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[メグ様]3-1話 義妹

小学4年生のメグ様は天真爛漫な少女だった。
家ではお父様と小学1年生の妹様、さらに当時鈴本家で奴隷として従事していたお母様の元奴隷8名を御心のままに使役していた。
学校ではスクールカーストの頂点に君臨し、教師をも飼い慣らしていた。

当時の鈴本家には日替わりでお母様の元奴隷たちが1名ずつ従事していた。
朝7時半ぴったりに、その日の担当奴隷がメグ様の部屋のドアをノックする。

「メグ様、マミ様おはようございます!」

ドア越しに奴隷が挨拶を申し上げる。部屋の中から返事はなく、奴隷はドアの前で待機する。
室内には小学生に似つかわしくないクイーンサイズ、しかし小学生らしいピンク色の可愛いベッドがある。
ベッドではぬいぐるみに囲まれたメグ様の美しい寝顔が輝き、フリルのベッドカーテンに囲まれている。
その豪華絢爛なベッドの手前には、メグ様の妹であるマミ様がお眠りになるための煎餅布団が敷かれていた。

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