Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その5：因果応報

相変わらずナマズ(上司)からのパワハラは止まらず。

毎日心をぐしゃぐしゃにされるようにやられている。

しかし、人って順応性が働くんですよね。
怒られるのにも慣れてきてしまいました。

Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その5：因果応報

毎日ひたすらめちゃくちゃ怒られている。

おかげで身についたこともありました。

激怒している相手の話を冷静に聞くことができるようになったことです笑

なので、話を流すことができるようになってきていた。

また、目の前の相手の感情は怒りだが、言っていることが正しいのかどうかを考えられるようにもなっていた。

ストレスはありましたが、そんな中でも冷静に聞くことができるようになったのは成長だったのかもしれません。

怒られることに対する免疫

しかし怒られることはストレスだったが、よくよく考えたら中学の野球部の監督よりも全然怖くない。

(私は中学時代強豪野球部に在籍していたので、そこでだいぶ厳しく指導を受けていました。それのおかげで怒られることに最初からある程度免疫があったのかもしれません。)

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反抗

何をしても怒られ続けるだけでしたので、実は反抗心も出てきました。

とりあえず自分はもうこの上司がいる間に販売をすることはやめようと決意しました。

自分のできるほんの少しの抵抗だったのです。
元々嫌なら辞めると決めて入ったので。
何も経験させてもらえないならもういいやという気持ちでした。

何より、自分が頑張った実績がナマズの成績になることが許せなかった。
自分の成績が上がらないことはナマズの評価も落ちることになると考えたのです。

他のことに手を出し始める

しかし、学生を卒業してから「稼ぐ」という目標は成し遂げたかった。

勉強できなくてもいい、けど稼げるようにだけはなりたい。

現在の仕事ではなかなか難しい。
そこで、自分が思いついたのはあさはかにも株でした。

これをやって稼ぐんだ！！と安易に手を出してみたのですが、当然これは簡単にはうまく行かなかったです。

一応勉強して、色々とやってみましたが、うまく行かず。

大損はしませんでしたが、大儲けもできず。

この時、「俺はやっぱりダメなのか…」と落ち込みました。

(結果的にリーマンショックもありましたので、引いて正解だったかも。)

仕事もできなければ、株もできない。稼ぎたいのにそれもうまく行かない。

当時は泣いてばかりいたような気がします。

転機の兆し

そんな苦しい日々にある日突然、人事部から連絡が来ました。

「近日営業所に面談に行きたい。」
ということでした。

成績も悪いから、もしかしたら退職の斡旋か。
クソ、なんとか就職したのに、もう職なしか…社会ってのは厳しい。

クビになることをずっと考えて、この先どうするかと考えていました。

状況確認

面談当日、人事担当が来た際に言われたことは意外なことでした。

「はらぺこさんがナマズさんから激しいパワハラを受けていると聞きました。いつもかなりきつい叱責を受けていると報告を聞いています。状況を教えてくれませんか？」

へ？俺クビになるんじゃないの？意外な質問でちょっと驚いた。

後々で職場の先輩から聞いたのですが、先輩とこの人事担当の方は同期で、ひどい状況だと偶然飲んでいた席で私の話をしてくれて、やめてしまうだろうと伝えてくれていたそうです。

それからは話が早く、ナマズは違う支店に異動になったのです。

営業としての再始動

そんなこんなで、上司が変わりました。

新しく来た上司はトシさんと言いましょう。トシさんはなぜか私を信頼してくれました。

しかし、ナマズと同じで変なことを言う時もあって、勉強にはならなかったのですが笑

それでも怒りをぶつけて来ることはなく、一生懸命やりたいようにやってみるようにと言われました。

この時株などからは手が離れていて、もう一度きちんと営業に取り組んでみようと考えていました。
営業としてスキルを高めるのに失敗ができる時期は今しかないと思ったのです。

若い時に成功だけでなく、失敗もたくさんしないとならない。

割と年齢を重ねて営業をやり始めて失敗してしまうよりも若い時期に経験して、今向き合うべきであると考えました。

真剣に、営業に向き合い、向き不向きはそれから判断しようと。

営業は資格ではありませんが、「販売」というスキルになると思ったのです。

社会人2年目秋あたりから深くセールスを学んでいくことになるのでした。

因果応報

これは後に聞いたが、ナマズは以前からパワハラについて色々と調査されていたらしい。

会社からはきちんと部下を育成できるようになれと言われていたようですが、人事が状況を見ていたのと、先輩からの助言で私は助けられた。

また、この最初の会社を退職した後に聞きましたが、その上司はその後精神を病み、一時休職したらしいです。

私はこれ以降も何人もの上司、同僚と関わっていますが、人に対してパワハラや嫌なこと、無責任なことをしていた人が数名いました。

数年経って状況を聞いてみると、それぞれみんないいようにはなっていません。むしろ100%悪い方向に進んでいます。内容は鬱、左遷、解雇です。

これは論理的な話ではありませんが、私は因果応報というのは必ずあると思っています。

人にしたことは良いことも悪いことも必ず自分に返ってきます。

例え今、悪いようになっていなかったとしても、ほとんどのケースでやってきます。

因果応報はは営業をしていても如実に現れます。

買ってください！お願いします！と押し売りばかりしていたらどうでしょう？気分悪くなりませんか？

それよりも顧客の困っている部分をサポートしたり、提案したりして、解決に向けて一緒に動けたらどうでしょう？

私が顧客であったら嬉しいですし、そういった営業が一生懸命な営業だと思っています。

されて嫌なことでなく、されて喜んでくれる、嬉しいことをしていくことが大切であると思います。

そして、人に良いことをするとふとした時に自分に返ってきます。

そんな奇跡を何度も経験しています。

せっかく返ってくるのであれば、良い取り組みを行って、良いプレゼントを受け取れる人間になれるように成長していきましょう。