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目の見えない白鳥さんとアートを見にいくvol.10 東かがわ市ひとの駅さんぼんまつ

東かがわ市には、とらまる公園にある、
ダリ彫刻の森以外にも、アートを楽しめる場所がある。
そのひとつ、ひとの駅さんぼんまつ。

気づいていなかったのだが、
このようなアートが
飾られている

いつものように、
目の見えない人に説明するかのように、
アートを鑑賞していく。

丸く切り取られた、
黒いタイルの端に羽根がひっついている。
タイルはピカピカと
黒光りしている。

だから、羽根がそのタイルに写り込んでいる。
羽根は片方だけなのだが、
その写り込んでいる、羽根とペアだと考えると、
羽根が大きすぎて、
胴体の小さい鳥が飛んでいるようにも見える。

羽根は、タイルの端から、
タイルの円の中心部に向かって
突き出している。

羽根の角度はタイルに対して
60度ぐらい。

タイルには空も写り込んでいるから
本当に空を飛んでいるようだ。

羽根を見てみる。
オーソドックスな羽根。
羽根といわれれば、これを想像するような
お手本のような羽根。

羽根の根元から、外側に向かうにつれて、
羽根の一つ一つが大きくなっていく。

羽根の根元はつまっているが、
外側に向かうにつれて、
厚みがなくなり、
より飛ぶことに適した形状になっている。

反対側から撮影すると、
建物がタイルに映り込むから、
地面で羽根を休めているように見える。

見る角度によって
印象が変わるのが面白い。

こちらの作品名は「とびたさ」
城山みなみ さんの作品

作品名を知ると、
作者の飛ぶことへのあこがれを
表現したものだということがわかった。

私には、飛ぶことへのあこがれはない。
だって、怖いやん。

地上から空を眺めている方が好き。
空の大きさに圧倒されるのが好き。

飛ぶことができるようになって、
空の一部になってしまったら、
なんかもったいないような気がする。

まだまだ、東かがわ市には
アート作品があるはずだ。
発見して、またじっくりと鑑賞したい。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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