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アナログと木曜日

言葉は不思議だ。奥底に流れる涙に触れると数多の表情があらわれる。
それがたとえ「さよなら」という言葉であっても。『木曜日』というありふれた言葉であっても。
ビートたけし原作、映画「アナログ」。この映画の随所に出てくる生命の火花、そして呻吟。北野節が深く深く生命を賦活させる。
デジタルが悪いのではない、アナログが良いのではない。その両方が和合したとき目頭が熱くなる。そのときまた歩き出せるのだ。