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食材のはたらき[五味]〜薬膳のいろは

こんにちは。薬膳家のひろみです。
ご覧くださりありがとうございます。

薬膳について見て行きますと、馴染みのない言葉を見かけませんか?
肝に効く、腎に効く、辛味、苦味、温性、涼性、五味、五臓、等々。
薬膳の記事を読んでいただく時に楽にお読みいただけるよう、
簡単なご説明をしていこうと思います。
今日は、五味についてです。

<分類>
全ての食べ物は、五つの味に分類されます。
酸味(さんみ)、苦味(にがみ)、甘味(かんみ)、
辛味(からみ)、鹹味(かんみ 塩辛い意味)。

<主な作用>
また、味で分類されているだけではなく、食べた時に身体に作用する違いとしても分類されています。

酸味・・筋肉を引き締めたり、出すぎるものを収める作用。
苦味・・体内の湿気を取り、乾かし固める作用。炎症を鎮める作用。
甘味・・緊張を緩める。滋養強壮、体力不足に効果的。味を中和する作用。
辛味・・身体を温め、発汗を促す。滞ったものを追い出す発散作用。
鹹味・・しこりなど固いものをほぐしたり、潤す作用。


<働きかける臓器>
五味はそれぞれが独自の作用を持ち、働きかける内臓も決まっています。

酸味(かん)に効く(養う、補う)とされています。
肝とは主に、肝臓、胆のう、筋(じん帯)、眼を含めて呼びます。

苦味(しん)に効くとされています。
心とは主に、心臓、小腸、血脈(血管)、舌を含めて呼びます。

甘味(ひ)に効くとされています。
脾とは主に、脾臓、胃、肌肉(筋肉)、口唇を含めて呼びます。

辛味に効くとされています。
肺とは主に、肺、大腸、皮毛(産毛)、鼻を含めて呼びます

鹹味に効くとされています。
腎とは主に、腎臓、膀胱、骨髄、耳を含めて呼びます。


薬膳という切り口から食材の魅力(性質)をお伝えしていく時に、
どうしても外せない言葉が多くなりますが、これからも工夫をしながら
お伝えできたらと思っております。

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