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巻き込みたいんです…!

コミュニティ運営していたらよく聞く言葉シリーズその2です。1はこちらから。


「みんなを巻き込みたい」
「盛り上げたい」

わかりみが深い。せっかく何かやるならたくさんの人を巻き込みたいですよね。これぞコミュニティの醍醐味ですから。私も何かやるならみんなに巻き込まれてほしいし、盛り上がってほしい。みんなとやった方が楽しいし、遠くへ行けますから。私自身コミュニティマネージャーですが、時にプロジェクトリーダー的な役割をしてきたことがあるので、私が感じた経験則を書いてみます。


巻き込みの要素は3つ。

1.たった一人の熱狂
2.味方をつける
3全てをオープンに


1.たった一人の熱狂

名著のタイトルそのままですが、これこそ一番必要。人に参加してほしいとか、盛り上がってほしいと言う前に中心人物のあなたは燃えていますか?コミュニティはしばしば焚き火になぞらえて話をすることがあるんですが、コミュニティでの熱狂が火が燃え上がっている状態とするなら、リーダーは焚き火の中心、着火剤です。燃えない着火剤に火はつかない。だから、誰かに盛り上がってほしいとか言う以前に自分が熱狂しているのか?燃えているのか?そこがそもそもの問題です。暴論かもしれませんが、少々エゴイスティックなくらいでもいいと思う。うちの社長の言葉ですが、究極の自己満足は究極の他者満足なんだから。誰も味方がいなくともやりたいって言えるくらいの「私はこれがやりたい!!」ってはっきりビジョンを示せる人に人はついてくる。

私自身の話で言えば、箕輪編集室で電子書籍を出した時にプロジェクトリーダーをしましたが、もともと私の企画ではありませんでした。企画スレッドのコメントを全部読んでやりたいなって思うものがあったので、掘り起こして「動いてないなら私がやってもいいですか?」って聞いて進めました。前田デザイン室で本を作った時もそう。私は紙の本を作ったことがなかったから、やりたくて仕方がなかったんです。もちろんみんなの力でできたことだけど、やりたい!って言った私自身が熱狂していたから前に進んだのだと思う。


2.味方をつける

たった一人の熱狂!と言っても一人はやっぱり孤独なもの。だからこそ志の近い仲間がいると物事が進めやすいです。「〜をやりたい」って言った時に「それいいね」って言ってくれる仲間が1,2人いるといいですね。私もそうだけど、人ってやっぱり「いいね」とか「一緒にやろう」って声をかけてくれたら死ぬほど嬉しい。だからこそ、何かを進めるならあらかじめ賛同してくれる仲間が数名いることを前提として始めた方が精神衛生上やりやすい。

私の場合は、先ほどの箕輪編集室での電子書籍プロジェクトで言えば、友人の前田高志さんが一緒にジョインしてくださったことが心強かったです。



3.全てをオープンに

これめっちゃ大事。1が着火剤で、2で少人数に火が付く。その火を燃え上がらせるには多くの仲間が必要です。ここで気をつけるのが、やりとりを公平にオープンにすること。後から入ってきた人を歓迎することです。2の仲間だけでクローズドグループとか作ったらダメです。2までの盛り上がりを見て後から「私もやりたい!」って人は必ず現れます。そんな時にクローズドなやりとりをしていたら、疎外感を感じるから入りにくい。常連客しか来ないお店と同じ状態。分断が生まれます。そうすると火は燃え上がらないんです。

これも私の例で言えば、やりとりは全部オープンにしてきました。表面上は1on1のやりとりであってもみんなの見えるところで書くと、それを見ている人が絶対にいます。そのやりとりを見て仲間に加わりたいな〜って感じる人がいるかもしれない。だからこそ絶対にオープンにすること。


以上の3つが揃った時に、やろうとしていることに巻き込まれてくれる人は絶対現れます。


元ネタとなったnote。



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株式会社NASUというデザイン会社で、マネージャー、広報、コミュニティ事業などやってます。ツイッターでもコミュニティやライティングについて発信しています。

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