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意外と知らない知的財産権 徹底研究

知的財産権て何?

と聞かれて意外と答えられないのではないでしょうか?

大抵の人は著作権、実用新案権、などはアイデアや発明を守るもの。

とかざっくりは知っているけど詳しくは答えられないって感じですよね!

そしてまた、意外と気づかないうちに権利を侵していることもあるわけです。

では、簡単にこんなものも権利だよ。ということを語り、実際の知的財産権の詳細もまとめていきたいと思います。

まずは、こんなものも権利だよから

商標権とはたまごっちとかソニーとか東芝とかがある。

意匠権でZOZOスーツは意匠登録されている。

UIも意匠権でユーザーインターフェースでのこと。

パソコンとかスマホの画面に表示されるアイコンもそうである。

著作権はWebサイトがありますね。

下記で深堀していきたいと思います。

しかし、我々気にはしているが意外と知らないうちに権利を侵したり、侵されたりすることもあるわけです。  

実は私も苦い経験の持ち主である。

仕事の事柄をネットで連絡するときにグループワークから外れていて誰でも見れる状態になっていたという経験もあります。

そんな苦い経験も最後にまとめさせていただき最初に再度知識を付けるために知的財産権のおさらいをしてきましょう

一部文献からも参考にさせてもらいました。

知的財産権とは

知的財産権は、私たちが知的創造活動によって生み出したアイデアを保護し、運用していくための権利です。

この知的財産権を大きく分けると、産業財産権著作権その他の権利の3つに分けることができます。


産業財産権とは

産業財産権は、製品の製造やシステムの構築に用いられる技術や、商品・サービスにおけるデザインや名称を保護するための権利です。

研究開発における意欲の向上や、市場に出回る商品・サービスの品質を保護するために存在しています。

ただし、産業を発展させるためにも、永続的に独占権が存在することは好ましくありません。そのため商標権を除く産業財産権は、権利の保有期間が決まっています。


知的財産権の種類

権利名 権利保有期間
知的財産権 
 産業財産権  
    商標権     10年(更新可)
    意匠権     20年
    特許権     20年
    実用新案権   10年
 著作権        著者の死後50年
 その他の権利  
    商号権     期間なし
    不正競争防止法 期間なし
    肖像権     期間なし
    回路配置利用権 10年


商標権

商標権は、自分が提供する商品・サービスを他社のものと区別するために用いられる、マークを保護するための権利です。

名刺や企業HP等で見られるロゴマークが商標権の保護対象です。

参照 : ロゴマークは重要?商標登録のメリットとデメリット

少しかみ砕くと識別標識(商標)を保護

商品名・サービス名・会社・店名・ロゴマーク・キャチフレーズ・ブランド

色・音(正露丸のCMラッパの音)


意匠権

意匠権は、工業デザインを保護するための権利です。ボールペンやPC、机、眼鏡などの工業的に大量生産が可能であるもののデザインを保護します。

美術品は大量生産されるものではないため、意匠権の対象とはなりません。

少しかみ砕くと物品のデザイン(意匠)を保護

家具・家電・衣服・小物・食器・機械


特許権

特許権は、社会に有用な働きをもたらす技術を保護するための権利です。特許を取得するような技術は、発明とも呼ばれ、以下の5つの要件を満たす必要があります。

・新規性がある
・進歩性がある
・産業上利用する可能性がある
・自然法則を利用している
・公序良俗に反しない

少しかみ砕くと技術的アイデア(発明)を保護

ソフト・ハード・システム・機械・家電・家具・食品・材料・薬品・ビジネルモデル(技術的な要素を含むもの)


実用新案権

実用新案は、既存の技術をより使いやすくする為の工夫を加えたアイデアを、保護するための権利です。既存のものに工夫を加えているため、新規性の観点から特許として認められない技術等が実用新案として保護されます。


著作権

著作権は、文学や学術、美術、音楽などの芸術分野の創作物を保護するための権利です。著作権は、特許や商標などの産業財産権とは異なり登録を行う必要がなく、創作時に自動的に権利が発生します。ただし、発表する可能性がある著作物を創作した際は、自身の権利を主張するために、文化庁で著作物を明示するための登録をすることをおすすめします。

参照 : 著作権登録制度

少しかみ砕くと思想感情を表現したもの。

文章・絵・写真・動画・図面・美術品・楽曲・プログラムなど。


商号権

商号権は、企業が自己を表示するために使用するための名称、つまり企業名を保護するための権利です。他人が自社の商号を用いて、企業のイメージダウンとなる行為等を行うことを禁止することができます。

また、登記の際には、既に登記している他の企業が同一の「商号」を有し、同一の所在地である場合、登記することができません。


不正競争防止法

不正競争防止法は、公正な競争秩序を確立するために、ノウハウや顧客リストの盗用や、著しく類似する名称やデザインの使用を規制する法律です。


肖像権

肖像権は、肖像(人の姿・形)を無断で撮影することや、映像媒体に記録された映像を公開、利用することを禁止する、国民が持つ権利です。

法律上では「幸福追求権」の下に保護された権利であり、肖像権自体を規定した法律はありません。


回路配置利用権

回路配置利用権は、半導体集積回路の回路配置等を保護するための権利です。登録のためには、申請日の2年前までに申請する回路の譲渡・公開・利用を行っていないことが条件となります。


最後に被害者にもなり加害者にもなる

実は私も苦い経験があります。

飲食店を経営していたとき本部からネットで流れてきていた内容を店内スタッフに展開しようとする目的でネットに載せていました。

one driveのアプリを使って展開していたときに限定公開にせずに公開にしてたんですよね!

たまたま関係者のみにしか情報が流れなかったので大沙汰にはならなかったのですが、本部からは顛末書を書かされたという苦い思いがあります。

昨今のコロナ禍で患者リストがネット上に流れ出たという情報もあったり

個人のクレジットカードが盗み取られていたというニースが炎上したとかのニースもあったりと身近でも知的財産権で保護されていることが侵害されていることもあるので決っして他人事ではない。

つまり、あまり意識しないうちに権利を侵害してしまう場合もあったり

逆に権利を侵害されたりもする。

つまり被害者にもなり加害者にもなる。

そういった面ではYouTubeで動画をとるときに周りの風景が映ったりすることも気を付けないといけないし、説明材料にするための動画が他人の権利を侵害することもあるので常にメディアに触れる情報を提供する際には気を付けるべきである。

今回もご愛読いただきありがとうございました。


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