見出し画像

【読書ログ】学習する組織

LDC4期(大学院の同期)で行っている早朝読書会で「学習する組織」を読んだので、印象に残ったところと感想をまとめます。
この早朝読書会は、難解な本を毎週1章ずつ読んできて朝6時半から感想交換会をするというものです。今回は第2弾で11月16日~3月14日までのロングランでした。(途中何回か寝過ごしたのは内緒。笑)


「学習する組織」とは

学習する組織を私の言葉で超超超超簡単にひとことでいうと、
「現在・未来に発生する問題を組織の構造から解決する組織」です。
どんなに多様な人でも、同一の構造の中では同じ行動をせざるを得ない、というところがこの組織の根幹にある考え方だと解釈しました。

「学習する組織」とは、目的に向けて効果的に行動するために
、集団としての「意識」と「能力」を 継続的に高め、
伸ばし続ける組織です。

本書では「チームの中核的な学習能力の3本柱」や「学習する組織」を創るための5つのディシプリンなど実践に必要な理論を紹介。さらに具体的なツールと実践を支えるための組織インフラの改革の指針も示します。

いま個人・企業・社会に求められる真の「変革」とは何かを私たちに問いかける。

amazonの商品紹介ページより

学習する組織の5つのディシプリン

学習し習得すべき理論と技術の総体を「ディシプリン」と言います。
学習する組織を目指す上で持つべきスキル、と解釈いただくとよいのかなと思います。このあたりはグラレコとして残したので、ご覧いただけると嬉しいです!

第一章のグラレコ
第2章のグラレコ

印象に残ったところ

一番印象に残ったのは、
何が悪い、どこが悪いではなく、システムが引き起こしている。
そして、私たち自身がシステムの一部であることを自覚して生きる。
というところです。

これまでの組織の体験を振り返ると、何か問題が起こった際に、あそこの部署が悪い、TOPが悪いなどの話を何度も聞いてきました。しかし、その部署が変ったり、OPが入れ替わったりしても、また同じ現象が起こったことも少なくはありませんでした。このやりきれなさの要因に自分も関わっていたかもしれないという振り返りが進み、過去への反省とともに解決への片鱗を見たような気がします。

感想

毎朝身が引き締まる文言とともに目の前の現実との葛藤を抱えた読書会でした(笑)個人的には、組織の問題をシステムで捉える考え方が課題特定に大変役に立っていると感じております。これまで私は問題をいかに「自分ごと化」するかということを主眼に置いてきました。しかし、一方でその作業は自分ごととして捉えられてないと見える人達を追いやることにつながっていたなと振り返りました。自分たちの外に問題を置いたからこそ、フラットに向き合えって解決に向けて話ができる感覚が持てたのはいい気づきだったと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?