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さあ皆の衆、輪になって 猫も老婆も蜉蝣も 生きる長さは違えども 流る時間は皆同じ 荒く険しい…
こんなふうに、アスファルトで覆われた街では 雪でも降らなけりゃ、足跡さえ残せないよ 辿るよ…
憧れは、空色の背中をしていた 切り裂くみたいにもがいた指先が触れた 雪が溶けて、溶けて 冷…
あの酒は、九州で有名な焼酎だよ 赤い頬した君が云う この酒は、北陸で作られた大吟醸さ 汗を…
何と言葉を重ねても、多分これから生きていく中でどれだけ時が重なり合っても、伝えきれること…
この世界の何を幸せと呼んでも 許される気がする夜だから 忘れかけた胸の痛みも 飾り付けてし…
違うんですよ神様 僕はただ、春を幾度となく 踏みにじっていった 許して欲しいだなんて欲深くも 呟いているようで、その声が耳に 氷柱のように差し込むような 有象無象。 そうとも。 有象無象とは 違うのですから。 そうと知りながら、むしろ そうであるが故に、立ち上がり 僕はこうして彼らを赦してもらおうと 彼らの罪は、僕が誰よりも よく分かっているのだから 先の尖った罰を与えてやらねば そしてそれが僕であらねば だからどうか、赦してやって下さい それが あなたに許された彼らにも
夢の続きを 見たいと思う あんなに悲しい夢なのに 何故だか、すぐに 忘れるから 夢の続きを …
注ぐたびに色の変わるスープを 毎日しかめつらで飲み干して もう、ごちそうさま お腹いっぱい…
消えゆく為だけに生まれた残像が 何言いたげにこちらを見つめているので ボリュームを下げるよ…
不自然なくらい動かないのだ手も足も痛みはなく、迷いも風もまた足の先に、草木が励ますように…
僕の脳から全身に張り巡らされた神経 という神経、その全てを今、右手の人差し指の 第一関節よ…
はら、ひれ かれていく 結べないままの靴ひもの上に 置きわすれたままの方位磁針 はら、はら…