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お菓子づくりと手芸はやらない。

こちらに書いた通り、アルバム作りはやめました。

アルバム作り以外にも母親業として、極力がんばらないと決めたことが実はいくつかあります。お菓子づくりと手芸です。

気持ちとしてはやりたいんです!
私は「子どもラブ!」ってタイプではないけれど、やっぱり自分の子はめちゃんこ可愛い。私だって子どもが喜ぶ顔がみたいし、私の生み出したものによって喜んでもらえたらさらに幸せだ。そういう気持ちは持っています。だけどどう考えても向かない、あるいは非効率的すぎると判断したのでお菓子づくりと手芸はほとんどやならいと決めていて、現在は主に母に家庭内アウトソーシングしております。


がんばらないその1:お菓子づくり

最初に向いてないと感じたのは、キャラクターのケーキを作ろうと思った時です。レシピ本に忠実につくればある程度ちゃんとしたのがつくれるはずなのに、そこを無視するのが私の欠点です。美術2のくせに、なんとなく描いたらそれっぽくなるだろうと根拠のない自信だけをひっさげて、フリーハンドでケーキに思いの丈をぶつけてみたところ。




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世にも不思議な赤いクリーチャーを生み出してしまいました。描いている時も「あれ?なんかうまくいかない。こんなはずじゃなかった。でも描いていけばなんとかなる?」を繰り返していたら、どうにもならなくなってしまいました。でも我が息子のすごいところは、この物体の名称を言い当てたところ。ちゃんと「あ!ライトニングマックイーンだ!」って数秒で判定したところです。可愛すぎるだろう。愛してる。


がんばらないその2:手芸

手芸も得意ではないけど、我が子のためならがんばりたいって思っていました。既製品?だめだめ!愛情を込めた手作りじゃないと!私のお母さんもそうしてくれたもん。私もそうしなくては!こういう思いが強かったんですよ。うちの母はお菓子づくりも手芸も上手でしたから。だから同じことをやってあげなきゃって。

上の子が幼稚園に入る前にその思いはいったん沸点に達し、何か作りたい〜ってことで、息子が大好きなライダーをずらり並べた仮面ライダーバッグを作りました。(一人ライダーちゃうの混ざってますが気にしないでください、あくまで息子の好みを並べました。)

どや

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これ自体は手前味噌ですが割と上手にできてると思うんです。ふふん、ふふん!息子の興味と私の自己満足、需要と供給が一体化した作品。これもって外出したら、よくいろんな人にお声がけいただきました。


この1年後長男は幼稚園へ入園します。入園グッズ、、、それは母として手芸の集大成である。(私調べ。)否が応でも気合が入ります。子どもが生まれたら入園グッズの布は大好きなマリメッコのものを使う。柄も決めてます男の子なら車柄のブーブー、女の子ならお花柄(有名なやつですね)のウニッコ。これは子どもが生まれる前から決めていました。男子なのでブーブーの布を買い、張り切って作りました。

どや

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たぶん、普通なので感想をいいあらわし難いと思うのですが、割とセンス良く作れたと自負しています。

・レッスンバッグと上靴入れはキルト布推奨だったため、買った時は普通のペラペラの布だったけど、自分でキルティングの生地になるようにちまちま縫ったこと。

・縫い糸も普通のブルーでは嫌だったので、この布にマッチするようなちょっと変わった空色を選んだこと。

・タイヤの位置に切り返しの布をつけて車が走っているように見せること。

・持ち手はボーダーでちょっと変化をつけたこと。

まぁ要するに手芸が苦手であるにも関わらず、こだわりにこだわったわけです。しかしこの時、下の子0歳。普通に夜の授乳とかあった中こだわりの入園グッズを作り上げました。が、完成した後、39度の熱が出て寝込みました。知恵熱でしょうね。できないことをあほほどやるからだ。

このバッグ、シンプルなので結果的に今も長男は小学生にあがっても使っていますが、幼稚園のときはさほど喜んでくれませんでした。
「トーマスがよかった→キョウリュウジャーがよかった→ジバニャンがよかった!」などなど、とりあえず子どもが喜びそうなものにした方が息子受けは絶対よかったわけ。

つまりね、私は0歳児の赤子の世話そっちのけで、必死で入園グッズをつくったけれど、それって結局自己満足。肝心の息子が喜んでいないもの。そして0歳時の次男の母としては、自分がぶっ倒れたら失格ですからね。その辺の力加減がものすごい下手だったってわけです。


というわけで手芸もやらない。さらさら〜っといい感じのものをサクッと作るスキルは私にはありません。やるなら寝食を忘れてそれだけに没頭しないとできない。やったところでぶっ倒れる。かといってそんなにクオリティが高いわけでもない。じゃあもうそこまでしてやらなくてもいいんじゃない?

これが結論です。


母の愛の形はいろいろでいい。

かくかくしかじかの理由で私はお菓子づくりと手芸は、以後積極的にはやりません。主に母に家庭内アウトソーシングしています。あるいは既製品でサクッと済ませることも増えました。

母親なのに悪いよなぁ。ごめんね、の気持ちもなくはない。うん、ちょっとまだごめんねとは思ってる。だけどできないことに必死になり、イライラして精神衛生の悪い私と、「できない!ま、いっか。」で割り切って楽しげな私。息子たちからすればどっちがいいだろう??って考えたら、やっぱり私が笑っていることが一番いいんだと思う。その代わりあななたちのログをたくさん書くよ。これが私なりの母親としてのありかた。

そんなお母さんがいてもいいと思うんだ。

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浜田 綾(コトバノ):ライター
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