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アラフィフおばちゃん大特取得

2022年3月14日(月)5回目のチャレンジで大型特殊の免許を取ることができた。その5回の挑戦を振り返り記録しておこうと思う。

発端は昨年10月の終わり。あれっそういえば11月からトラクター講習だったはず。申し込んだけど音沙汰ないということは抽選外れたってこと?ゲゲーーン。マジか。。。でも今人が集まるとこ行きたくないし、これは飛び入りマスターの先輩の後に続き自分で取りに行くしかない。そういうことなんやな。と、メルカリでこれをゲット!

まずはどんなもんか勉強しよう。読み始めたもののなんせホイールローダーに乗ったことが無いため、わからんことがでてきて前述の先輩に訊く。受験方法からホイールローダーの操作、運転などめちゃめちゃ細かくご教示いただく。本当にありがとうございました。
では大特チャレンジ第一回から反省ノート(自分ツッコミや心の声も有)とともに振り返ってみよう。

まぁ当然のことながら女性受験者は1人で、おじさんに声をかけられる。なんでまた大特をと。農家で必要なんで~と言うと「ああけっこうそういう人多いですね。僕は特に理由はないんですけど。5回目やけどどうも慣れんねぇ。」とな。えっ。コロナで暇やから?時間つぶし的な?なにそれ。必要に迫られて受験する私は道楽じみたこの発言に闘志みなぎる。絶対このおっさんより早く取る!!「ここはね60か61のコースやからそれ控えていくといいよ。」とも教えてもらう。なるほど。その情報はサンキュ。

初めてのホイールローダーは、ぶれまくるし車線ははみりまくりやし、コースも言われるがままにハンドルきっていくだけで、試験官さん怖い想いさせてすまねぇという散々な内容だった。遅刻してしまってまったく余裕がなかった。準備もしなさすぎた。とにかくダメすぎな第一回だった。

ホイールローダーに乗って運転するのは全然怖くない。というかむしろこんなに高い視界なんや~とか意外に全方向見えるんやなとかワクワクする。(運転へなちょこのくせに。)どなたか失念したが予習で見てたホイールローダー乗るYouTubeで、乗ったこと無い機械運転するのワクワクするって言うてた人いてそれそれ!わかる!!って思ったね。自分の操縦や運転で機械動かすって楽しいよね。自分の技術の至らなさを痛感するけどちょっとはこういう楽しさってのも味わいたい。多分ここでしか乗らんと思うし。

大特チャレンジ第二回。前回と違い60コース。受験者が多く受付の早い人前半が60、後半が61になるっぽい。ということは、このコースならなんとかなりそうと思った60コースゲットできるように前半受付になれるように動いたらええんちゃうかと次回から策を練ることになる。(力注ぐのそっちじゃない)
不合格理由は方向変換でハンドル切るのが遅くて乗り上げたことに気づかず進んで危険運転一発アウトだった。前回初めてでもうまくいったのが過信につながったのかもしれない。どこかの会社から来てた若者団体の兄さんが一発合格してた。試験合格したらもう会社堂々と休めなくなる。受かってしまったーあーしくったーとか言うてた。若いっていいな。コースもすぐ頭に入るんやろな。適応早いんやろなあ。車歴が長すぎて車の運転感覚を捨てきれない。ほんまに取得できるんやろか。不安になってくる。

 「次三度目の正直やな。」と息子。「あ、でも二度あることは三度あるとも言うな。」嫌なこと言うなや。応援せーよ。こう見えて凹んどんやから。

大特チャレンジ第三回。回数を重ねてくる度に運転は上手くなっている。それはわかる。でも試験官視点ではまだまだのようだ。あれっ今車線踏んだかもと思ったことはあった。残念。

トラクターに乗る時は当然ながら一人で乗る。隣に試験官が乗車していることで助手席に人を乗せてる車みたいな感覚になっとんちゃうか。(無意識に)とにかくホイールローダーの車幅と車輪の動き、そして自分は車体の真ん中にいることをきちんと認識して動かすしかない。次回隣の試験官はいないつもりでいこう。三度目の正直じゃなくて二度あることは三度あるになってしまった。次こそは。

大特チャレンジ第四回。敗因は思いこみと情報過多。人が多い場合受付後半ピープルは61コースになる。ならば受付を早めにさえすれば60コースで受けられる。と思ってたら受験者が自分含め2人しかいない今日のコースは61コース。ヤバい。コース覚えてへん。右折も左折も多い。受験前からそんな風に思うのはあかんけど落ちるやろなと思った。その通りになった。

方向変換から出てすぐに一時停止線がある。バケット先端がその一時停止線を越えた。クイズ番組ならアラーム鳴って景色が真っ赤になるやつ。やっちまった。あとはバケットが高いとぶれる原因になるとYouTubeで見てしまってちょっと控えめにあげてたところ、発車してすぐにちょっと停まってと言われもう少し上げるように言われた。今まで過去たった3回とはいえその3回の自分の経験値で培った感覚はそのまま大事に次回に活かした方が良い。控えめにしすぎて停車してからバケットを下ろしたら思てた位置よりだいぶ離れてしまった。いろいろやらかした。あーもー。なにしてんねん。
最低限コースは覚えなあかん。試験官から指示されてからの操作では間に合わん。60コースになるはずと思ってた安直星人が悪い。
不甲斐ない夜こそ本当は出口だ SUPER BEAVERの歌詞がささる

大特チャレンジ第五回。前回の教訓をふまえ60も61も両方コースは覚えた。週替わりだったとしても日替わりだったとしても今日はきっと60コースになるはず。なってくれ。頼む。受かりたい。60ならなんとかなる。という私の熱望が神様にも届いたようで、念願の60コース。試験官さんちょっと渋い顔だったけどギリギリ合格と言われた時のこの安堵感よ。長かった。合格とはいえギリ合格のため不合格時なみにアドバイスがあったww
そしてゲットできた免許証がトップの画像である。
今年更新の年だったのに今回大特を取得したことにより更新が2026年まで延びた。渡される時説明を受け「ヤッタ!」と思わず声に出てしまい笑われる。合格のおまけも嬉しい。

今回の大型特殊免許取得にあたり
背中を押してくれアドバイスたくさんくれた飛び入りマスター先輩Yさん、
送り出してくれた家族、メルカリに虎の巻出品してくれた名も知らぬ方、
挑戦し続ける大人はかっこいい あなたの挑戦はなんですか
訊かれるたびに「大特です!」と答えて励まされてたCMの玉木宏さん、
やればできる!満面の笑みに勇気もらったティモンディ高岸さん、
どんな時も歌詞がささりまくって心の栄養になる楽曲つくるSUPER BEAVERのみなさん(特に突破口で自分を鼓舞)、
口調はきつめやけど常に公正なジャッジの試験官さん、
本当に本当にありがとうございました。

さてここからはもしかしてもしかすると大特飛び入り技能試験受けようかと思ってる人が読んでくれてるかもしれへんという想定のもと、兵庫県明石運転免許試験場の場合を書いときます。
初めて受験予約をする場合は、試験場へ赴き地下1階の8番窓口で予約を申し込みます。

技能試験日指定票をもらいます。試験に落ちた時は試験終了後に8番窓口で次回の予約をしてこの票をもらいます。窓口付近に試験場白地図があります。待合室の壁面に各コースが図解してあるのでそれを書き写します。試験場内の撮影や録音は禁止なので必ず手描きでコースマップを作りましょう。

これに待合室壁面のコース図を自分で書き込む

技能試験受験の日です。
初回の場合と2回目からの試験では運転免許申請書の用紙が違います。入口入ってすぐにスタッフさんがいるので訊きましょう。運転免許申請書と質問票を書いて用意します。
1番窓口で収入証紙の支払いをしたら大特は地下1階8番窓口で受付です。
書類の確認、体温測定をしたら受験者そろって1階へ移動。運動能力チェックと視力測定があり終えた人からまた地下1階8番窓口で受付をします。この時その日のコースが記載された受験番号票をもらいます。(ノートに貼った水色の紙)
試験までに時間が設けてあるので自分で手描きしたコースMAPを手に実際のコース見学に出ます。地図で眺めてるのと実際は違います。かなり広いです。曲がる箇所に番号のポールがあったり、一時停止の場所や方向変換のスペースなど確認しておきましょう。あとは受付順に試験開始です。

気になる費用は最終日、大特チャレンジ第五回の日のノートの下に書いてます。5回で合計24,800円。明石までのガソリン代や買い食い代は含んでません。教習所に通ったり、トラクター講習会に参加するよりは安いです。回数が少なければ少ないほど安くなりますが、ホイールローダー乗ったことなければ私のように苦戦するかも。
あと私は身長158㎝。ふだんはクボタのKL300に乗る農民女性です。ホイールローダーも車やトラクターのようにシートを前に動かせば普通にペダルに足届くので女性でも頑張れば大特取れます。大丈夫です。
飛び入り技能試験で大特取る人、頑張ってください!!
楽しんで。Good luck!!


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