、わたしのカラダとわたしの暮らしは、プラスチックなしでは成立しないのでしょうか。
バリバリ。バリバリ。
なにもしないのにこんな美しい空を魅せる地球を守りたくないのか、わたし!(加工ゼロ)
おわり。