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岡山市職員、名札を名字のみに変更はいいね!カスハラから働く人を守るには。

こんにちは。原田ケンスケ@衆議院岡山1区/声つづりプロジェクト代表 です。

この数日は雨模様も混じり、ようやく秋の気配を岡山でも感じています。

10月1日から岡山市は職員の名札をフルネームから名字のみに変更するそうです。その理由は以下だそうです。

SNSやインターネットによる被害などが社会問題になる中、市民サービスを維持しながらも、職員のプライバシー保護にも努める。

朝日新聞記事より

僕は良い変更だと思います。窓口業務など不特定多数の方が向きあう職員は思い切って名札をなくしても良いぐらいだと思います。
窓口や接客業ではなくプロジェクトなどを一緒にする際の特定の関係者には名刺なりを渡せば良いと思います。また、名札があったほうがお客さんとの話がしやすいようであればニックネーム名札でも良いのかなと思います。
そして、岡山市のような自治体の職員だけではなく、接客業などの不特定多数の人と接する職業全体に言えると思います。
上述の記事内にもありますが、公共交通での変化がおきています。

8月1日からバスやタクシーの車内で乗務員などの氏名表示の義務づけがなくなった

朝日新聞記事より

この変化も、岡山市の今回の変化の後押しの一つになっているようです。

時代が大きく変わっています。なにかあるとすぐにスマホで動画を撮られ、SNSで拡散をされるという時代。さらには、そのSNSから個人の特定などもされていきます。
実際に「動画拡散させるぞ」という脅しとともに、スマホを向けられて怖い思いをした。という話などは、業種問わず聞く話です。

珍しくないカスハラ(カスタマーハラスメント)

厚生労働省の調査によれば、「顧客等からの著しい迷惑行為」、いわゆる「カスハラ」を経験している労働者は15%(令和2年度調査)とのこと。
取引相手との商談中の暴言などもありますが、多いのはやはり不特定多数との対応をする方だと思います。具体的には窓口業務や小売業のレジや公共交通に関わる方などです。酔っ払いの駅員への暴力のニュースなどを目にされることもしばしばあるかと思います。

実際に、僕もとある窓口で聞くに耐えない身勝手な悪態を叫ぶ方に遭遇しまして。思わず、「なにがご不満でそんなことを言うんですか。(従業員の)皆さんしっかりされているじゃないですか!?」と話しかけ、ものすごく険悪な雰囲気になりました。その方とお連れの方も、その方をなだめてくれたのでなんとかなりましたが。
ただ、悪態を叫ぶ方が、例えば大柄な方だったり、大人数だったり、周りに他の人がいなかったりしたら、僕も見て見ぬふりをしていたかもしれません。

このような状況にいつ遭遇するかわからない従業員の方のストレスはあるとお聞きしますし、遭遇率も高まっているとの話を先日もとある労働組合の方からお聞きしました。

カスハラで逮捕も有り得るということを周知する

カスハラ増加という話を聞くと、寂しい気持ちになります。
「心にゆとりが無くなってきているのかな・・・」「経済的・社会的な要因は何かな」と思ってしまいます。
が、まずはカスハラを減らした。
そして、同時に顧客側が「おかしい」と正当な主張もすることも大事。

いろんなマニュアルなどを見ると、
「組織としての毅然とした対応」
「事前に想定をして対応を考えておく」
「警察などとの連携」
などが書かれています。
やはり、大事なのは一人で対応させるのではなく、複数人で対応をすることだと思います。
そして、もう一つはやはり度を越したカスハラは警察案件になるということも周知をされるべきだと思います。
お客様は神様かも知れないけど、度を越した方はそもそもお客様でない。

と政治側にいてこの記事を書きながら
「議員が職員への暴言」みたいなニュースが頭によぎって悲しい限りです。ニュースになるのは氷山の一角でしょうし・・・
カスハラとは違うかも知れませんが、威圧的な政治家を見るたびに悲しい。悔しい・・・

みなさんの職場での実情や解決策などをよければ教えてください。

動画でも話しています。

3度目の正直に向けて、引き続き未来のために挑戦を続けます。

★今後の集会の予定はこちら

声つづりプロジェクトをスタートしました、

皆さんからいただく声を綴り(つづり)、僕の思いを公開していくことにしました。
その名も「声つづりプロジェクト」
僕の手元のメモを公開するようなイメージです。
この、「声つづりプロジェクト」を始動させた思いも近々記事に書きたいと思います。

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