私の回顧的ゲーム&メモリー「ロックマン2」
小学生の男子といえば、バトルものが大好きである。
もちろんこれは、小学生に限らず…ではあるのものの、やはり物心ついてから間もなく「強い」というキャラクター性に惹かれていた。
なのでドラゴンボールなどが好きだった。特に「かっこいい!」と「強い!」を兼ね備えるキャラクターにはワクワクしていた。かめはめ波の練習はもちろんしていたし、気を溜めてスーパーサイヤ人になる真似事もちょくちょくしていた。
そんな年ごろの子供がロックマンを知ったのは、リッツか何かのお菓子でキャンペーンをやっていた時である。そのビスケットのパッケージにコラボで描かれていたロックマンに強烈に惹かれた。
今思うと、ロックマンのデザインは秀逸であるように思う。というのも幼い子供に受けるようにキャッチーでポップさを残しながら、バスターで敵を倒すという構図。さらに敵キャラクターも同様にロボットで個性があるし、バトルもの…興味を惹かれないわけがない。
そのロックマンにくぎ付けになって、遊んでみたい!と思っていた矢先、ひょんな事から数日後にロックマン2をプレイできる機会に恵まれた。こんな偶然が続くと、それはもうロックマン好きになって当然だ。
ゲーム内容も当時子供が好きであろう横スクロールアクションだ。バスターを撃つという構図は、ファイアマリオやかめはめ波と同じくエネルギーを撃ち出す事と本質的には同じであり、それを主軸に敵を倒しつつステージを進めていくというのは、子供にとってかなりウケが良いわけだ。
かめはめ波やスーパーサイヤ人を妄想したように、〇〇マンという敵キャラクターを自由帳に描きなぐったり、テストの裏に書いてたり…オリジナルステージを作ったりしたのは言うまでもない。
ゲームにもキャラクターやドラマは必要だ。小学生ながらにRPGを理解していたのも、そこの魅力がしっかり伝わっていたからだ。ロックマンもロボット同士が戦いあうというキャラクターとドラマ性という二つのパワーに惹かれていたように思う。
僕ら人間の世界も同じなんだろう。多くは平々凡々な人生を良しとするが、惹かれる人というのはどこかドラマがある人である。キャラクターとドラマを作り出す事はとても重要なんだと再確認できる。
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