ブックカバーチャレンジ6日目

『ポートレート・イン・ジャズ』
和田 誠/村上春樹

大学生の頃、ふとしたきっかけで聴き始めたジャズ。何も分からないまま、デューク・エリントンをはじめ、パーカー、コルトレーン、モンク、マイルス、キャノンボール、アームストロングなどなど、無数の音楽を貪る様に聴いていました。

中でもビル・エバンスの『ワルツ・フォー・デビー』は大好きな1枚で、ベーシストのスコット・ラファエロの変幻自在なプレイには圧倒されてしまいました。言葉では表せないくらいに…。

その後に出会ったのが本書です。
イラストレーターの和田誠さんのシンプルにデフォルメされた味わいのある絵に、村上春樹さんが文章とご自身所有のLPの写真を添えた構成になっています。

自分がうまく言葉に出来なかったジャズを、何故こんなに的確に、豊かな文章で表現する事ができるのだろうと、感嘆すると共に羨望を抱きながら更にジャズの森に踏み込んで行きました。
いつしか自分もLPで聴いてみようと目論んでいます。

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