【ねこ かわいい】ねこ好き必見の猫童話【フリー台本】
こんにちは。はれのそらです。
今回、音声作品初心者の為に作り上げた3タイプの台本の中で、こちらの童話が猫を飼ってる人から好評いただいたので、単品で分けてみました。
お写真は岩川刹那さんから!(ダメだったら削除します!)
かわいい。かわいい!!!
規約
※改変自由です(公序良俗の範囲内で)
※商用利用の際は一報お願いします。(TwitterID @g_zcl)
※自作発言はやめてください(どこかにこちらのリンククレジットお願いします)
※ネコと和解せよ
本編
黒い家猫のアルフレッドはおもちゃで遊ぶのが好きです。
今日も遊ぼうとした所、おもちゃが見当たりませんでした。
ボールを転がして。
蹴って。
蹴った先に飛んでいく遊びができません。
だらんと下がっていたしっぽは大きく揺れています。
アルフレッドはおひげのアンテナで周りの様子を確認します。
ボール……ボール。
階段の手すりに自分のにおいをこすりつけながら、一階・二階を探しましたが。
ボールは出てきません。
ここでドアが開く音。
そして、ドタバタと弟の足音が聞こえました。
弟の元に向かうと、汗臭いにおいがアルフレッドの湿った鼻に突き刺さります。
それと……かすかに自分のにおいもただよってました。
まさか!?
弟にとびかかろうとすると。
一瞬光に目があてられた後。
ボールを持った弟がお出ましになりました。
アルフレッドは怒りたくありましたが、我慢しました。
弟もですが大きな兄や姉もそろいもそろって、走るのが遅く、毛づくろいもしない。
どんくさくて夜には眠る連中だったので、アルフレッドがしっかりしないとこの家はやっていけません。
狩りが下手で体毛も薄い彼らでしたが悪い連中ではないから、アルフレッドが家の見回りをして守っています。
それに……弟がアルフレッドにボールを返し、姉から見回りの対価としておいしい食事を頂いてたら……
やれやれ。
やっぱり私がいないとダメだなとあきれつつ。
アルフレッドは今日もゆうゆうと、しっぽをピンとさせて暮らしています。
(了)
読まれた方
黒松あやめさん
絶賛された方
岩川刹那さん(実際に猫飼ってる方からお墨付きを頂きました!かわいいよ!!)
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