【中編①】眼瞼下垂手術(保険適用)の体験談〜手術当日編〜
↓前編はコチラ↓
※重ねてお伝えしておきますが、病院を批判する意図はありません。
予約が3ヶ月先までしか取れないことを知らず、5ヶ月も前にカウンセリングを受けに行った私。
その後5月の中頃に電話をかけ、無事希望日である盆休み初日の予約を確保。
手術に先立ち、血液検査のため一度病院へ。
カウンセリングの時と同じく、予約していたのにかなり待った。
採血は寝転んで取るスタイル。
血を抜いてる間は優しい看護師さんと楽しくお喋りをし、特に苦痛もなく終了。
最後に受付で契約書にサインを。
内容はカウンセリングで説明された内容とほぼ同じだったけれど、一つだけ驚いた点がキャンセル時の違約金について。
【キャンセル・変更の違約金】
通常は手術日の14日前まで無料でキャンセル可能な所、今回は手術日がお盆のため無料キャンセル可能なのは手術1ヶ月前まで。
※ゴールデンウィークと年末年始の場合も同様。
それ以降のキャンセルは、保険非適用(美容目的で行う場合)の眼瞼下垂の手術料金385,000円の20%にあたる77,000円のキャンセル料が発生するとのこと。
なお、手術日が近づくほど料金は高くなり、手術2日前で154,000円、前日で230,000円、当日キャンセルの違約金はなんと30万円。
いや、キャンセル料金がかかるのはわかんのよ。
基本的に美容外科って「やらなきゃ病気が悪化する」ってモンじゃないから、違約金を設定しておかないと、手術直前になって「やっぱり辞めた!」ってなる人が沢山出てきちゃうんだろう。
でも、でもさ、普通そういう大事なことはカウンセリングの時に言わない??
なんでお金かけて血液検査までしてから言うの??
私、お盆の手術希望ってカウンセリングの時から言ってたよね??
しかも実際の手術料金(保険適用3割負担で4〜5万ぐらい)より違約金の方が高いじゃねぇか。
ちなみに手術日の変更は7日前まで可能らしく、そこは良心的。
ただしそれ以後の変更や当日の遅刻は、いかなる理由であっても38,500円かかるそう。
直前でコロナになったらどうしようって、かなり不安だった。
【バタバタの手術当日】
いよいよ当日。
仕事がある期間にまとまった有給を取ることは不可能なので、お盆休みに決行。
幸い盆休みが10日前後ある職場なので助かった。
しかし、ここでトラブル発生。
朝起きたら前日のアイプチの跡が残っているではないか。
普段は前日にどんだけアイプチを使っても、一晩寝たら元の厚ぼっっったい瞼に戻っているのに、何故今日に限って二重の名残の皺があるのか。
手術が怖くて全然寝れなかったからだよ!!!!
「手術時にアイプチやつけまつげによる”かぶれ”がないように」とは言われていたのだが、「使い慣れたアイプチで今更かぶれることはないだろう」と高を括り前日もガッツリ使用していた。
前日も普通に仕事だったから、一重で出勤するの嫌だったんだもん。だって接客業に近い仕事だしさ〜。(自分本位の言い訳)
でもまぁかぶれてる訳じゃないし、むしろ二重幅の目安になるかも。
少なくとも問題があったら診察時に先生から何か言ってくるだろ。
ここで手術ズラしたら38,500円かかるしな。
そう考え、このまま病院に向かうことに。
「術後しばらくはシャワー禁止だし、最後にひとっ風呂浴びてくか!」と、ゆっくりお風呂に入っていたら突然GERIになり、家を出る30分前まで濡れ髪全裸でトイレに籠る羽目になったり、色々とアクシデントがあったものの、なんとか予約時間に間に合うよう出発。
遅刻したら38,500円かかるしな。
アイメイクはせず透明のコンタクトだけ装着。
術後はコンタクトできないので眼鏡持参必須。
術後の運転は禁止なので、自転車や車は使わずに徒歩と電車で向かう。元々ペーパードライバーだから運転なんてできないけど。
そんなこんなで病院に着いて受付を済ませると、コンタクトを外してメイクを落とすよう、綺麗なパウダールームに案内してもらった。
クレンジングやスキンケア用品も完備されていたけど、私は持参した物を使用。
今回は本院じゃなく分院だったからか、すぐに呼ばれて手術室へ。
入ると看護師さんが先にいて、色んな角度から顔の写真を撮られた。
その後、先生が現れ、ようやく執刀医と初対面を果たす。若い先生で私(当時29)と一歳しか変わらなくて衝撃。
確か1年か2年前に美容外科に来たって言ってた気がする。
まずは下垂の状態を確認して、続けて術後イメージの確認。
カウンセリングでも登場した細い2本の棒を使い、二重幅を調整しマーカーで印をつける。
先生に普段はアイプチを使用していることを伝え、「なるべく同じ様な仕上がりになると嬉しいな〜」とアピール。
(保険適用につきデザインのリクエストはできないため、あくまでアピール。)
アイプチ使用時の二重幅を身振り手振りを交え一生懸命説明。
この時に役に立ったのが、右瞼の黒子。
「この黒子がギリ隠れない位の位置に二重の線が来ます!」と伝えることで「あ〜ここですね」と目印をつけてもらえた。
心配していた左瞼の皺については特に言及されなかった。
そのまま手術へ移行……と思いきや、先生からお話が。
「前の予約の人がまだ来てなくて……。注射だけなんで、もしその人が来られたら手術を少し抜けて注射してきていいですか?」
いやマジかよ。
手術よ?
顔面のデザインが変わるのよ?
割と人生かかってるよ?
遅刻した奴を待たしとけよ。
と思いつつも、私の口から出たのは
「アッハイ。ゼンゼン」
という片言の日本語だった。
【いよいよ手術】
目の手術ってマジで怖い。
手術台に横になった途端、ガタガタ震え呼吸も荒くなり出した私を見て、看護師さんが手を握ってくれた。
目を閉じていたから確かではないけど、会話と音を聞くに片手で仕事してた。申し訳ない。
目を閉じた状態で上下の瞼をでけぇクリップで留められ、麻酔の注射。
ビビリなんで600円くらい課金してマイクロニードルにしてもらった。
それでも割と痛かったけど、普段ペインクリニックで打ってもらう腰部硬膜外ブロック注射よりは全然マシって感じの痛さ。
麻酔が効くまで先生と看護師さんが気を逸らす為の話を振ってくれ、そこで大分リラックスできた。
あんなに怖がっていたのに、いざ始まってみると平気なもんで、2人が気を遣ってチヤホヤチヤホヤしてくれたから、むしろめっちゃ楽しかった思い出。
手術は時々チクっと痛みがあるものの、全然雑談できるレベル。
でも瞼がジョキジョキ切り広げられる感覚はなかなかに気持ち悪かった。表側の皮膚を切って開いてる間って、内側の皮膚越しにちょっと光を感じるんだ〜。
先生は私の瞼切ってかっぴらいてる最中にマジで他の患者に注射をしに出て行った。ウケる。
看護師さんと2人で取り残されて、気まず〜い雰囲気が流れたよ。
手術中に一つだけ焦ったことがあって、
先生に「いま目開けられますか?」と聞かれて開けようとしたら……
開かない!!!
ヤバい!目、開かない!!
もしかして麻酔のミス??
え、ヤバいヤバい開かない。
コレ戻るやつ?ちゃんと戻るやつ??
「あかない。開かないです!!」
先生「開かないようにしてるので大丈夫ですよ〜〜」
そういうことは先言うてといて!!!!
めっちゃ焦ったがな!!
もーーー言うといてや😡😡😡😡
そんなこんなで手術は終了。
直後の写真がこちら。
注意:以下、傷跡や出血している写真が出ます。
↓
↓
↓
手術終わってすぐ、先生と看護師さんが一時退室した隙を狙って寝転んだまま写真を撮った。
この為に手術前にスマホをズボンのポケットに入れといたんや。
寝転んだままの状態で、15分くらいガーゼに包んだ保冷剤で目を冷やし、最後にもう一度あちこちから写真を撮られて終了。
お会計が済んだらそのまま帰路へ。
本来はロキソニン含めて2種類痛み止めを処方してもらうんだけど、私は腰痛で普段からロキソニンを飲んでいるので、「持っているやつを飲んでね」ってことでロキソニンの処方はなし。もう一つの痛み止めだけもらった。
まだ瞼から血が滲んでいる上、明らかに「二重手術しました!」って感じで目立つ。
病院で貰ったガーゼで押さえつつ帰る。
視力がいい人ならサングラスをつければいいんだろうけど、私は目が悪いので眼鏡をかけなければならず、患部を隠せない。
(いま思うと度入りサングラス用意すればよかった。でも高いしな〜。気になる人は度入りの眼鏡買った方がいいです。)
帰りの電車で血が止まらずガーゼを当てていたら、通りがかった車掌さんに「大丈夫ですか?どこか怪我してますか?」って聞かれて恥ずかしかった。
アッ、目の手術した帰りなので。大丈夫です……。
【腫れ具合】
帰っている途中からドンドン痛みが強くなり、我慢できなくてロキソニンを服用。
帰宅後は、なるべく腫れないように綺麗なガーゼ越しに保冷剤を当て、ひたすら横になって休んだ。
事前に目元用の保冷剤とガーゼを買っておいてよかった。
時間経過とともにジワジワと赤みが出てくる患部。
痛くて横になるしかできない。
ちなみにお風呂については、カウンセリング時には「抜糸までの4日間はシャワー禁止」と聞いていたけど、先生からは「もう明日から濡らしていいです!シャワーも浴びていい」って言われた。(夏だから?)
なので結局シャワー浴びれなかったのは当日だけ。
長くなったから一旦切ります。抜糸までの様子は中編②に書きます!
追記:書きました↓↓