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代表野尻のコラム。人にゆだねるということ。仲間に甘えることでそれぞれが最大限に成長する。

「経営は甘えてなんぼ。」

とつくづく思います。甘えれば甘えるほど人は成長し、会社も成長する。けれどその甘えるのがとても難しい。ついつい口を出したくなる。当たり前ですが、違う人間なので、自分と同じように考え動く事は出来ないですよね。私がいて意思決定をしたら、明らかに早く結論が出てしまうのですがそこは我慢!

心の中で、グッと堪えそれぞれの部署にそれぞれの判断を託していく事を大切にしています。本当は全部自分でやりたい。気持ちもあったりしますが、、、笑
そんな気持ちすら最近だいぶ薄れつつあります。見守ることで得られるものが大きいことを実感したのも大きな理由だと思います。

「委ねる」の実践
では具体的にどんなことを実践しているかというと、

例えば新しくオリジナル缶を作りたい!と思ったら、まずは何人かに、缶を作れる会社を探してもらう、見積もりを取ってもらう。コスト感や最小ロットを提案してもらう。

職場環境の動線を良くするための提案をするために、必要なものを具体的な例やコストを持って提案してもらう。

助成金なら、税理士さんや社労士さん、中小企業診断士の方と最初は私自身がやり取りしていたのを、ひとつ担当してもらう。

こうぶつヲカシや宝石のカッサータの開発でも、「誕生石をテーマにしたものが作りたい」とだけ伝えて手を動かしてもらう。

デザインだったら、簡単な主旨を伝えて組み立ててデザインし表現するところまで提案してもらう。

出来てきたものを見て、皆で意見を出して磨いていく、原価を出し、値付けを提案してもらう。提案を貰って検討決定する。

お花畑のようなOBENTO

丸投げ経営?!
ここまで読むとすっかり、、丸投げに見えるかもしれないのですが、(実際丸投げしてるし!と思ってるかも。。)

道筋を自分で組み立てて、現実的な提案をする訓練を日々しているようなもので、最初は戸惑うメンバーも居るが(慣れずに辞めてしまう子もいます)めげずに素直な気持ちで美しいものを!美味しいものを!と、試行の回数を重ねる毎に、自身の能力が上がり、精度もスピードも上がっていくので、私はこの数年での職場での個々のスタッフさんの成長が目覚ましい事に本当に尊敬の気持ちと誇りを持っているわけです。

進めるときのイメージ
どの分野においても、私1人で進めることや、スタッフさんが一人で進めることより、「ひとつの粘土を皆でこねているようなイメージ」です。特にデザイナーさんは最初から最後まで作りたいプライドだったり、従来のやり方があるのかもしれませんが、全くそういうことに興味はなくて、最終的に昨日の自分より超えているモノづくりが出来ているか?がポイントになります。

8月の誕生石のこうぶつヲカシ


続けるうちに起きた変化
私自身の提案が却下される事も多々あります。笑
それには、ラボメンバーがそれぞれハラペコラボというものに気高さや気品があってそれを護りたい気持ちがしっかりあるからだと思います。

ある一定のレベルに行かなければ、作品を世に出す事はありません。個々にある個性も全部大きなうねりになって行き、1人で作るよりももっと壮大な美しさが出せると思っています。化学反応のようなものを楽しめたらと思います。

好きな長さで切る耐水耐油紙ペコロール

代表から社員さんへ、社員さんからパートさんへ今実践している事は、社員さんがパートさんに仕事を手放していく事。パートさんであっても自身の考えを述べたり、考えて動くことが当たり前な世界。

出来ている子もいればこれからという子もいます。それぞれのペースで開花していけば良いなぁと思って見守っています。社員さんはついつい自分でやりがちだけど、この部分は〇〇ちゃんに委ねてみようと。その進み具合を見たり、ぐっと堪えたり。笑

その成長を、目の当たりにする瞬間もまた幸せなものです。

ARTなFOODであそぶ世界を浸透させるために様々なARTなFOODであそぶ世界、これからも多くの人に広めるためにはハラペコラボという存在そのものが一体感を持つ必要があります。
とても良い感じで来ていると思っている今日この頃です。

この夏人気の宝石のカッサータ


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