心が動いた小さな話。

「これnoteに書いたら良さそうだ」と思いつくことはたくさんあるけど、
軽めだから膨らませていい塩梅の長さにしなきゃなって話。
あるいはじっくり腰を据えてよく頭を働かせて書かないと、おかしな文章になりかねない重たい話題。そのどちらかしかないので、最近心が動いた軽めの話を2つ書きます。


・週末に幼稚園の先生と下の子のことについて話をしました。何度か書いているように、下の子はよく言えば4歳にして自分をしっかり持っている。悪く言えば周りと適応するのにものすごい時間がかかる子です。家ではトイレトレーニングも進んでいますが、幼稚園では失敗もまだ多いんですよ。だけど先生が根気よくつきあってくださったおかげで、幼稚園でもちょとずつトイレに行けるようになってます。

先生が「年少さんのうちに安定すればいいのですけどね。」と言ったので、
私は「そうですよね。年少さんのうちにはトイレぐらいできるようになってほしいですよね。」と反射で返事をしたんです。
すると先生は
「あ、いやすみません。言葉足らずでした。”この年齢だから、これができないといけない。”という意味ではないんです。年中さんになったら教室が変わってしまうので、トイレの場所も変わってしまう。そうすると場所が変わったこと自体にまず不安になるでしょう。だからどこでもいいので1箇所だけでも安心して入れるトイレをどこか定めてあげたいんです。そうすれば教室が変わったとしても、そのトイレだけは安心できると思うんです。」って言いました。

なるほどね。
そうかこの先生は”この年齢だからこれができいないといけない”という論理ではないんだ。とことんこの子のことを考えたうえで話をしてくれている。幼児教育のプロだなぁと感心しました。


・昨日用事があって市内のデパートに車で行きました。ここは2000円以上買い物すると駐車料金が無料になります。複数店舗の合算金額でもオッケー。そのつもりで買い物をしたのですが、29円くらい足りませんでした。

だめですねぇ、計算が弱いって。生きて行く上で本当に不便です。いや、電卓使えばよかったんだけど、絶対2000円超えてる、となんか勘違いしていたんです。恥ずかしい。

駐車券の処理をしてくれるお姉さんのところへレシートと駐車券を差し出すと、お姉さんは電卓で計算して「あ、あともう少しですね。」と言ったので、「ああ、そうでしたか。勘違いしてました。なんか買ってもう一度来ます。」って言ったんです。
すると「いや、大丈夫です。本当にあと少しですし。今回はこれで処理させてもらいます。またいらしてくださいね。」って駐車料金無料にしてくれたんです!
こういうことさらっとできる人素晴らしいですね。規則では間違ってるけど杓子定規じゃなくて、臨機応変に対応できる。またここに来ようって思いますもん。ま、家から近いからそうでなくてもくるけど。でも印象は絶対よくなる。こういう臨機応変さ、私は欠けている部分があるから見習いたいな。


つまり両方とも規則あるいは世の中的にはこうあらねばならない〜ということよりも、相手の都合(うちの子供や私)を優先してくれているから、私も息子もハッピーであるっていうことです。

こういうマインド見習いたいですね。
ともすればすぐに規則や善悪のみで、ものごとを判断してしまいそうになるから。そうじゃない自分だけの指針を持っていて、かつ相手に寄り添える人。
そういう風になりたい。

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浜田 綾(コトバノ):ライター
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