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#ハレコピ「夏に本を読みたくなるコピー」

夏の日の図書館が好きです。
蝉がびーんびーんと鳴いている街角で、静かに建つ四角い建物。公立図書館。中に入るとひんやりと、それでいてぬるりとした冷房の空気が私の肌を撫でる。どこか埃っぽいような、しっとりとした空気。館内音楽も、人の声もしない。時たま思い出したように、本棚の影に隠れた人々が紙をめくる音だけがしている。
図書館の各所から、うずたかく積まれた本の気配がしてくる。人々の雑念は本に吸い込まれ、本の中では数限りない登場人物たちが息を潜め、人々がその本を手に取るのを待っている。

学生の頃は、街の図書館や学校の図書室に出向いて宿題をしたりした。昔は図書館で飲み物を飲むのはご法度だったが、最近は「フタありなら可」というところも増えてきているように思う。昔よりも、図書館で長時間過ごしやすい世の中になったのだな、と思う。今だって時間があるのなら図書館でダラダラと本を読んでいたいけれど、2歳児を抱えてあの静寂の中を過ごすことは、今の私にはかなり難しい。息子は本棚の間をかけずり回り、大声で叫ぶタイプの元気いっぱい2歳児なのだ。

私は知らない作家の本を熱心に読むような読書家ではない。好きな作家の好きな作品を繰り返し読む方が好きだ。それでもたまに図書館に行き、熱心に宇宙の本を読んでみたり、題名しかしらない昔流行った一冊を読んでみたりする。図書館は、ある種、ゆるい。借りて、読まなかった、ということも正直いって往々にして、あるし、それが許される場所が図書館である。でもそれでも良いのだ。数行読んであまり面白くなかった、というのが感想なら、その本を借りた意味がある。本だって好き嫌いがあっていいはずだもの。服も、食事も、誰だって、好き嫌いがあっていい。だから図書館は、自分の「好き」を探すのにはうってつけなのかもしれない。いくらでもチャレンジしてみたらいいのだ。

さて!前置きが長くなってしまったが、今回のコピーのお題は「夏に本を読みたくなるコピー」である。行ってみよう!!!


1.校庭を駆け抜けるきみを、図書室から見ていた。

サッカー部の彼に想いを寄せる内気な少女をイメージ。青春って感じですね〜。図書カードのコピーにどうですか?図書室使うなら、図書カードいらないじゃん、って?確かに。

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2.読んだ数だけ、大冒険。

これは本当にその通りだと思うのです。漫画でもいいじゃん、て言われるかもしれないけれど、本、活字のパワーってすごい。想像力がぐんぐん加速するから、没頭する力がまんがの比じゃないと思うのです。クレヨン王国シリーズとか読んだな〜とふと思いました。小学生の頃の話。

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3.忘れられない夏を、本の中に閉じ込めた。

4.めくるたび、夏。

3も4もいい事言ってそうですが、う〜ん、なんか客観的に評価できないのであります。。

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5.読んだ分だけ、伸びる。(心も、背も)

背は本読んでも伸びないと思いますけど…図書カード×牛乳のコラボ広告だったら、「この夏は、伸ばす。(心も背も)」ならありですね。図書カードと牛乳のコラボ広告ってなんだ?面白そうですね…。


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今回はここまで。いまいちですね、一人でコピー作っても、張り合いがないので仲間を募集したいところです。

さて、次回のお題は「セミも悪くないなと思えるコピー」です。セミって怖いじゃないですか…でも彼らも懸命に生きているので、少しでセミに寛容になれるコピーを考えてみたいと思います。

それではまた!

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