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波羅蜜多WAVE

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神や仏を中心に心の世界を探究。文字(note)配信のほか、インタビュー等は音声版(Stand.fm)で配信しています。座禅・瞑想・マインドフルネス、経典や茶の湯など、個性的なメン… もっと読む
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#お経

実は違う!釈迦の「空」と般若心経の「空」

すっかりご無沙汰になってしまいました。瞑想中の蜜りんごです。 最近、東京もめっきり朝晩が涼しくなりました。あっという間に秋! 10月1日は中秋の名月、2日は満月です。週末はお月見を楽しもうと思います。 さて、今回も一緒に般若心経の世界を探っていきましょう〜。 前回まではこちら。 前の回では、観世音菩薩がお釈迦さまの弟子に、「この世を構成している要素は実体がないんだよ」、と説いているシーンまで説明しました。 お釈迦さまは原始仏教の時代、「すべてのものは移りゆく」=「諸行

再生

ベトナムの南無阿弥陀仏(音声あり)

ベトナムでも「南無阿弥陀仏」が唱えられています。ちょっぴり陽気なメロディが耳に残ります♪ ベトナムは日本と同じく、中国から大乗仏教が伝わりました。現在では漢字は使われていませんが、かつては漢字を用いてベトナム語を表記していました。 そんなベトナム語のお経は、日本のお経にもとても良く似ています。あるお寺でお経がBGMに流れていたので動画を撮影してきました。 「南無阿弥陀仏」=「nam mô a di đà phật」 な~む もー あーみーだー ふぁっ! 節回しが日本と違って、異国情緒が溢れていますね。陽気な雰囲気もあって、お経を唱えているというより歌っているような感じです。機嫌のいい時に思わず口ずさんでしまいそう。 阿弥陀さんにお参りするときに、ぜひこのメロディで唱えてみてくださいね!

そもそもお経とはなんぞや

こんにちは。瞑想中の蜜りんごです。もうひとりの書き手、さすらいのバインミーさんは、今ミャンマーを旅行中〜。もう少しでレポートが来ますので、楽しみに待っていてくださいね。 さて、こちらのマガジン『波羅蜜多WAVE』での私の担当は、仏教経典についてなのですが、そもそも仏典ってなんでしょう? ■尊い教えは文字にせず、口伝えで広めよ 仏典=お経のことで、ブッダの教えを記したものです。しかし、ブッダ自身は口伝で説いており、文字にはしていません。ブッダが書いたものと思っている方も多

アジアのお寺と仏典の自由研究

こんにちは! 瞑想中の蜜りんごと申します。 今日は新月。新月は新しいことをスタートさせるタイミングに最適ということで、本日から“アジアのお寺と仏教経典”をテーマにした『波羅蜜多WAVE』をスタートさせます。 アジアのお寺をレポートをするのは、ベトナム・ハノイ在住の“さすらいのバインミー”さん。わたくし“瞑想中の蜜りんご”は、仏典を自由研究いたします。さすらってるバインミーさんと、瞑想中の蜜りんごは、ネーミングからすると一生噛み合うことがなさそうですが(笑)、問題ございません