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たちどまって考える


SNSへ熱心に写真投稿するより、その集中力をもっと読書や映画にあてたほうがいいんじゃない?
ヤマザキマリ著/たちどまって考える


外出制限が始まった当初、ヤマザキマリさんが息子デルスさんに言われたコトバだ。耳が痛い。もちろん、ふたりの会話は、SNSの良し悪しを言ってるのではない。意味があることも加減を知った方がいいよ、ということなのだ。ここでたちどまって考えてみよう。

最近、読んだ未達大和さんの本の中に「収入範囲内でしか使わない」とあった。これが加減である。欲望に負けないで自己を保つということだ。
 
そして、もう一つたちどまって考えたいのは、SNSとどのように付き合うのかである。『手塚治虫著/火の鳥-未来編』のようなことが起こりうるのであれば、(おそらく起こるのであろう)スーパーコンピュータ、AIに人類は何を打ち込むのかが重要なことになる。

先日、『生くる』などの著者、執行草舟氏がYouTubeなどのSNSをはじめたきっかけを語られていた。もちろん、各々が決めてSNSへ打ち込めばいい。けれど、氏の語ることも一つの考えだと深く肚に落ちた。

何を打ち込むのか、それは道徳的なことではなく、高貴性と野蛮性からなる野生ではないだろかと考えている。自分自身にも。