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コミュニティマネージャーとしても活動しています。

ライター、編集者、コミュニティマネージャーの浜田綾です。秋に「コミュニティに再び関わります」宣言をしてから、活動が増えてきました。

そのうちのひとつ。東京の書店、青山ブックセンターが主宰する「青山ブックコミュニティー」を来年4月から入社する株式会社NASUでお手伝いすることになり、私はコミュニティマネージャーとして参加しています。ちなみにサムネイル画像の写真は、12/1コミュニティ立ち上げ前の公開ミーティング後の懇親会にて。後ろの方に私も写っています。


コミュニティの立ち上げは、前田デザイン室以来の2度目。とは言え、どのコミュニティもひとつとして同じものはありません。「このコミュニティではこうだったから、ここでもきっとこうだ」の理屈は必ずしも通用しないのです。コミュニティは生き物ですから。この世に同じ人間が一人として存在しないことと同じです。だからこそ、絶えず見守り目の前に起きている事象に向かってできることをただやるのみ。

12/10の募集開始日は、久しぶりに手に汗握る数時間でした。入会希望者の方の方が一人一人増えるたびに、山下店長や前田さんと喜びを分かち合いました。おかげさまで青山ブックコミュニティーの初回募集枠30名は満室に。この30名のみなさまの熱量を強すぎず、弱すぎずのいい塩梅で持続させること。また書店の業務で多忙な山下店長、コミュニティデザイナーとしてのNASU前田さんをお支えすることも私の大事な役割です。現在満室ですが、いずれ増枠があるかもしれませんので、気になる方は青山ブックセンターのツイッターをチェックしてくださいね。私のツイッターでも随時つぶやいていきます。




青山ブックセンターさんと私のご縁は、昨年オンラインサロン前田デザイン室で作った雑誌『マエボン』からです。マエボンは、後にコルクの佐渡島庸平さんから「素人出版革命」と称していただく程のムーブメントになりました。実際のところ作っている当事者たちは、この本がのちにそういう評価を受けるとか全く考えておらず、ただただ目の前の入稿、そして次は目の前のクラウドファンディング(資金調達ができないと本代を支払えないからね!)に必死でした。

入稿に間に合わないと広告掲載できないので、広告枠のクラウドファンディングを先にやったわけですが、これ1枠15万円なんです。前田さん個人の信頼はあったとしても、前田デザイン室としてはまだまだこれからの時期、15万円の広告枠はそう簡単には売れませんでした。覚悟はしていたけれど売れてほしい……、どうしたら売れるのだろうか。考えあぐねていた時に、このやりとりがありました。

真っ先に返信してくれたのが、ABCの山下さんでした。

「その時歴史が動いた」というドキュメンタリー番組が以前ありましたが、マエボンプロジェクトの「その時歴史が動いた」の瞬間はここだと私は感じています。ABCさんとのやりとりが発生したことにより、本好きでアンテナ感度の高い方にマエボンの情報が流れた→中村さんと大谷さんに広告枠をご購入いただけた→プロジェクトが盛り上がる→入稿まで猛ダッシュで突き進めた→クラウドファンディングもこの勢いのまま進むことができた。という流れです。

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(ABCさんにて、マエボンとNASU本を置いていただております)

ABCさんでは、その後マエボン刊行イベントもさせていただきました。次に発売した「NASU本」も、もうすぐお届けできる「モザイクパンツ」(アートブックとセットなので本です!)も、毎回いち早く本とイベントのお声がけをしていただいております。そんな思い入れの強い本屋さんのコミュニティーに関われることに心から喜びを感じています。



ご縁と言えばもう1つ。青山ブックセンターでは2つのコミュニティを行います。1つは上記で触れた青山ブックコミュニティー。もう1つは「青山ブックコイン」というポイント機能を起点とした緩やかなつながりです。これは「mint」というサービスを利用します。そしてこのmintを作ったたむけんさんは、私の中で恩人なのです。

今でこそオンラインサロンのプロジェクトに積極的に関わり、コミュニティの運営チームも経験してきた私ですが、最初からこうではなかったんです。私にも「私なんかでよいのだろうか?」と躊躇していた時期はありました。箕輪編集室に入って電子書籍プロジェクトに興味を持ったときの私がまさにそうでした。電子書籍のことも知らないし、本を作ったこともないし、そもそも編集したこともない。だけどやってみたいなという気持ちだけはありました。そんな気持ちをスレッドに書いたところ、たむけんさんから「今必要なのは経験があるかないかということよりも、この本のことを一番に考えられる人です。だから、浜田さん主導でやってみてはどうですか?」と声をかけていただきました。この言葉に背中を押していただいたおかげで、電子書籍を作ることができました。その後もオンラインサロンでいろいろなことに挑戦するわけですが、未経験なことがほとんどでした。でもその度にこの時のことを思い出すと、力が湧いてくるんです。できるまで諦めず、困ってる時は誰かに助けてもらいながら、それでも前に進めばできないことってないんじゃないか、今では本気でそう思っています。

そんなきっかけをくれたたむけんさんとも、先日の公開ミーティングでご挨拶できました。山下店長とたむけんさん、ABCさんのコミュニティがきっかけで私にとってお世話になっている方たちに関わる機会ができたことを光栄に思っています。



少し話が変わりますが、仕事への取り組み方について考えさせられたnoteがあります。

私の場合、ライターもコミュニティマネージャーも、それから前田さんのマネージメントもさせていただいていますが、これって全て人に選ばれる仕事なんです。本当にありがたいことですよね。そう考えた時、私はまだまだ「選ばれた幸せ」を自覚しきれていない気がして。今私の目の前にある仕事は、私が選ばれた結果ここにある。このことへの感謝や喜びをもっと味わい尽くそう、そう心に決めました。



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12/20大阪の関大ミライズさんでコミュニティマネージャーのイベントを柴山由香さんとやります。東京でもご好評いただいたイベントです。お席あと少しだけあるので、気になる方はぜひ。


翌日、12/21は青山ブックセンターで「モザイクパンツ」発売記念イベントをやります。前田デザイン室の前田さん、モザイクパンツプロジェクトリーダーの水上さんが登壇します。私もモデレーターで参加するのでぜひいらしてください。



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