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嘘さえもつけない距離で

(タイトルはplentyの楽曲を引用しております)




眼前に広がる世界に住む人々は、みんな完璧ですごい人に見えた。
なんで自分はこんなこともできないんだろう。わたしは社会に適応できないダメな人間なのかもしれない。
思い返せばそんなどん底の試練から始まった。 


2021年秋、仕事でどでかいクレームをもらった。
それ以前から、小さなクレームが立て続いていた。何かおかしい、そう思ったけれど、自分にはどうにも成す術がなかった。一生懸命やっていたはずなのに。
あわせて、周囲の人たちの変化を感じるたびに、取り残されているようで。自分が何をしたいのかもわからず、このまま人生が続いていくのかと苦しんでいる最中で。
なにより人に絶望されることが怖いわたしにとって、心を折るには十分すぎる出来事だった。
どうしたらいいんだろう。同じことを繰り返している気がする。いままでその場凌ぎで生きてきたから、根本的な解決ができていないんだと思った。
表面だけ取り繕うのではなくどうにかして変わらなければ、もう立ち上がれないと思った。
このままの自分で生きていくのは嫌だった。何より辛すぎた。身近な人にほど助けを求められないと感じるくらいに醜くぼろぼろだった。


そんな折、藁にも縋る思いで出会ったのが、コーチングだった。

コーチングとは何なのか全く知らないまま、むしろ怪しげなものだとも感じていたが、たまたま声をかけてくれた友人のまーさんが「コーチング」を提供していると知ったから、そしてまーさんから放たれるエネルギーでコーチングの価値を感じるような気がしたから、受けてみた。入り口はそんなものだった。

クライアント体験を通して、自分の中のサブパーソナリティやシャドウと向き合っていった。自分の世界のイメージも明確になってきた。セッションや、セッション時間外でのまーさんとのやり取りを経て、徐々に自分の体と心が結びついていく感覚を覚えた。


半年後、どうなっていたい?
まーさんからの問いに。
心から笑える時間が増えてほしいと答えた。
このときは0.5%くらいだった。全然笑えてなかったんだな。



その後流れるようにご縁があり、かのこのさんにも伴走していただいた。少しは成長してこれたかなと思った矢先に、また試練に引き戻される。自分の心からの叫びを知ることになった。

「すぐに顔に出すな」
「あなたが社会でやっていけるか心配だったのよ」
「その欠点はすぐには直らないだろうね」

過去に言われて、蓋をしていたけれどいつもわたしを呪っていた言葉が噴出した。
涙が止まらず、かのこのさんの前で嗚咽するほど泣いた。
こんなにも社会不適合者なのか
こんなにもダメな人間なんだ
みんなと一緒に笑い合えるような存在じゃないんだ
自己否定の言葉が次々と浮かび、全身が痛かった。



痛みも全て感受し、子供のように泣き、本当に願っていることはなんなのか、話をした。
一番怖いのは人を傷つけたり嫌悪させること。
その裏に隠れた思いは、嫌われたくないということ。
孤独が怖い、見捨てられることが怖い。
そんな気持ちを、自分自身で受容した。
肯定も否定もせずただ在ることを。
怖くて当たり前だよね、1人になっちゃうのは怖いよね、と、ひとつずつ承認していった。未完了の感情を、味わい切った。

そして心からの願いは、ありのままのわたしで居たい、居てもいいと、承認されることだった。


この願いを口に出して気づいた時、わたしのなかで何か変化の音がした。そんな感情を持ってはいけない、と気付かずに押し殺していたものたちが、こちらを見てほしいからと鎧の隙間から歪んだ形でボロボロ漏れ出ていたのではないだろうか。
在ると認めた途端に、肩の力が抜けた。
自然体でいることを体感し、ふわふわと、日常への帰還が始まった気がした。





―――――そして現在



変化を体感したからこそ、自分でも学びを深めたくなり、アカデミーの門を叩いた。ビジョンに呼ばれて旅立ったのだろうか。コーチングを学び始めてからまだ1ヶ月ではあるが、わくわくがとまらない。基礎コース受講中には、クライアント時に見聞きした言葉と体感が混ざり合って肚落ちしていった。

日々が気付きに溢れていて、素敵な出会いに恵まれていて、良いことも悪いことも様々だけれど鮮やかに世界が色付く感覚が、確かに在る。
いまわたしは、エネルギーに溢れている、はず。

まーさんに問われてから約半年、心から笑える時間が、確実に増えている。0.5%も、1になれば倍に、5になれば10倍だ。
"人と繋がり生き返る人だよね"
愛ちゃんがくれたど直球ギフトがキラリと輝いた。


現在地はよくわかっていない。光の側のどこかを行き来しているような気がする。繰り返し何度も進み戻り進み、それでもなおコーチングの魅力に溺れていく未来は見えている。


コーチングを学んで、このアドベントカレンダーのnoteを読んでいると、みんなすごいひとで、だけど同じ旅をしているひとりの等身大の人間なのだと安心する。いつも調子良くはいられないけれど、このノートに立ち返ればいつでも、エネルギーがある時の自分を思い出せる。
巡っていくものだと実感することができる。心に留めて、生きていこう。

 

そして、最も近い自分という存在へ。
近すぎて、一体化しすぎて、知らず知らずのうちに嘘や誤魔化しを纏ってしまうこともあるのではないだろうか。抑え込んだ思い。取り繕った笑顔。

自分自身といる時くらいは、心の声を丸ごと抱きしめながら、大切にできる距離で。そう居たいと思う。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
よかったら、コーチングに出会った感動が溢れ出ているnoteも読んでいただけますと、とても嬉しいです。笑



スペシャルサンクス

素敵企画立案者 りみさん まーさん
豪速球ギバー 愛ちゃん
偉大なるゆりかご かのこのさん
感動体験をご一緒してくれた基礎31期のみんな♡
これからのコースでご一緒できる皆様






ここからは、ただの呟き(まだ続くんかーい!)

わたしのツイッターは趣味アカウントであり、日常を呟くためのまさにこれぞ!という使い方をしているアカウントです。
今回コーチングアカウントを分けようかと何度も考えましたが、そのままにしました。
そのままの自分を知ってほしいという気持ちが、とても大きいみたいだなと思ったからです。

わたしはツイッターで好きなもので繋がったフォロワーさんをとても大切に思っています。
コーチングを胡散臭いなと思っていた(ごめんなさい)かつての自分のように、何やってんだろうな?と思ってみてくれている人もいて、それでも繋がってくれている人もいると思います。

今湧いているのは、ありがとうという気持ちです。

そして烏滸がましいながら、趣味で繋がってくれた大切なみなさんに、この感動を知ってほしいなという気持ちになってしまいました。
等身大の泥臭いわたしをみて、もしなにか感じてくれることがあったら、これほど嬉しいことはないなと思います。
いろいろなもので繋がってくれた人がいるツイッターで、雑多につぶやくことに抵抗を感じていましたが、もう気にせず行こうと思います!笑

ここまで読んでくださった方、本当に本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いします!!

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