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2021年文化功労者選出!富野由悠季監督作品3選

webライター、はらのです。
2021年の文化功労者に我らがガンダムの生みの親、富野由悠季監督が選出されました。
ということで、今回はおすすめの富野監督作品3選をご紹介します!
あ、でもネタバレしまくっているので富野信者向けの記事かもしれません。

機動戦士ガンダム

富野と言えばガンダム、ガンダムと言えば富野というほどの作品です。
富野監督が手掛けたガンダムのテレビシリーズは以下。

機動戦士ガンダム
機動戦士Zガンダム
機動戦士ZZガンダム
機動戦士Vガンダム
∀ガンダム
ガンダム Gのレコンギスタ

富野ガンダムのTVシリーズはすべて視聴していますが、特におすすめなのがファーストガンダムと∀ガンダムです。
始まりのファーストガンダムに、すべてのガンダムが集約していく∀ガンダム。この2作品は富野ガンダムを語る上で欠かせない物語だと思います。

が、富野ガンダムの中でも特に推したいのは黒富野と名高いVガンダムです。
これほど人間の光と闇、生と死を描いた作品はないと思います。富野監督の頭どーなってんですかね、と問いたくなる。
夕方の時間帯に放映していた一応ちびっこ向けのアニメだったのですが、序盤の空襲シーンがかなりエグイ。
暗い、悲惨、と当然当時のちびっこには不評でしたが、大人になって視聴してみるととても考えさせられる、凄惨だけど優しい作品です。
是非視聴して憧れのお姉さんが闇落ちしたり、優しいお姉さんたちがガンガン死んでいったりする絶望感を味わって下さい。

聖戦士ダンバイン

富野監督の異世界転生ものと言えば『聖戦士ダンバイン』です。
大人気ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズでは主人公のショウ・ザマと妖精の少女チャム・ファウの掛け合いが有名ですよね。

異世界転生ものではありますが、自衛隊が出動したり全滅したり、内容はいつもの富野節がさく裂しています。異世界(バイストン・ウェル)と地球各国のグダグダな大戦争でフィニッシュとか富野監督にしか描けません。

流行りに乗って異世界転生ものとして推しましたが、ダンバインの特徴はなんと言っても昆虫をモチーフにしたメカデザイン!
ファンタジーの世界と現実の自衛隊が戦う描写もですが、機械的なロボットに昆虫の羽をくっつけたデザインがまかり通る世界観はとても面白い。
動けばカッコイイを素で行く富野作品の一つですね。

OVERMAN キングゲイナー

白富野作品として人気高い、『OVERMAN キングゲイナー』も大好きな作品です。
「全滅させなきゃ気が済まないんですか?」というくらい全滅エンドの多い富野作品の中でも、ほとんど死者が出ない珍しい作品です。

複雑で難解な世界観と用語は正に富野節、「エクソダス、するかい?」は初見では意味不明ながらインパクトの強い台詞になっています。
ストーリーを一言でまとめるなら逃亡劇。支配者からの脱出を図る行為を作中用語で「エクソダス」と呼びます。
旧ソ連を彷彿させる場所からの逃亡「エクソダス」に、「するかい?」というフランクなフレーズをぶつけているのはかなり興味深いです。
がんじがらめな現代社会に対して、「誰でも自由に生きて良い、もっと挑戦していいんだ」という富野監督の気概が感じられる作品になっています。
その気概がGレコ制作や「鬼滅の刃を潰す」発言に繋がっているんでしょうね。

まとめ

2021年11月で傘寿を迎える富野由悠季監督。
傘寿と言えば80歳、そんなおじいちゃんが「鬼滅潰す、エヴァ潰す」と張り切っていらっしゃいます。
これからも若者たちに挑戦状を叩き続ける姿を見せてくれることでしょう。
作品ににじみ出るご本人のアクの強さこそが、富野作品最大の魅力と言っても過言ではありません。

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