見出し画像

自宅にいながらプロカメラマンとプロフィール写真をつくりあげる。「リモートグラフィー」のすすめ

「早く元に戻りますように。」そう願っていた時期を越えて「コロナと生きていくためにはどうしたらいいか?」を考えはじめた今日この頃。きっと必要なのは発想の転換。数日前にPR Timesで見た、お弁当に入っているお醤油さしに消毒液を入れて販売する取り組みは、ほぉ〜と尊敬のため息が出ました。

自粛の中でも続いていく生活。私も変化を恐れずに波に乗っていきたい。そんな想いを静かに燃やしていたところ、早速、適応を試されるチャンスがやってきました。

普段、私は書く側なのですが、最近、初めて取材を受けたのです。こんなときなので、インタビューは電話で、イメージ写真は私が用意することに。最初はスマホのアルバムから見繕うつもりでいたのですが、いざ探してみるとクオリティーのいい写真が見つからず、急遽、友人のプロカメラマンに発注することになりました。

🙋‍♀️📞... 「リモートでプロフィール写真ってお願いできたりする?」

🙆‍♂️📷「うーん、やってみようか!」

これは、自宅から1歩も出ずにプロカメラマンと一緒にプロフィール写真をつくりあげる「リモートグラフィー」に挑戦した忘備録です。

#リモートグラフィーとは 、私たちがつくった造語です。フォトグラファーが被写体や撮影協力者に遠隔(オンライン上)で指示を出し、撮れた写真をフォトグラファーがレタッチして完成させる共同制作と定義しました。

物理的に撮ってもらうことができなくても、カメラマンと共同作業をすることで生まれる美しい写真がある。新しい世界で、広がっていくといいなぁ。

こちらが、今回協力してくれたステキな友人であり、神カメラマンのおっちー。タイトなスケジュールの中、クリエイティブに柔軟に対応いただきました。

How to リモートグラフィー

1. 写真のイメージ決め(カメラマン&私)

私は全面に顔を出したくなかったので「顔がわかりにくい BUT さわやかなイメージで♡」と無理めなリクエストをしました。すると、カメラマンは、まずはイメージを決めよう! といくつかサンプルを送ってくれたのです。

画像1

画像2

次に自宅で撮影に使えそうな場所を選び、カメラマンと共有。私は部屋の一角のデスクを使うことにしました。

画像3

するとカメラマンより、私が選んだイメージ写真を撮影場所に入れこんだ写真とポーズのアドバイスが届きました。


画像4

こういう細かいアドバイス、めちゃめちゃ参考になります🥺🥺🥺

2. 撮影(私)

使ったのは、今から10年以上前に買ったデジタル一眼レフのオリンパちゃん。(長年、旅を一緒にし、いろんなビーチに連れて行ったので、かすかに砂まみれw)

画像5

三脚がある方はセルフタイマーでもいけると思いますが、私の場合は、ヒマそうにしていた父を招聘。カメラマンが送ってくれた画像を見せ、イメージのすり合わせをしてから、いざ撮影開始です📸📸📸

カメラにおいて父はド素人。「もっとポーズ提案してほしい」「かわいい! って声かけて気分をあげさせて!」という私のリクエストをガン無視し、シャッターを切りつづけてくれましたw

素人が撮る写真なので、なかなか奇跡の1枚レベルはでてきませんが、その中でも候補になりそうなものをいくつか選び、google driveへアップ。カメラマンと共有しました。

3. レタッチ&納品(カメラマン)

ここからはカメラマンの本領発揮です。素人が撮った写真に魔法をかけてくれました✨✨

Before

画像6

After

画像7

さすがプロの力! 感動してしまいました。

画像8

(喜びすぎて、テンションが変にw

4. 初のリモートグラフィーを経て

結論からいうと、たとえ物理的に撮ってもらうことができなくても、イメージやポーズを含めたコンサル、レタッチの魔法など、プロカメラマンならではのセンスやスキルを存分に享受させていただきました!

成果物はBefore & Afterの写真を見れば、一目瞭然ですが、その過程でもカメラマンさんの力は大きい。セルフプロデュースは自由で楽しいのですが、1人でやっていると時折「これでいいのかなぁ? ちょっとかっこつけすぎ?」などの不安な気持ちがこみあげます。

そんなとき、プロカメラマンがリードしてくれていることで安心感をもって撮影を進められました✨自分1人で手探り編集をしていたら「とりあえず」のクオリティーまでしかもっていけなかったと思います。プロカメラマンと共同作業することで、センスを整え、自信と愛着の湧く写真を撮ることができました。

今回はスケジュールがタイトだったのでむずかしかったのですが、時間に余裕があればZoomをつなげ、リアルタイムでアングルやポーズのアドバイスをお願いすることもできると思います。リモートグラフィーの可能性は、カメラマンと依頼の発想次第でどんどん広がっていきそう🤝

❗️カメラマンから見たリモートグラフィーは、カメラマンおっちーのnoteに書いてあります。


* * *

「コロナと生きていく」。これがどんな意味なのか、私にはまだ完全に理解することはできません。でも、柔軟な心&発想の転換で変わっていく時代を乗り越えていきたい。そして、できれば楽しんでみたい。

そんなことを考えていたら、7日間に行われるオンラインコンファレンス、NEWWORLD2020でも同じようなメッセージが発信されていて、心強くなりました。

リモートグラフィーのチャレンジはまだまだ序盤。コロナ時代を生きぬく私たちの旅は続きます。

#リモートオフィス #NewWorld2020 #リモートグラフィー #プロフィール写真撮影


この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?