はじめに
18首目は、みちかさんの歌です。ご投稿ありがとうございました。どんな読み筋に絞っていくかを考えました。どうぞよろしくお願いします。
まず読んで思ったこと
さらに読む
この歌の人にはきっと目の前の光景がきちんと見えていて、だからこそ自分が印象的に感じたものをピックアップするようにして歌が組み立てられているんだと思いました。微細に言い尽くさないけどイメージを立ち上げるのは、「詩」の特性と言えるのかもしれません。
なんだかんだ知らない曲って興味を持てないことが多いというか、知ってる曲よりもノリが悪くなりがちなんだけど、ここでは演奏者が楽しそうに楽器を弾いていることで自分も楽しく感じられている、空間での気分の伝染みたいなものが画面越しに行われているのが面白いなと思いました。私も舞台の配信などをみたことがあるのですが、やっぱりライブ、目の前で生で行われているときの熱気や高揚感までは感じにくかったので、この歌の人はかなり演奏者に心を寄せている部分があったんじゃないかなあ。そういう意味では、感じとる力が強い人なのかもしれません。あるいは、その演奏空間にしっかり入り込めていたか、だと思います。
企画趣旨はこちらから
https://note.com/harecono/n/n744d4c605855