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#47 妊娠8か月 急遽決まった里帰りの準備

両親とも話した後、改めて夫とも話しをして、里帰りをすることにした。


さよなら、今の産院。

正直悔しいけど、そんなことを言っている場合ではない。産むまでの数日と産むまで・産んでからの数ヶ月の方がとても大変だと思うから、一人で乗り越えることは難しいと思った。隣で休んでいる夫の横で子育てができる気がしない。私の自由も効かなくなるし、夫と子をみることは不可能だと思う。頭ではわかっているけれど、理想の出産?のようなものが叶わないんだと思うと、私のこころにはわだかまりが残った。

それでも気持ちを切り替える。地元に帰れるし、自分の両親と一緒に出産準備を楽しむことができるという環境に前向きになろうと思った。今は出産準備を話す人がほぼいない。夫に話すと辛そうだから話さないようにしている。楽しい出産準備は夫の体調が悪くなる前に少しだけあったからそれがまだ救いだけど。子ども用品の買い物には一緒に1回しか行けなかったな。

里帰りすることで、出産後も私の親戚などに顔を見せられる気がする。コロナの後にずっと会えていなかったし、いい機会なのではと思う。そして随分と見られていなかった地元の海を、毎日見ることができるのは嬉しい。


29週に入り、里帰りを決めて、今の産院へ妊婦健診と紹介状をもらいに行った。受付の人は「あれ、ここで産む予定でしたよね」と、いろいろと困惑をさせてしまった。すみません。

健診は、血液検査の結果も問題なく、子どもも成長曲線どまんなかを描いていた。妊娠中最後かもしれない4Dエコーで顔を見ることができてよかった。鼻や口がはっきりと見えてきた。素人のわたしにはよく分からなかったけど、目は少し開けていたらしい!
地元の病院では4Dエコーはないかな…たぶん。


紹介状をもらい、来週には里帰りだ。
里帰りと言えば夫婦で帰省するイメージもあるけれど、こんな状況なので私は一人で帰る。運よく、私は今のところ調子が悪いところもないので、電車で4時間ほどを移動する。両親と義理の両親からは送ろうか、迎えに行こうかと言われたけど遠慮した。たぶん大丈夫。元々、電車一人旅も趣味だから。先生に里帰りの気を付けることを聞いたら、体調が悪くなったら電車を降りて休んでと言われた。

やはり妊娠8ヶ月、体は重くなっていた。荷物をたくさん持って移動することは避けたい。出産、産後に必要な荷物は事前に送り、リュック1つで帰省することにした。
今は家に荷物をとりに来てくれるから、私1人で重い荷物を宅急便の営業所まで運ばずに済んだ。

里帰りの準備も1週間ちょっとで一気に進めることになった。
夫は横になって休むことで精一杯で、自分一人で子ども用品や自分の服などを段ボールに詰める。今年分の税金の支払いや妊婦健診の補助券は里帰り先でどう使うのかの問い合わせ、宅配サービスの休止、予約していた病院のキャンセルなどいろいろと1人で行った。たぶん夫は何も知らない。仕方ないけど。
私が同じような状況になったら、全て頼んだぞ。


そして、あっという間に里帰りの日がやってくる。

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