#32 体外受精6回目で妊娠継続中。8w不妊治療クリニック卒業
前回の診察から1週間ちょっと。妊娠8w後半。
今週も無事に育っていてください。
病院はやっぱり緊張する。エコーまでの待ち時間、心臓がドキドキしているのがわかる。
名前を呼ばれて内診台へ。
エコー画面を見る。
おおおおお!!!
なんか人っぽい?二頭身のような?
先生が、「ここに心臓があるねー」と言った。
二頭身の真ん中くらいで、動いている心臓が見えた。
今週も元気に成長していてくれた。
よかった。
本当によかった。
前回の壁を越えた。
嬉しかった。
その後、診察室に呼ばれ、産婦人科への紹介状の話しをされた。なんと、先生が今まで1回も会ったことのない若い先生で、何の感動もなく、ここまできましたね、みたいな会話も何もなく終わった。
あっさり・・・
先生、移植6回目にしてやっとここまできたことを知ってますか?正直なところ、たくさん診察してもらった先生の誰かがよかったよー、なんて思ったりもした。でも、経験のある先生は治療中の方がメインになるだろうなと。それでも、一番みてくれていた先生に、お礼を伝えたかったな。
窓口で妊娠届け出書と紹介状を貰いお会計へ。
妊娠届け出書を市役所に持っていけば母子手帳がもらえる。
病院が終わるのはあっさりだ。
病院を出て思う。
もう来ないってことだよね。
一人目の治療は、もう戻りたくはない、絶対に。
誰にも何も言われなかったけど
約2年、やっと不妊治療クリニックを卒業することができた。
自己流の妊活、産婦人科での不妊治療も含めると約3年が経っていた。
妊活を始めた当時は二の足を踏んで、産婦人科で検査やタイミング法、人工授精を行ったけど、自己流でうまくいかないなら、初めから不妊治療クリニックに行った方がいいと思った。
不妊治療専門でやっているから経験も知識も違うと思う。不妊治療クリニックだからと言って最初から体外受精ではなくて、おそらくその人に合わせて治療方法を提案してくれると思う。実際わたしも前の病院で人工授精まで進んでいたので、不妊治療クリニックでも人工授精から始めた。
病院によるだろうけど、産婦人科はやっぱり子連れも多かったし、名前も人前で大きく呼ばれるし、次の生理が来ちゃったら病院きてねとみんなの前で受付の人に言われるし、通院ダメージが大きかった。
行っていた不妊治療クリニックは、アプリで呼び出されるので、みんなの前で名前や治療経過を話されることは一度もなかった。なにより不妊治療専門ということで、待っている人みんなが辛いけどみんな頑張っているというという、気持ちの安定も保つことができたと思う。
結局、わたしたちは最初に行った、ホルモン値もAMHも卵管造影も精子もなんにも検査にひっかからなかったけど、なかなか妊娠できなかった。
私が行っていた不妊治療クリニックは、不妊の要因を胚側(受精卵)の問題(遺伝子の正常さ)で考えていたので、その他の子宮側の検査などは行っていない。
最終的に、体外受精をして胚盤胞は7個移植して病院卒業に至ったので、わたしたちは受精卵が正常胚になる確率が低かったのだろうなと勝手に思っている。それに、見た目の胚評価が高くても、妊娠することと連動していなかったと思う。連動していれば、移植の回数はもっと少なくて結果が出たはずだと思うから。
ただ、ピックアップ障害だとしたらそもそも受精しないし、それは検査できないのでわからないままだ。人工授精の時に思ったけど、精子の数値も毎回大きく変わっていた。いい卵子が排卵しても精子の状況がよくなければ出会えないだろうし、出会っても育たないだろうし。その逆もしかり。
治療当初は32歳だったし、すぐに妊娠できると思っていたけど、こんなこともある。現代の治療でも不妊の原因がわかることは一部だけだから、わからないことも多い。不妊は基本検査しただけでは安心できないなと勉強になった。
私が出産する時は35歳だ。元気に無事に育って生まれてきてほしい。
・・・
不妊治療クリニックからは、1週間以内には産院を受診してほしいとのこと。思ってたより早い。結構人気の産院に決めたから、スムーズに診察予約はとれるだろうか。
そして、母子手帳を貰いに行こう。
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