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“オンライン原っぱ”の試み。家に居ながらにつながって遊ぶ。

こんにちは。原っぱ大学ガクチョー ツカコシです。はじめてのnote投稿です、えっへん。

日本列島、本当に大変なことになっていますね。人がたくさん集まる場を運営している我ら「原っぱ大学」も例外ではなく、先週より活動中止の判断をしています。

そんな折、耳にするのは教育関係のサービスを提供している皆さんの迅速な動き。皆さん、オンライン講座の開放や割引など、短期間でどんどん世に出していて、さすがだなーーと。

僕らもただ座して待つ、というのも詰まらんし、やれることができないだろうか、ということでスタッフ間で議論していた時に出てきたのが「オンライン原っぱ」の試みです。オンラインで遊ぶ。学習はしません。

僕らの会議でもよく使っている「ZOOM」というオンライン会議のサービス。これが安定しているし、100人まで一同に会せるということで、これを使って遊んでみようかしらと思った次第です。

スタッフでアイディアを募ったらいろいろ出てくる、出てくる。

「オンライン焚き火飲み会」
「オンラインカラオケ大会」
「オンラインしりとり」
「オンラインあっち向いてホイトーナメント」
「オンラインけん玉大会」
「オンライン工作教室」
「オンライン哲学対話」
「オンライン人狼ゲーム」
「オンラインフラダンス」
「オンライン阿波踊り」
「オンラインガクチョーの絵本読み聞かせ」…

ただ、「オンライン」っていえば何でもいいのか、という感じだし、僕ら、リアルな現場が強みのサービスなのですが果たして「オンライン」で成立するのか…。

ということで、まずは実験的にやってみました。

オンライン「広島風お好み焼きを作って食べる会」を開催

(画面を通してだけど)料理をみんな一緒に作って食べたらきっと楽しい。ということで、実験の1回目はお好み焼きを一緒に作って食べる会。

必要な食材を事前にリストアップし、買い出しをしておいてもらい、集合の時間になったらみんなで一斉に一緒に作って食べる。空間は違えど、同じ時間を共有できたら楽しいんじゃないの、そんな試みです。

声をかけたのは現役&これまでの原っぱ大学メンバーが集うオンラインコミュニティ。普段だったら忙しいはずの3月最初の日曜日の午後。前日の声掛けにも関わらず20家族ぐらいが集まってくれました(画面の向こうに)。奥の本の上に乗っかっているPCに写っているのが参加者の皆さんたち。

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広島出身の原っぱ大学お料理プロデューサーあやや(広島カープのユニフォームを着用して登場)をリーダーに、みんなでせーので作り出します。

ZOOM、すごいんです。20人が一斉につないでもびくともしない。スムーズ。ただ、それぞれの家庭に子どもがいて、騒いでいるから、声がよく聞き取れなかったかも。設定でミュートできるんですが、皆さんの声をミュートしちゃうとそれはそれで寂しい(一方通行な感じがつまらない)。ということで声が多少聞きづらくてもまあいいや、ってことで進めていきます。

ちなみにこちらは2カメラ体制。全体を映すPCのウェブカメラと手元を映すiPadのカメラ。2アカウント使って皆さんにこちらの進行を共有します。100アカウントまでつなげるZOOMならでは!!

画面を超えて同じ「匂い」を共有する未来体験

順を追って一緒に作ってくれる家庭はもちろん、屋外でパーティー風にお好み焼きを焼く家庭、なぜかたこ焼きを作る家庭、ただ子どもがワイワイやっているだけの家庭…。途中参加、途中退場もゆるいままに、“いい加減”な時間がいい感じに流れていきます。

おお、これはまさしく「原っぱ」!

「お好み焼き」という料理のチョイスがまたナイスだったと思うのですが、多少、説明が聞き取れなくても勝手にどんどん進めてくれる。

頼もしいことに、「エイッ」とお好みをひっくり返す掛け声や、うまくひっくり返った時の「わーっ!」という喜びの声が画面から聞こえてきます(なんかこういう小さな共有がオンラインだと嬉しさ倍増です)。

ものの30分ぐらいで、ぷーん、とお好み焼きの焼けるいい匂いがしてきました。これがとっても不思議な経験。この僕らの手元の匂いはもちろん、画面の向こう側の皆さんと共有できないのですが、画面から伝わってくる雰囲気から、それぞれの家庭でも同じような匂いがただよっていると感じられる。匂いの共有ができる。

ふふふ、どうですこの未来型の体験。匂いが伝わるオンライン。

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11時から作り始めて、皆が作り終わったのがだいたい、12時前。ちょうどお腹がすいた頃合い。つながったまま、みんなそれぞれのタイミングで食べ始めます。

それまでワイワイ子どものしゃべり声で満たされていたのに、ひとときの静寂の時間がやってきました。ご飯食べているときだけはオンラインでも静かなのね…。

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最後はワタクシの「オンライン絵本読み聞かせ」で場を締めました。PCに向かって絵本を読んでいる姿が不思議・・・。

画面を通すと文字がひっくり返っちゃうんだけど、双方向でやりとりできるから、みんなの反応を感じながら案外楽しく読めました。

ということで、今回の試み。ワタクシ的には「アリ」だなと思いました。次は何やろうかしら。大人が夜に集って焚き火を囲う飲み会、ってのはやってみたいな。

でもでも、やっぱり外で思い切り遊びたいよねーーー。僕ら原っぱ大学としてこの状況でできることをいろいろと考えていっています。はやく、心おきなく仲間たちと思い切り遊べる時間が帰ってきますように!

それまでは皆でいろいろ工夫して、この隙間時間を楽しみましょー。

おまけ。あややのお好み焼きレシピ

用意するもの
フライパン(できたら二つ)
フライ返し
キャベツ(千切り)
もやし
豚バラ肉(薄切り)
たまご
小麦粉

焼きそば
お好みソース
青のり
鰹節
塩、コショウ
あれば
かつおだし、てんかす

作り方
①小麦粉を水で溶きます。サラサラだけど、ドロッとした感じ(クレープぐらい)。あれば、ここにかつおだしを入れます。
②フライパンに油をひいて、弱めの中火にかけます。フライパンが温まったら、①をまるく流し込みます。
③流した小麦粉の上にキャベツ、もやし、豚バラを並べます。(あれば、ここで天かす)塩コショウをかけます。
④重ねた野菜豚バラの上から水で溶いた小麦粉をたらーっとかけます。
⑤下の小麦粉が固まったら、えいっとひっくり返します。気合と勢いが重要です!!
⑥しばらくしたら上から下に押さえつけて水分を飛ばします。(ぎゅうぎゅう押します)
⑦もう一つのフライパンも油をひいて温めます。
⑧温まったら卵を割って、黄身をつぶして、できるだけ平らに伸ばします。その上に焼きそばの麺をできるだけ平らに伸ばします。
⑨卵の上に野菜のパーツを載せます。そしてひっくり返します。(卵が上になるようにします!)ここ頑張りどころ!
⑩しばらく焼いたら、お皿に移して(卵が上)ソースを塗って、青のり、鰹節をかけてできあがり。

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