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#7 漁師的朝食

 パリに帰ってきた。
 時差ボケ解消に一番いいのは、ワガママな寝方なんだそうだ。眠たくなったら寝る、眠くなければ起きていればいい…と書けば簡単なようだが、これができる人が世の中にどれくらいいるんだろうか。唯一できるのは3歳児くらいだろう。海外旅行者の多くの場合は、到着した日に食事の約束があったりとか、観光スケジュールを詰めっつめに詰めちゃって、なんとか眠ろうと思っても真夜中に目が覚めてそれっきり、翌日はフラフラで観光なんてことになってるんじゃないかと思う。

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