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『脳トレ爺の”目から鱗な孫世代へのアドバイス”』

『はじめに』

 子供たちの世界も厳しいものがありましょう。
 人付き合いに慣れぬ者通しの密着に加え義務だとて押し付けられる学びの難しさは随分と苛酷なのでありませんか。
 老境に在り日々心静かで居られる私には渦中の子供たちが不憫でならずツイツイ老婆心ならぬ ”老爺心” で筆を取った次第です。
 ついては、長い人生経験で得た知恵を提供すべく縷々開陳して参りますゆえご親族を介して世の子供たちに伝わることを願っております。

『Ⅰ、IQ急向上の秘策』

1,{E=mC ²} の活用

 もちろん、これは{アインシュタインのエネルギー方程式}ですね。
 さて、この数式を学力アップや能力向上策に用いたなら意外と面白いものですよ。
 例えば藤井聡太棋士のパワーに置き換えてみると次のように成りましょう。
E=鬼才ぶり、m=経験量、C=キャラクター、C=チョイス〗
 
本人の経験値や練習量が少なくても粘り強い性格と選択眼の良さで並みいるベテラン棋士たちを凌駕する鬼才が身に備えられているとの解釈もできるのでした。
 何事もそうですが常識に囚われぬ性格と何を知恵・知識として取り入れるかで他の追随を許さぬ大きな仕事が可能になったという話に成りましょうね。

2,{トンボの複眼}を持とう

 さて、【あ】の文字一つに幾つもの語があること分かりましょうか。
 {あ、の、女、め、し、一、つ}の七つがあるのでした。
 これにつき、二つ、三つと気づくうちにIQレベルが上がること間違いありませんよ。
 また更には【齢】につき同じ考察ができましょう、こちらは記号も混じり可なり多彩です。
 いずれも脳トレとしては大きな効能を持っていることにつきモチロン皆さんに分かって頂けるはずですね。
 さて、自転車は幾つの部品で出来ているか分かりましょうか。
 大まかには20個前後ですが細かく見ていくと4,50個にはなるのであり、その辺に意識が行くか否かでIQが大いに違って来るのも、これまた間違いないのです。
〖細かに見抜くトンボの眼を持とう〗
 つまりは{トンボの複眼}のように分析力の高い観察ができる人物に育ってくれたら随分と良いのでありませんか。

3,知識は{一方通行性}である

 【○○○○しい】という六文字の言葉があるとします。
 このままでは、むろん誰もが何のことかは解しかねましょう。
 さて、ついては後ろから一文字ずつ加えたなら貴方はどの時点で気づくかという試みですよ。
A:【○○○ましい】、B:【○○かましい】、C:【○つかましい】、D:【あつかましい】
 はい、これにつき{大人6人}で行った結果が下記でした。
 {”A”=0人、”B”=0人、”C=1人”}
 つまり{頭部分が出ないと丸ごとの言葉は出て来ない}という話になりましょう、一方通行性なのですよ知識というものは。
 この理屈はモチロン全ての言葉に当てはまると共に知識全般でも傾向としては有りましょう、例えば道を歩いて覚えたつもりの事も反対に辿ったら思い出せないものなのですよ。
〖知識の一方通行性=知恵の貧乏なり〗
 要するに、あえて極端に言うなら100個の知識が潜んでいても1個分ほどしか気づいていないということに成りましょう。
これにつき、次の項目で明確に理解して頂けるはずですよ。

4,【あつかましい】の中の言葉

 道を憶えるにつき行きかえりの両方で見た場合と片側だけとでは知識量が違って来ることにつき気づいた後、私は次のような発想を得ております。
 「この【あつかましい】には幾つの言葉が入っている?」
 すると頭側からは【圧、厚】や【塚】、【鎌】などに気づきますし、尻からは【いし:石、意思、医師】、【しま:島、縞、志摩】等々と、それは沢山の言葉が出てくるのでした。
 これで分かったのですよ、知識や情報というものは{トンボの複眼}を持ったトタン無限に得られるということをです。
〖知識の一方通行性を排し”他数通行性”を持とう〗

5,頭脳活性化の三要素

 頭脳を活性化させる要素、それは次の三つです。
 〖気づき・閃き・思いつき〗
 
これが生じた時の頭脳は間違いなく喜んでおりましょうね、正しくシナプスがご馳走に有りつけた際の電光なのでした。
 常に得られるコツは{トンボの複眼策で丁寧に見る=視る}ことに尽きますよ、ただ眺めていただけでは絶対に飛び出さぬ現象なのですね。 

6,自分のIQレベルが分かるコツ

①、脳トレの共通項
 世の中には「数独」「パズル」「漢字合わせ」など〔脳トレ〕と言われる物は幾つも有りますが、それらに共通する一つの事柄につきお気づきでしょうか。
〖脳トレの共通項は{?}の提供なり〗
 はい、全ての{脳トレ}は疑問を提示して考察させようとの単純な仕組みに過ぎないのですよ。
 では、そんな安直な物らが何ゆえ持てはやされるのでしょうか、つまり普段から頭脳を使う習慣がないからではありませんか。
 さて、となれば事は極めて明白であり自分で{考察物}を用意すれば良いだけです。
 
②、例を2つ
○、{百円玉}の表裏の図柄を紙に描いてみる
 大きさの誤差が2,3mm以内で、しかも絵模様の正確度が満足いく程度なら{IQ≒120以上}と捉えられましょうし、それ以下についてもモチロン見当はつきますね。
○、(自分の氏名)を末尾から逆に唱えてみる
 3秒以内で言えたなら{IQ≒120以上}と思って良く、10秒以内なら{IQ≒100}とも考えられましょうね。
 もちろんコレは私の独断ですが、しかし数値は兎も角も的はついていること確信して居りますよ。
〖脳トレ道具は身近に幾らでもある〗
 
③、解説1
 〇、{百円玉}の表裏云々につき
 これは{観察力問題}ですからね、普段どれだけ{視る力}を使っているか否かが明確に成ってまいりますよ。
 ちなみに千円札や一万円札には金額表示が幾つあるか言えましょうか、多分は殆どの人が正確に言えないのではありませんか。
 なお、これにて{”見る”から“視る”へ}と転換なさるようおススメして置きます、{トンボの複眼}を想いだして下されば分かりましょう。
〖”視力”とは本来、注視する力を言い指すものなり〗
 
④、解説2
○、自分の氏名云々につき
 これは「名前を尻から言え」などとの予期せぬ事態への対応力が問われるものですね、つまり利発な性格か否かが分かりますよ、きっと。
 さて、ならば賢く成れるには一体どうしたら良いのでしょうか。
 もちろん在り来たりですが{上から横から裏から逆さから観察する}との発想が頭脳の活性化に大きく貢献することは間違いありませんね。
〖基本はヤハリ地道なり〗 

『Ⅱ、心神の活性化につき』

1,夢や希望は実現するのが前提

 「それは夢だから諦めろ」と世人は言う。
 しかしながら、それは大きな間違いですよ。
 夢や希望は成就するよう約束された上で芽生えてくるのは確かなのですね。
 ナゼなら、自然を見れば分りましょう。
〖草や木がソレを明確に証明している〗
 例えばユリの花やケヤキの木の芽が地上に顔を出したなら、いずれは楚々としたキレイな花が咲くのだし他を圧する大木となること約束されているのですよ、地中にソレを実現するための根が既に出来ているゆえのこと。
 人間も同じで身の内に{夢を叶えさせる根っこ(能力)が既に出来ている}から希望の芽が現われ出たのは間違いありませんよ。
 従って{夢や希望は成就するのが大前提}だったという訳でした。
 もしもダメだった場合は環境の所為だと言い切れましょう、草木の芽が踏まれたり風雨によるダメージからの事であって、本人の問題ではないのです。

2,自分を無能にしている最たるもの

 それは{思い込み}でしょうね。
 ナゼなら【柵:しがらみ】だからです、{思い込み=心の囲い込み}で自分の心神を閉じ込め封じ込んでいること間違いありませんよ。
 つまりは自ら心に柵を作って折角の能力を潜在化させ身体の奥底に押し込めているという話なのでした、これは極めてモッタイナイ。
〖 特に”私にはムリ”が曲者〗
 
それこそが柵の典型です。

3,可能性は5%しかない?

①、だが残りは非可能や不可能ではない
 しばしば「成功する可能性は5%ほどしかない」などとの言葉を耳にしましょう、「だから諦めろ」と否定する言葉を含ませてですね。
 しかし私には次のように断言できますよ。
〖残りの95%は全て”純可能性”なり〗
 つまり条件次第で直ぐにも可能性側に回るような程度のものばかりなのではありませんか。
 その証拠? 簡単に提示できますよ。
 
②、帆船が良い例
 はい、条件次第の良い例に{帆船}が挙げられましょう、これは明確です。
 たとえ完全な逆風であっても帆を斜めにすればタチマチ船は進むので、となれば正しく{帆の立て方次第}との条件問題に過ぎないのではありませんか。
 さて、これは極めて大事なことなので次のように強調して置きましょう。
〖全くな反対は有りえず、全てが条件提示を待っている〗
 そうなのですよ、とても抗い得ないと思える逆風だとて帆船はミゴトに利用できているゆえに。

③、理想像を秘めている
 この世の物々事々全てが理想像を秘めているのではありませんか。
 つまりは現状を変える新しい仕組みが生まれること、改善されること、より良い形や中身の充実を望んでいるのでした。
 それゆえ、たとえ一見は{不可}との壁に見えても実際は条件次第で{可}に代わりうるはずなのですよ。
 何しろ「なるべく理想像に近づきたい」との願望が潜んでいるからですね。
〖物事の全てが改善・改革を待っている〗
 
要するに現状が変更されるのを望んでいるという訳でした、今より良い姿への変容を期待しているのは間違いないゆえに。
 その中には当然に子供たちの学力アップ、能力向上も含まれておりましょう、「どんな事柄でも成長の可能性は無限にある」と私は確信して止みませんのです。

 4,三日坊主にならぬコツ

①、三日坊主の心理

○、前日の決意「毎日ダラダラしていてはダメだ、よし、毎日5km走るぞ」
○、1日目「うんうん、ガンバって6km走ったから私はエライ」
○、2日目「今日はチョッとガンバって5,5kmだったから疲れた」
○、3日目「シンドイ、昨日までに目標より1,5km多く走っているから○、今日は3,5kmでイイや」
○、4日目「体がダルイ、休もう」
○、5日目「もう、止めた、どうせ私はダメな人間さ」
 かくして自己否定者が生まれるのでした。
〖続かぬ理由はガンバリ過ぎるから〗
 
はい、目一杯に行っては意欲が減退すること至って当然ですね。
 日々楽しく続けられるコツを知らぬだけのことにて、それを次に提供しましょう。

②、三”年”坊主の心理
○、
前日の決意「よし、毎日走るぞ、5kmは出来そうだが先ずは7割の3、5kmにしよう」
○、1日目「ユックリと速足程度でイイのさ、ソレだけでも遣らないよりは遥かにグッドだ」
○、2日目「うん、丁寧に走っていると足の出し方など色々と改善したくなって来るね」
○、3日目「なんか余裕が出て4kmにしたいが、物足りないくらいでイイさ」
○、4日目「5kmも楽にできそうだし速くも走れるようになったから嬉しいね、ならば目標を7kmにし、今日はその7割で5kmだ」
 かくして延々と成長し続くのでした。
〖続けたくなるコツは“丁寧”と“物足りなさ”にある〗
 
はい、すると成長する喜びと楽しみが誘発され続けることに成りましょうからね、これは有り難いものなのではありませんか。

5,続けたくなるコツの真髄

 一つの簡単な試みをしてみましょう。
 紙に貴方のお名前を次の手順で書いて頂きます。
A:先ずは普段通り気軽に書く
B:次に今度は誰かに見せるためユックリと丁寧に記す
 さて、{A}の結果には何も思わないが、{B}の場合は物足りなさが感じるはずですよ、「もっとキチッと書けたはずだ」と修正したい気持ちが出るのではありませんか。
 はい、結論です。
〖”丁寧”にユックリと為す行為には「もっと優れた物を」との向上欲が湧いてくる〗
 
はい、これにつき{4項}のモノと併せればヨク分かって参りましょう。

6,途中で止めたくなったなら

①、過去を振り返ろう
 積み重ねてきた道を振り返ると直ぐにも前進への意欲が湧き上がって参りましょう。
 例えば神社の長い階段です。
 疲れた頃に上を見ればマダマダ先が長いので止めようかと思い始めるのではありませんか、ダレもがね。
 さて、その際にコレまで登って来た階段の高さを振り返ると次のような{魂}の声が心に聞えてくるのでした。
〖これ等をムダにしてしまったら勿体ないぞ、自分よ〗
 
* {魂}の声につき、{7,心には二人いる}をご参照ください。
 はい、これで奮起し「ヨシ、もっと登ろう」との意欲が一気に湧いて参りましょうし、モチロンこの現象は人間界のアラユル事柄にも適用できるはずですよ、間違いなく。
 * なお登山の場合は別物です、悪天候でなら引き返して我が身の安全を先ずは保つ発想を持つと後に再び挑戦する気概が生まれるものですね。
 
②、実績は大きいと気づこう
 
はい、そうなのでした、重ねた実績は間違いなく大きいゆえに、それをソックリそのままムダにしてしまっては後悔しましょう、後々までも。
 つまり例えば出来上がりかけていた建物を放棄してしまう愚かさが目に見えてくるのですよ、振り返ったならばね。
 要するに疲れてツイツイ投げ出したくなった場合には{過去への振り返り}を為さることおススメする次第です。
〖これ迄の実績が大きいからこそ疲れが生じたもの〗

 ③、前以て喜ぼう
〖達成した時の喜びを想像しょう〗
 はい、事が成り歓喜に浸っている自分の姿を想像してみるのですよ。
 えーえー、これで更なる意欲が沸いてくること請け合って置きたいものですね。
 すると必ず直ぐにも「ヨシ、続けよう」と発奮しだしますから、これは凄いパワーでありエネルギー源であること疑いようがありませんでしょう。
 大事なので繰りかえします。
 達成できた際の喜び嬉しさが大きいだろうと想えるほど継続への意欲が強くも高くも成ってくること間違いないのです。
〖達成時の歓喜を想像すると奇跡が起こる〗

7,心には二人いる

 心の中では常に前進と躊躇、肯定と否定の二つの相反する思いがせめぎ合っておりましょう、神社の階段で進もうか止めようかがソレですね。
 さて、この両者につき一つは{魂}で、もう一方が{自我}なのだと捉えてみれば合点が行くはずですよ、そもそも{自我}通しが対抗し合うことなど全くあり得ません。
 従って、いつも迷った場合には{魂}側に添った判断をしていれば間違いはなく当然に後悔することもないという話には成って参りましょう、これは道理です。
〖迷ったなら魂に従えば良い〗

8,{運よく出来た}はない

 「運良くできた」という言葉をヨク耳にしますね。
 しかし、それって運が良いのではなく、既に{上出来}になるような土壌が心身に育まれていたからのことに間違いありませんよ、恐らくはね。
 つまり、偶然じゃなく必然の可能性が高いものと捉えてみれば分りましょう、{100%の偶然}なんぞ、そうそうないのですよ。
 要するに「上手く行った」という場合は、そうなる能力が既に我が身の内で息づいていた結果によるものという話なのでした。
 子どもにとって周囲の大人たちに褒められることこそ自信になるのですからね、となれば上記した話しを諭してやることの意味合いは大きいでしょうね、絶対に。
〖偶然と思えることの殆どは必然的に起きたものなり〗

9、欠点は{渋柿}のようなもの

①、欠点≒良点
 若い人たちは自分の性格に振り回されるものですね、そうして大概は悪い方に捉えて悶々とするのではありませんか。
 さて、「人間万事塞翁が馬」と言いましょう、結果的には良いも悪いもないとの発想です。
 これにつき皆さんご存じのように性格の良し悪しにも言えるのですよ。
 {優柔不断}は視点を変えれば{慎重、転ばぬ先の杖}なのだとも取れますし、果敢なのは無鉄砲でもありましょう。
〖視点次第で好悪は換わる〗

②、渋柿は甘柿よりグッドになる
 さて、渋柿は皮剥きし干せば甘柿と同じになり、しかもベトベトする熟柿より食べやすいでしょう。
 ならば次のように定義できること間違いありませんね。
〖欠点は工夫次第で良点となる〗
 つまりは逆風での帆船と同じだという訳でした。
 要するにですね、この世の事柄は容易に解決可能に出来ているということに成っては参りましょう、単に気づくか否かだけのことに過ぎないのですよ。

10、{キライな事}を出来るようにするコツ

①、例を{ニンジン嫌いの克服}にすると
 親から「食べなさい」と迫られたとしましょう、すると先ずは端っこをチョピッとだけ摘まんでオモムロに噛みだすはずですね、それはユックリと、恐る恐る。
 さて、ここがミソですよ、この時点で止めてしまうのです。
〖途中で止める〗
 一般には周りの大人が「それ、ガンバレ」と励ましましょうが逆です、それ以上はススメずに止めさせるのですよ。
 はい、繰りかえし強調しますが「よくガンバれたね」と褒めて終わりにしてしまいましょう。
 すると次の日まで子供の真理に興味深い感情が芽生えてくるから、これは愉快ですよ。
 ナゼなら、ガンガン煩く叱咤激励されるのを覚悟していた子供は拍子抜けするからですよ、ほぼ必ずに。

②、固定観念が破れる
  さて、次の日には面白い展開となっては参りましょう。
  拍子抜けの反動で夜の間に次のような心理が働きだすのでした、ほぼ確実にです。
「うん? 意外と食べることが出来るかも!」
 
つまり、もの足りない気持ちが出てきて再チャレンジしたくなるのですよ、愉快なことにね。
 はい、親を喜ばせたくなって自分から「食べてみたい」と言いだす算段でした。
え、「なぜそうなるか」ですって?
 「キライだ」というシツコイ固定観念が溶けだし修正されるからですし、上方で述べた秘めたる理想形に近づきたいという潜在意識をも刺激するからという訳でした。

『Ⅲ、心育は家族の慈愛から』

1,EQは家庭で育つ

 情操は家庭の雰囲気が下地になりましょうね。
 その上て、外での見聞きをどのように捉え認識するかが定まってくるのではありませんか、多分ですが。
 はい、モチロン改まっての会話でなくフトする日常的な言葉の交わし合いだけであっても、その場で大人が垣間見せる思考がジワリと子供たちの感性を揺さぶることも多いのは間違いないのですよ。
 そうですね、むしろ逆にさり気ない心配りの方が水琴窟のように後々まで効能を持つことも有るのは容易に想像できて参ります。
 このこと大事なので強調して置きましょう。
 何かのアドバイスをする時にはですよ、一見はさり気なく然し、その実はシッカリと思いを込め心の中で次のように言いましょう。
〖お前の成長に役だったなら、こよなく嬉しいものさ〗

2,{心育}という考えが有ってイイ

 ご存じのように学校では知育と体育のみを柱に運営されておりましょう。
 つまり系統的な{心の育成=心育}は行っていないですね、道徳としての体裁で細々と行っている程度で済ませているようです。
 早い話が{EQの向上策}に関する学校教育はないのですよ。
 それならば祖父母が率先して遣らなければならないのではありませんか、忙しい父母に代わってです。
〖むしろ厳しく成り勝ちな父母よりはソフトな祖父母が適切なり〗

3,{心育}は会話の中でできるもの

 {心育}は日常生活の中で出来ましょうね、フトする会話で容易に大きな効果をあげられるものですよ。
 先ずおススメしたいのは「これは、コレコレの理由でコウしてくれないか」と判断を委ねる体裁をとることです。
 すると相手は託されて心地よい気分となり望む形の結果を出してくれましょう、きっと。
 はい、文章で提示すればごく当たり前のことではありますが然し、一般的にはツイ「コウするべきだ」との高飛車な姿勢で意見する格好に成りがちなのではないでしょうか。
〖判断や行動を託すと受容性と積極性が育つ〗

『Ⅳ、心の病を防ぐ方法』

1,子供たちは辛い

 学校では共に未熟な者たちの集団だから軋轢が生じやすいものですね。
 当然に適切な対処策にも気づき得ぬから結果として心を病む子も出てくるのでした。
 さて、スポーツ選手たちはその筋の専門家として技量の磨きを欠かせませんね。
 ならば、人間の専門家として個々人も心神の研磨をすべきではないでしょうか、何も歯磨きだけに留まるべきではありませんよ。
 はい、そんな観点から現状を見回すと憂えられることばかりが目に付いては参ります。

2,心を病む第一因

①、クルマ酔いと同じ
 最も心を病みやすい原因、それはクルマに乗った場合に例えれば分かり易いでしょうね。
 {車酔い}するのは後部座席に乗っている人であり、運転手は酔いませんよ。
 酔う早さや深さは運転手次第ですからね、ずい分と乱暴な急発進やジグザグ走行されたなら、それはヒドイことに成っては参りましょう、辛いです。
 これと同じで他人の好き勝手に振舞わされる日々を送るとミゴトに心が病んでくること間違いないのですよ、それが親や兄弟、学校の同級生など身近な者だったならば頻度も高くなるから耐え難いのでした。
〖車酔いならぬ”悪意酔い”で人は病む〗
 はい、耐え難いがゆえに心神を別の世界へと移してしまうのが、いわゆる精神病疾患なのではありませんか。

②、入院は長引く
 さて、問題は更に続きましょう、酔っている人が自分から降車を主張することは難しいかも知れませんよ。
 そんな無謀運転する者は支配欲の強いヤツと相場が決まっていますからグッタリと返事が出来なくなるまで「車を止めよう、降ろしてやろう」との発想が生じ難いのではないでしょうか。
 ナゼならですね。
 支配する側もまた誰かの傍若無人な仕置に苦しんでいる場合も多いのですよ、その鬱憤を心優しくも気弱い人物へと向けているからの事なのだろうと私は推察しているのでした。
〖悪の連鎖は弱者に向かう〗
 かくして長い間も精神病院に入ったまま出ては来れない人生を送ることに成ってしまうのですからね、それは気の毒すぎましょう、残念すぎます。
  なお、そんな現象が世の中から消えてなくなるよう願いを込め、車酔いに擬して{悪意酔い}と私は名づけていることを言い添えて置きましょう。 

3,向き合い方

①、誹謗・中傷への適切な対処策
 
通りを歩いていると時折、イキナリ無暗に吠えかかって来る庭犬が居りましょうね。
 この犬と同じでガ-ガ-騒ぎ立てる者は自分の心の事情で吠えたてること明らかなのでありませんか、コントロール不能のガキなのですよ。
 さて、これに対処するブッダの教えがあるのでした。
売られたケンカは買わねば売り手が持ち帰る他ない〗
 
つまりは無視して通り過ぎるだけの話ですね、反応した場合どうなるか容易に想像できましょう。
 早い話が面倒になるゆえ放って置くのが一番です、泰然自若な姿勢こそ最も彼らをショゲさせるゆえ、それも痛快なのではありませんか。
 
②、柔道の受け身練習も
 
柔道では投げられてもケガせぬよう先ず以て{受け身}の練習をするのですが、これは使えましょう。
 そんな発想で悪口陰口を受け流す練習と捉えたなら上手く行くのではありませんか、要はヤハリ軽く受け流すということに尽きるのですよ。
〖罵声を浴びても聞き流せば良いだけのこと〗
 
もちろん心の研磨との意味合いに於いては可なり良い方策になるはずですね。

③、問題は残る
 さて、子供にそんな飄々・泰然自若な態度が出来るか否か、それは大いに疑問でしょうね。
 それならば一体どうしたら良いのか。
〖散歩に連れ出し、歩きながら「辛いことはないか」と問う〗
 はい、これは効きましょう、子供の反応は色々様々なれど心の中は可なり融解するはずですよ。
 実を言うとお孫さんに「あの時、お爺ちゃんに問いかけられたことで大きな決断(つまり自死)を思い止まれた」と十数年後に打ち明けられた方の逸話を私は知っているのでした。
 何せ一人で悶々としている時の優しい水向けは随分と有り難いことに違いありませんのです。

『おわりに』

 記述した内容につき、全て私が独自に考案・考察した言わば非常識ならぬ不常識な事ばかりなので読後に気疲れ為された方も居られましょう、お詫びします。
 ですが、その分ほど我が子や孫への導き力に成ったとお捉え頂ければ幸いであり、もちろんご自分の頭脳にも珍しい脳トレ遊びに出会えただろうと自負してもおります。

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