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地域愛、目的思考、創造力、社会での生きる力を育むための鍵

以前、戸田小中一貫学校の中学1年生向けに、授業&ワークショップを行った。

1学年が数人という状況もあり、都市に比べ子供たちの数が少ない戸田。
だからこそ、子供たちに街のことをもっと知ってもらい、もっと好きになってもらい、一緒になって、この街のこと取り組んでいけたらな、そんな機会が街の中で届けていけたらなと思っていた。

それが街の未来の大きな可能性にも繋がるはずだから。。。

上記のような想いをもっていた矢先、中学一年生が戸田中報道部という「戸田の魅力や日常を届けること」を目的とした学校内組織を立ち上げた。すぐに連絡をとり、ぜひTagore Harbor Hostelとして何か一緒に取り組ませてください!と、
まず1歩目として、総合の時間の枠を頂き、
授業&ワークショップを行うことになった。

担任の先生達と話し合いながら
今回授業を行う目的として掲げたのは3つ。

1つが改めて地域愛を育てる機会とすること。既に子供たちはやる気十分で、地域愛も溢れていた。私たちとして届けたかったことは新たな地域を見る視点。Tagore Harbor Hostelのスタッフがほとんどが移住者。外から来た人間だからこそ気づける視点、価値に感じている視点があると考え、そこを子供たちに伝えることで、新たな気づきとなり、地域愛が深まると機会とすることした。
子供たちが深い地域愛を持つことで、地域社会、街の一員としての誇りと責任感が生まることに繋がると考えた。

2つ目が「目的思考」を育てること。アウトプットイメージから逆算して考える「目的思考」は、子供たちが個人的な目標やプロジェクトにアプローチする際にも非常に役立つ。

そしてなにより、この戸田をどんな人に届けたいのだろうか?どんな風に思ってもらいたいだろうか?子供たちの素直な気持ちをアウトプットすることが、私たちにとっても同じ目線に立ち、街の未来について同じ歩みを進めていけるきっかけとなると考えた。

最後が「創造力」。情報の収集能力と人の意見を尊重しながら、自分の考えを表現する「創造力」は非常に大切で、学校の授業でも重要視されていた。創造することで、理想が描け、理想を実現したいというエネルギーになる。

都市にいると、なんでも手に入るからこそ、与えられている感覚が少し強くなる。この街は自分で気づく、発見する大切さに気づかさせてくれるからこそ、その感覚の重要性を子供たちにもしっかりと伝えていきたいなと思った。

3つの目的をもとに、子供たちと一緒にこの街をもっともっと面白がっていきたい。その想い一心で授業を行った。授業内容について、せっかくなので下記に簡単に公開したいと思う。


はじめに、Tagore Harbor Hostelメンバーが大切にしている価値観を伝えた。戸田中報道部も日々インスタグラムで戸田の風景を発信しているからこそ、少しでもヒントになればと。

Tagoreでは「知ってもらう」、「来てもらう」、「思い返してもらう」の3つのステップにおいて
それぞれインスタグラムやTwitter、宿泊施設での体験設計、帰った後も思い返すことのできるお土産やタブロイドを作成している。その事例もせっかくなので子供たちにも紹介。子供達の今後こんなことやりたい!の創造のきっかけにも繋げられたらなと思った。

そして、ワークショップへのステップへ。目的思考と創造力の軸を伝えた。

実際のワークショップでは、いくつかの項目を準備して、子供たちにワークシートを埋める形で頭の中を棚卸ししてもらった。


子供たち全員、すごく真剣に取り組んでくれて、それぞれが個性があり、とても面白かった。

誰に届けようか?
外国人かな?若いカップル?家族がくるかな?、、、その人達はどんな目的で来るんだろう?癒し、久々のデート、アウトドアはで旅している、、、などなど、誰に届けているかという輪郭が見えてくることでとても楽しそうだった。



自分たちの街がこんなにも素敵なところなんだ、魅力ある街なんだと、改めて再確認することで、街がもっともっと身近に感じる感覚を味わえる。

自分も、今回授業として子供達に触れることで、もっと街を面白がっていくぞ!というエネルギー溢れる子供たちと対話し、改めてこれからも色々取り組んでいきたいなと思う時間になった。

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