2019年3月の記事一覧
「短歌入れれます」一首評・3/3
みかんより何十倍もみかん的なくだものに縁のある冬の昼 /水沼朔太郎
〈何十倍も〉は〈縁のある〉にかかるものとして読むと、「みかんといえば冬」のイメージを裏切るシーンに出くわした状況としてとりました。
[無粋ですが、語順を整理してしまうと「みかんよりみかん的なくだものに何十倍も縁のある冬の昼」という形です。]
意味の上では、〈何十倍も〉の語が、このシーンに立ち会った際に主体が得たインパクトの大きさ
みかんより何十倍もみかん的なくだものに縁のある冬の昼 /水沼朔太郎
〈何十倍も〉は〈縁のある〉にかかるものとして読むと、「みかんといえば冬」のイメージを裏切るシーンに出くわした状況としてとりました。
[無粋ですが、語順を整理してしまうと「みかんよりみかん的なくだものに何十倍も縁のある冬の昼」という形です。]
意味の上では、〈何十倍も〉の語が、このシーンに立ち会った際に主体が得たインパクトの大きさ