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情報量と健康のバランス

私の文章を読んで頂きありがとうございます。

鍼灸師として約30年がたち、、できるだけ多くの方にお伝えしたいことがあります。

一昔前だと、隣町で起こった事件の情報が、かなり時間がかかって風のうわさで聞こえてきました。今では、地球の裏側の情報がどこにいても瞬時に伝わってきます。

デジタル的な媒体によってもたらされる情報の質については玉石混交で、どの情報を信じてよいのか判断がつきにくくなっています。また、情報の適正な量については検討する余裕もなく、どんどん加速的に増えていきます。

変な喩えですが、かりに顕微鏡のような視力が得られたとします。ウイルスや細菌が直接見えるようになって、幸せに生活できるでしょうか。人の目はちょうどいい加減に食物が美味しく見え、花が綺麗に感じるように調整されているのだと思います。

今入ってくる情報量は、ちょうどいい加減を遥かに超えているように感じます。知っていなければならないような気がするだけで、本来の生活にはほとんど関係ないものが多いようです。結局、振り回され疲れはててしまいます。そして、体の調子が悪くなり悪循環に陥ります。

意識的にデジタル的な情報量をコントロールすることにより、自然な感性を取り戻したいと思います。たまには、スマホで天気予報を検索するのではなく、空を見てみるのもよいでしょう。ほっとできるかもしれません。遠くを見ることで目に優しいかもしれません。そして、自分で予想した天気予報がはずれたとしても、イライラしないで楽しめるようになりたいものです。

情報にコントロールされないように、情報をコントロールすることによって健康とのバランスをとることがとても大切に思えます。

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