私が好きなテレビ番組は大体ノンフィクション。

子どもの頃から密着警察24時世界仰天ニュースねほりんぱほりん激レアさんをつれてきたが大好きだ。

特に逮捕状をもってガサ入れに行くときの警察官の姿がカッコイイ。
警察官は守秘義務がある仕事なので父はガサ入れの前日は酒を飲まずにいつもより早く寝るという習性を持っていたので、子どもながらにも、あぁ明日ガサか…と勘づいたものだ。

後日ニュースで取り上げられてるのを一緒に夕食を食べながら「これお父さん、行ったん?」と聞いても黙っていて教えてくれない。
だけど顔から堪能感が溢れていて「いったな」と分かるのだった。
無口な父を持つを顔色を読むのがうまくなる。
ノンバーバルコミュニケーション能力が伸びた。

テレビでは見やすくカッコよく編集されている。
だけど一番好きなのは逮捕された犯人が無茶苦茶な暴言や言い訳をする時だ。趣味が悪いが見てて笑える。
人間追い詰められると支離滅裂になることを知った。

かく言う私も以前原付のスピード違反で捕まったことがある。
この長い長い下り坂を~♪とご機嫌に右手のハンドルをフルスロットルにしていたら坂の真ん中あたりにスピード計測する機器を持っていた警察官がいた。忍者かよ。
やべぇと思ったが最後、減速も間に合わずに白い旗を持った別の警察官にぴっぴ~!と笛を吹かれて道の脇に誘導される21歳の春。
あ~やってもうたな…と大人しくまだ緑色の初心者免許を差し出し、青切符を切られた。違反点数3点、罰金もそこそこいった。最悪の気分で支払う現金だ。

手続きをしている時に、車で携帯を使用していた高齢男性が道の脇に入ってきた。高齢男性は納得がいかないようで「これ、おもちゃなんですわ!電波入ってへん!だから違反とちゃうんちゃうぅぅぅぅ?!」と喚いていた。

おーぉう、それは無理あるがなと
「なんで運転中におもちゃで遊んでてんな?」と警察官に問い詰められてもゴネていた。歳をとればとるほどに頑固になるとは言うけれどあぁはなりたくないと反面教師にしている。

帰宅しても家族には取り締まりにあったことを黙っていた。
そして後日、父にバレた。
名前が珍しいので即バレるのだ。
兄も二段階右折で捕まった時に叱責されていた。
恒例の尋問が始まり「捕まりましたけど?行政刑なんでお金払ったら許されますけど?」とりあえず反抗してみるもののダンガン論破。
「二度としません。」と言うまで終わらない。
取り締まりだけでもヘコむのに2度目もあるのだ。
倒れた人間を2度踏む父。

本当は小さな事故が重なって大事故を起こして娘が怪我、最悪この世からいなくなってしまうことを心配する親心だと身に沁みる。

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その後教習所で車の免許をとった。
実は2度目の入校である。免許取り消しになったんじゃない。
1度目は仮免許までは取れたが下手くそすぎて路上でエンストを連発し、教官に怒声を浴びせられて行くのが嫌になってしまった。20万をドブに捨てた。
満を持して今度はオートマ限定で入校した。あーらまスイスイ。
びっくりするくらい簡単に卒検も合格した。いえーい。
そして親には内緒で中型2輪も申し込んでいた。

「中型バイクだけはアカンぞ」と言われていたが、無視。
入校時に車とバイクのセットにすればお得になるパックで申し込んだ。
自分で払うんだから文句言われたくないと尖っていた。

2輪ももしかして無免で乗ってた?(乗っていない)と言われたくらい簡単にとれた。2輪はミッションだが不思議とどうすればいいか分かった。
スラロームも一本橋も急制動も楽勝だった。

そして免許試験場も1発合格すると思って。余裕で音楽を聴きながら、
ふんふ~ん♪と電光掲示板を見ていたら何度見ても自分の受験番号がない。
嘘やろ…?と次の日も受けたが落ちた。

私ってホント馬鹿…。と原付に乗りながらまどか☆マギカのさやかを思い出す。交わした約束忘れないよ…
学科の教本と試験場の横にある「虎の巻」という怪しげな問題集を丸暗記して4度目くらいで合格した。ほっ。4浪くんだった。美大かよ。

そしてバイク屋でスズキのSTを新車で購入した。2年のローンを組んだ。
玄関先に停めていたら帰ってきた父、激怒。
最終的に父が折れて「高速道路だけは絶対乗るな!特に湾岸線。風にあおられてこけたらもう…」と言って口をつぐんだ。その後、頭を抱えていた。
その節は本当にごめんなさい。

しかもやむ終えず高速にも乗った。キャンパス間を移動するシャトルバスがあと1人で満員というところで困った顔をしていた子に譲った。次の便は1時間半後で講義に間に合わない。単位が!!やばぁ~い。卒業できなくなることはないが、何となく落とすのは嫌だ。

近くの方のキャンパスに止めてあったバイクでシャトルバスを抜かして先に付いた。ETCをつけていなかったので料金所で小銭をばら撒くというアクシデントがあったくらいで非常に快適だった。渋滞する区間があり左車線の端っこの方をすい~と抜けて行った。

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TVの話に戻そう。
あとは麻薬探知犬の捜査のシーンが大好きだ。
犬はすごい。とても賢い。
訓練されて特定の匂いをかぎ分けて警察官に教えてくれる。
ほんの数グラムの覚せい剤を入れた袋を隠した鞄をこれだー!!とワンワン言って教えてくれるシーンはいつも見ていてほぉ~となる。
失踪者の品の匂いを嗅いで捜索する警察犬もカッコいい。

実家の近所に警察犬を養成する資格を持っているお家があった。
基本シェパードの群れ、散歩の風景は圧巻だった。歩く姿が正義。
リードもつけないのにしっかりリーダーウォークで歩いていた。
当時元気だった実家の犬がその犬たちに吠えると1匹だけ吠え返してきた。

ブリーダーは一気に顔色が変わり、その後訓練のために用意されていた鞭みたいなものを使って吠えた警察犬候補生をシバいていた。
すげぇ…。

その様子を見て、我が家の犬の方が縮み上がっていた。怖がって歩かなくなり抱っこして帰った。以来そのシェパードの群れを見ると道を変えようと必死にリードを引っ張っていた。そらそうなる。

テレビには写せないシーンだなと思った。

警察24時では犯罪の手口や詐欺のやり口を知った。
基本、疑ってかからないようにしているが性犯罪にも遭ったことのある私は夜道を歩くときとATMから出てきた時は特に注意して歩く。

あと玄関の鍵は頑丈なものにしている。さらに補助錠もついている。
ベランダ側も焼き割りできないようにフィルムを張りこちらも補助錠を付けた。あとリフォームの時に二重扉にしてもらった。あったかいし。防犯面も安全。

そもそもベランダ側からの侵入は不可能だと思う。レスキュー隊みたいなガッツリしたロープで屋上から降りてくるしか無理だ。

もし玄関側で火災が起きて脱出不能になったらヨギボーを裏庭側から着地地点に放り投げて息子を身体に縛って私は骨折覚悟で跳ぶ。まぁそんなことにならないように我が家には消火器がある。料理している時に炎が上がった時用に投げ込む消火剤もある。

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世界仰天ニュースのノンフィクション感が大好きだった。
子どもの頃から九死に一生シリーズが好きで母とよく見ていた。
ここはこうすれば回避できた。
こうしていたから助かったという事例をたくさん学べた。
ニラと水仙を間違えて食べて食中毒や山菜取りで毒草とってたとか。
そんな話が好きで食べるものには本当に気をつけるようになった。

そんな私も食中毒を起こしたことがある。
原因菌はカンピロバクター。原因物は鶏の生レバー…。
今思うとなんであんなことしちゃったのかなぁ。

前前前職場の先輩と焼き鳥屋にいった。
その店は先輩の行きつけで大将ともとても親しくて特別に出された逸品だった。うまかった。だけどその代償が大きすぎた。
私はそれから3日後に地獄をみた。26歳の夏。
土曜日の朝、いつものジョギングを終えて帰宅すると急激に寒気に襲われた。
これは高熱出る予兆やな…とまだ動ける間に近所のコンビニでポカリスエットを大量に購入しておいた。これが私の命を繋いだ一手だった。
うっすら吐き気がしてきたがとりあえずベッドで横になって無理矢理眠った。起きた頃には39℃と激しい下痢が止まらなくなった。それが5日間くらい続いた。

最後はベッドとトイレの往復も出来なくなり夏なのに毛布を被り便座に座ったまま眠っていた。温水便座のコンセントを抜いて代わりにiPhone4Sを繋いでいた。当時リリースされたばかりのポケモンGOでトイレでポッポを捕まえていた。薄れていく意識の中なにやってんだか。

充分異変が起きているが便が突然黒くなった。
医療人なら分かることだが、タール便が出たと思った…
知らない人は調べて欲しい
それは死の予兆のひとつだ

ここにきてやっと当時付き合っていた今の夫に連絡した。
22時を過ぎていて気が引けたがすぐに来てくれた。
「なんで救急車呼ばんかったん?」と言われる。
いや、これくらいで呼んだら悪いかなって思って…

保険証と現金を握りしめて救急病院を探してくれた
エレベーターのないアパートだったので一段一段がとてもしんどかったのを覚えている

腹は痛い、頭はガンガン、脚はフラフラ…
救急医に診てもらい便を採取して調べられた
脱水が危険な域だったので点滴を6本ほど打つことになった
若い女の子のナースが一生懸命に血管を探してくれる
駆血帯を何度も縛り直してさすってもたたいても出なかった
夫が「刺しやすい所ここやで」と指示していた
えっ?!っと驚かれるが担当してくれた看護師さんはそのあたりをくまなく指で探し最終的には勘で刺してくれて逆血がきた。神経に刺ささんとってくれよ…という祈りが通じた

「2時間くらいかかるやろうから僕ラーメン食べてきていい?」
と言われて「え?匂いのキツイのはやめてな」と念を押して送り出した。
連れてきてもらっているのにいいご身分だ。

救急病院では1日分の薬しかもらえない
そのため次の日、徒歩3分の内科へ受診した。
そこでも検便される
10分に一度トイレに駆け込むほどの下痢で死にそうですと訴えた

1週間分の整腸剤と熱を下げる薬だけをもらった
数日後救急病院の医師から電話がかかってきて
原因菌はカンピロバクターですと連絡があった
経過が見たいので今かかっている内科さんの薬がなくなったら
もう一度受診して欲しいと言われた

彼氏が休みだったのでまた一緒に行ってくれた
今度は熱も下がって歩けた
「カンピロバクターが原因なのでギランバレー症候群を発症するリスクがあること忘れないでね」とほんのり怖い宣告をされた。
帰りに昼食を買うためにコンビニに寄ってもらった。

10日ぶりの固形物に選んだのは「お寿司」
よりによってナマモノ
彼氏には「反省の色なし」と笑われた

世界仰天ニュースではカンピロバクターは擦り倒されたネタなので
応募していない。多分採用されないから。

だけどそれ以来私はもともと潔癖気味だったがさらに加速した
鶏肉が怖い。鶏肉を切ったまな板を洗剤で洗ってもそのあとで生野菜を切りたくないのでまな板を分けているし、薄いシートを買って使い捨てれるようにしている。
それでも鶏肉を切った包丁は必要以上に泡ハイターをシュシュシュシュッ!!としてしまうし素手で触るのが嫌で使い捨ての手袋を使っている。完全にトラウマだ。
肉類を使った調理器具は恐ろしいほどハイターする。
これも一種の後遺症なのかもと思う

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最後に書きたいのはねほりんぱほりん
NHKが放送している一見人形劇のバラエティーに見える
だが、言っている内容はえげつない

不妊治療を辞めた人や刑務所にいた人、児童養護施設で育った人
元詐欺師、虐待をした人、元薬物中毒者など
顔だしNGのゲストが聞き手の山里さんとYOUさんに根ほり葉ほりして話が展開していく。
この10月から新シリーズが始まった。

とにかく知らない世界の話が聞いててほ~っとなる
本物の話はドぎついのに人形のおかげでマイルドになっている
テンポが良くて面白がってはいけないけれど面白い

私も顔出しNGゲスト出たい。
募集があれば応募したいと思う。
出れるとしたら
位置情報ゲーム沼にハマった人か精神科で働いた人とか
そのあたりかもしれない。

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激レアさんをつれてきたも好きだ
やっぱりノンフィクションが好きだ。
世界は広いと思い知らされる。
信じられない方法で偉業を達成した人がこの世界にはいる。

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無印良品のポチ菓子で書く気力を養っています。 お気に入りはブールドネージュです。