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忍耐の根底に必要なもの

おはようございます。今日は、下村湖人氏「青年の思索のために」により抜粋しました。

昨今、忍耐などと似ている言葉で敬遠しがちなのが「がんばる」。がんばるということが、良くないことのように思われています。しかし、それもまた疑うことも大切なのだ、と下村湖人を読んで思いました。

忍耐、謙虚、調和、勇気というような美徳も、それが美徳であるのは、その根底に愛の心が流れているから
下村 湖人著/青年の思索のために

昨今、忍耐などと似ている言葉で敬遠しがちなのが「がんばる」。がんばるということが、良くないことのように思われています。しかし、それもまた疑うことも大切なのだ、と下村湖人を読んで思いました。

上記抜粋の一節を読んでもわかるように、そもそも その根底になにがあるのかが重要だったのです。何のためにそれをやっているのか、というそもそも。

下村湖人は、根底に「愛」がなければ、このように言っています。

忍耐は怨恨の源になり、謙譲や調和は卑屈や妥協の別名にすぎず、勇気は粗暴とえらぶところのない悪徳であるかも知れないのであり ます。下村 湖人著/青年の思索のために 

そもそも起きた物事には、色がついていない。色をつけているのは自分だと言われます。どうやら人間は、起きた出来事に反射的に色をつけてしまうのですが、その後どのような色を付けなおすのか、さらに深めるのかは選ぶことができます。

思索を調べると、物事の道理をたどって考えていくこと、とありました。本書は、道理を考えるにあたり共に歩んでくれそうです。

それでは、今日もよい一日を。