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【代表が解説】ハレガケの意思決定の仕方 手法や狙いをご紹介!

今回は、ハレガケの代表(黒田 洋介)が考える、意思決定の仕方を組織運用の目線でお届けします!組織について考えている人など、ぜひご覧ください!

突然ですが、皆さんの会社ではどのように"決定"をしていますか?
代表的なものは多数決や会議、独断での決定、などがあると思います。
ハレガケでは多数決でも誰かの独断でもない方法で意思決定をしてもらうように心がけています。
その前に、それぞれのメリットデメリットについて触れていきましょう。

①多数決

メリット
決をとるだけなので、早く結果が決まる。

デメリット
多数派の意見が採用されるので、少数派の意見が消される。
一見効率的に見えるのですが、多数にとって不都合な価値のある意見が消えてしまう可能性があること、消されてしまった少数派にとっては不満がたまる施策です。

②全員が納得するまで話し合う

■メリット
全員の意見が反映されたアイデアを作れる。

■デメリット
とにかく時間がかかる。
効果よりも全員を納得させることを優先させて意見の折衷案を作ることが起こる。
これも一見すると良さそうに見えますが、時間がかかるのは大きいですね。

③独断で決定する

メリット
とにかく早い。

■デメリット
見落としが発生する
小さい組織だと有効ですよね。
早いし、意思決定者が優秀であればそれだけで物事がうまく動く可能性があります。
反面その人が見落としがあったりするとそれが落とし穴になることも。

それぞれのメリットデメリットをみたところで、ハレガケの手法を紹介します。

■ハレガケのやり方

①意思決定者を決める
②意思決定者が関係者の意見を聞く
③その上で意思決定者が決定する

というプロセスをとっています。

少数派の意見も必要であれば尊重し、関わる人へ話を聞くフェイズがあるので見落としも減ります。
また、決定者が一人なので周りに配慮した折衷案を作る必要もありません。

例えば……

①デザインのA案B案で悩んだとき

まず知見がありそうな人に意見を聞きます。
その際どちらがいいかというよりもその理由を重点的に聞きます。
そして、意見を聞いた上で決定者であるディレクターが決定します。
仮にですが、全員がA案と言ったとしてもその理由が重要な要素でないと判断した場合はB案に決定することもあります。(稀ではありますが)

②エンタメ会のコンテンツ決定

この記事で言及しているエンタメ会ですが、このコンテンツ決定にもこの意思決定の練習としてこの仕組みを導入しています。
どこに行きたいかをプレゼンして、意見を募ります。
その上で今回決定者に選ばれた人が決定します。

また、別の狙いとして上記のように、エンタメ会のような場では意思決定者を立場によらず設定することによって、若手のメンバーにも決断するという体験してもらう機会を作っています。

それを繰り返すことによって必要なときには自分で決断して動ける人材になってもらうという狙いもあります。
適切な判断をできるメンバーが組織内で増えればマネジメントの負担を減らしつつ、現場の情報を用いてスピード感を持った動きができる組織になります。
マネジメントが決定しなければいけないことも多いですが、現場が決定していいことも沢山あります。

また、会議が停滞しているときには、だいたい誰が決めるかが決まってないことが多いです。
その際、ハレガケではこの件は誰が決定者かを確認することをしています。
そして、その人に決定者としての責任を果たしてもらい、それによって会議も円滑に素早く終わらせることができます。

上記のことを実行できると、意思決定の仕方をしっかり決めて運用していける良い組織になっていけると考えています。

■株式会社ハレガケについて

ハレガケはリアル謎解きゲームをメインにイベントの企画制作を専門とするイベント会社です。(創業:2013年)270以上の企画実績を持ち、周遊型謎解きや公演型謎解きをはじめARやVRを使った最新のプロモーション、懇親会や研修などの社内イベントまで幅広いコンテンツを提供しています。

ライター:黒田 洋介(代表)
編集者:榮 健伸(マーケティング)

新型コロナウイルスによるイベント自粛が広がる中、ハレガケでは社会にエンタメを提供したいと考え「新しいイベントの開催方法」などを模索しています、期待としてサポートをお願いします!