正しさよりも優しさを

昨日書いたnoteですが、規則や世の常識よりも相手のことを第一に考えて行動してくれた人たちの話を書きました。昨日書いたのは幼稚園の先生であり、お店の定員さんだから、つまりこれって”プロ意識”の高さですよね。
”プロ意識”というとどこかビジネスライクな、どこか無理して演じているような感じがします。でも要するに”正しさよりも優しさ”を優先しているってことだと思うんですよ。

では家族や恋人において”正しさより優しさ”ってなんでしょうか。
私は
”いかなる時もあなたの味方だよ、あなたのことが好きだよ”という気持ち。
でも気持ちを持つだけでは目に見えないので、それがはっきりと伝わる態度や言動だと思うんです。


少し前に西原理恵子さんの”いいとこ取り!熟年交際のすすめ”という本を読みました。
西原さんと高須さんの恋愛について赤裸々に書かれていて、ユーモアもたっぷりでとても良い本でした。

好きなエピソードはいくつかあるのですが、一番いいなって思ったのは、西原さんがテレビに出演された際「ま◯こ」って発言したらしいのですよ(笑)
で、干されてそのテレビを降板させられたとがあったようです。
西原さんの本を読めばわかりますが、このかたこういうの別に普通にさらっと言います。歯に衣着せぬ物言いですから。

だけどそのテレビのスポンサーはなんと高須クリニックだったらしい。ことの顛末を知った高須さんは激昂して「誰がお金を払っていると思うんだ!」とのことでスポンサー降りたとのこと!しかもことの全てが終わって綺麗さっぱりしてから西原さんはその話を高須さんから聞いたようです。

これすごくないですか?
だって放送倫理からしたらそりゃあかんでしょ。
でも高須先生の理屈からすれば「ま◯こって言って何が悪いんだ!」だそう。
(私がnoteから干されたら困るので伏字にしてますが、本の中では一切伏せられていませんでした!)
自分の彼女に対してそんなことするなんて!という心理が働いたからの行動だと思うんです。まさに”正しさよりも優しさ”ですよね。
世間の常識では正しくなくても、自分のことを一番に思ってくれている。この気持ちやその現れである行為って最上級の愛情表現ではないか?そんな風に思います。


片や私は深い愛情はあるつもりですが、どこか規則や常識、世間体を気にしてしまうところがあって、そういう部分が嫌です。
はなからそういう発想が無いわけでは無いんです。心の中にはあるのに、それを出す勇気がないだけだと思う。

って思っていたけど、実はそうでもなかったらしく、ちょっとだけ過去の自分を見直した瞬間がありました。息子が教えてくれたんですけどね。

・・・すみません、この話長くなりそうな気がしたので明日に続きます。

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浜田 綾(コトバノ):ライター
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