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『日本を悪くした三つの言葉 & 一つの名づけ』
〖はじめに〗
戦後の日本社会を悪くした三つの言葉を提示してみましょう、すると日本人社会に潜む根本的な問題点が垣間見えて参りますゆえにです。
加えて動植物への名づけとて幾つもの不都合があるので、一つを代表に挙げ論じて置きたいものですね。
両者に共通すること、それはお読み下さっている中に分かって参りましょうから、どうぞお進み願います。
1,一つ目は〔終戦〕
もちろん先ずはこの言葉でしょうね。
日本社会がケジメを付けたがらぬ習性をモロに象徴しているのではありませんか、きっとそうですよ。
とてつもない未曽有の犠牲者を出していながら{敗戦}とは認めない醜さ、清廉・潔さを片隅に押しやる悪根性のしたたかさが今でも社会に蔓延していることは間違いなく、例えばイジメです。
酷いイジメに合い自殺する子が絶えなくても地域の教育を司る教育委員会の大方が“イジメ”をした側のみ守ろうとする姿勢こそ、それの典型なのではありましょうね。
つまりは、いわゆる“なーなー社会”が日本の本質だったという言葉で括れるのでした、残念であり無念です。
もちろん〔罪を憎んで人を憎まず〕ではあるので、それなら罪のみを暴きだせば良いだけのことなのでしょうに、それさえ出来ないとあってはヤハリ大勢側を庇う習性ゆえのことなのですよ。
要するに、彼らを公の場に曝さらけだすのは忍びないということなのですね、多分は。
死んだ者の無念さを推し量れば絶対に避けられないはずなのではありましょうに、恨まれるのを恐れるゆえにか良心は押し殺して知らぬ顔の半兵衛を押し通すのでした。
なお、イジメ以上に明確な証拠として“三つ目で挙げる言葉”も其の類なのは間違いありませんね。
2,二つ目は〔記憶にございません〕
これは、言わずと知れた“ロッキード事件”を象徴する言葉ですね。
昭和51年の裁判で罪を免れ得た被告人にとっては正に珠玉の言葉、まるで先祖が守ってくれた“言霊”のように思えたことでしょう、きっと。
さて、これにつき、その後の法廷でも何度か使われているらしいので、覆す手立てを検察側は未だに持ち得てはいないということなのだから、裁判史上では未曽有の言葉と言えるのでありませんか。
もちろん諸外国でも用いられているでしょうね、弁護士たちの世界では最も重宝されているモノの一つであること間違いないからですよ、全く以って日本の恥です。
3,三つ目は〔想定外〕
さて、最後に挙げるのは“福島原発事故”の裁判で盛んに用いられた言葉でしたね、さすがに「記憶にございません」は使えぬから止むを得ず持ち出したことは明らかでしょう。
「想定できなかった」なら、そんな価値高い地位に居座った罪というモノも“想定されてはいない”という事でしょうか。
はい、分かってはいます、それほど重要かつ重大な任に着くには余りにも不釣り合いで小さすぎる人格や意識・技量を咎めたてる法はないのですね、これは残念です。
& 不味い名づけ〔ナマケモノ〕
これにつき、もちろん一見だけの命名に過ぎませんね。
その動きは余りにも鈍く、まるで怠惰すぎる人の姿そのものに捉えられたのでしょう。
ですが、実態は全く違いますよ、怠けているどころか極めて真剣に動いていること間違いないのです。
さて、この生き物は平和主義者の権化でもありますよ、天敵のワシに抵抗する闘争力や防衛機能も捨て去って襲われても全く抵抗しないのでした。
食事の量とて葉っぱや実を提供してくれる樹木に遠慮してか一日に10gを下回るそうで、腹一杯食べている私は恐縮するのみです。
更に言うなら、あの表情です。
野生の動物たちに共通する険しい警戒心は微塵もなく、まるで天使のような優しい眼差しなのだと言い切れましょう。
なお、英名では【sloth:ユックリと行動する人】だそうですから、ナマケモノなんぞという侮蔑的な呼び方は日本独自であり全く頂けませんね。
では、ナゼに問題があるのか。
はい、そんな発想こそ身体障碍者など社会的弱者への配慮が足りぬ、為されぬ未熟な日本社会を象徴するものと私には思えてなりませんのです。
もしも替えるなら{マジメモノ、ケンメイモノ}なんぞというのは如何でしょうか、そうなのですからね実際には。
すると逆に人間たちの在るべき未来像を示しているようにも思えて参りますからね、これは快哉ものですよ。
『さいごに』
以上、日本社会の発展を阻害し未熟な文化後進国にしている三つの言葉と一つの名づけにつき少々ながらも論じてみましたが如何だったでしょうか。
もちろん挙げるべき言葉は他にも沢山あるはずですが日本人の特性を象徴させるには、これ等がダントツとの認識は変りませんのです。
以上、これにてペンを置きます、有難うございました。
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