【超短小説】年雄と付録

近年、雑誌の付録が凄い。

財布にエコバッグ、リュックサックまで雑誌の付録だ。

こうなると、どっちが付録か分からないほど。

リュックサックについてくる大きな説明書のように見えなくもない。

いつからだろう? 

なんだか懐かしい感覚。

年雄は考えた。

付録目的で品物を買う。

・・・子供の頃か!

年雄が好きなチョコレートを買うと、シールがついてきた。

そのシールがブームとなり、シール目的でチョコレートを買う現象が起きた。

シール目的で大量にチョコレートを買う。

チョコレートは食べきれないので、捨てる。

そんな話があった。

すげーな。付録。

本質をぼかす。

本質を超える。

年雄にも付録がつけば、誰かが求めるのだろうか?

年雄につく付録。

・・・高級な車・・・。

浜本年雄40歳。

まだまだ本質で頑張る所存です。

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